二次なりきり掲示板

ロイメライの隠し場所 』 -お知らせ>>238- ( No.240 )
日時: 2015/08/19 16:16
名前: Dietrich (ID: 3L0NyJ0C)

【夜中のある道中/ラヴレンチ=ヴォスコボエワ】

「あ、いいのいいの、僕そういうの気にしないし慣れてるから」

 変人だと言われるのはいいことだ、それだけで自分は嬉しくなる。個性の強い赤月の中では、自分さえ埋もれてしまうのだ。こうやってまともに自分の個性を肯定してくれる彼女の発言にラヴレンチは嬉しく思っていた。勿論、彼は彼女にしてみれば不審者である自分の脅威を知らない。

 それにしても良く舌が回ったものだ、それに大分見た目と印象の違う口調だった。こういう子だったらもっと大人を舐めているような、ねっとりとした、調子の良い理屈をこねくり回すような事を言うんだと思っていたが。やはりいい子なんだと、見た目で人を決めてしまっていた自分に反省する。

「こちらこそごめんねー? なんだかこんな夜中に出歩く不真面目な子だと思っちゃってたからさ。案外いい子なんだね」

 不躾な事を口にしながらも、未だわさやかな笑みを浮かべていたラヴレンチは、投げやりな言葉を聞いて許しの言葉と取ったらしく、ぱっとその表情を更に明るくする。

「そっかそっか! やっと僕の事を信頼してくれたんだね! そうときまれば早速君の家までついていってあげよう、所でお家はどこなんだい?」

 見た目は細い指だがやはりその力は成人男性のものであり、がっちりと見ず知らずの少女の腕をつかんだ。


>>238
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