二次なりきり掲示板

※じわじわとイベントを準備しようとしているロールです。 ( No.316 )
日時: 2015/09/14 06:35
名前: 佐鳥 (ID: LuHX0g2z)

>>313


【赤月本部廊下→赤月隊長のオフィス付近/上脇助次郎】


頭を下げて、感じよく笑って、こんなこと10代の自分には出来なかった。礼儀礼節を叩き込まれた身のこなしと滑らかな日本語は、欧米を思わせる顔立ちをしていれど、きっと日本生まれの日本育ちなのだろう。まあ他人の出生なんて別にどこだってかまわないけれど。規律を正しく振る舞うヴェレーノを今一度見ると、相変わらず君は出来た子だねぇ、なんてまたいつもの調子でのたまった。

本当によく出来た子だ。就職先に赤月を選ばなくても十分生きて行けそうな気がするくらい。——それでもきっと、普遍的に振る舞えどそれだけでは人間の本性を見極められないのもわかるけれど。

「あ、ほんと? ふーん……そうなの」

しばらく助次郎の視線は珍しいものでも捕えたように彼女の腕の中を見ていたが、ヴェレーノの問いにふっと顔を上げた。
どうやら自分はまた、関係ない話をしていたようだ。其処に或る顔は先程のように明朗にほほ笑むことは無く、何処か苛立ちを孕んでいる。
相手を苛立たせるのは自分も極まりが悪いしいい気がしないし運が悪いと面倒臭くなる。話が脱線するのは大好きだけれどもそれならば仕方ないと助次郎は背筋をゆっくりと伸ばし、顔の位置を元に戻した。
「あー、そうだごめん。そうそう、隊長に用があンの。あー、だから……出来るなら呼んで」



【それでは今回もお互いさまで参りましょー^^b】