二次なりきり掲示板
- Re: 【じわじわと】『 トロイメライの隠し場所 』【イベントの】 ( No.321 )
- 日時: 2015/09/14 23:36
- 名前: フレア (ID: wJNgr93.)
- 参照: http://ヴェノのキャラ用紙を書き加えました。
>>320【赤月隊長のオフィス/ヴェレーノ=ファルファッラ】
別に世間話が嫌いなわけではない、いや嫌いだけれど人によるのだ。例えば同僚達とはあまりしたくない、面倒くさいしうるさいし突飛な方向に話が飛ぶからとても疲れる。それに比べて年上の、それもおとなしそうな人とはしても疲れない。どちらかといえば居心地の良い空間が作れるし、話も弾むのだ。
で、今自分の隣にいるこの人は前者でも後者でもない。性質的には同僚達と一緒、けれど疲れるのかといえばそうではなく、居心地いい方だし突飛に話が飛ぶのかといえばそうではない。けれども言動がイラつく、そんな感じ。
笑いを抑えていたのに若干イラつくが、ため息を一つついてそれを収めた。今ここで皮肉な言葉をかましたら色々といけない気がする、それに相手はお偉いさんだ。自分の立場をわきまえることぐらい成人していなくてもわかっている。
「そうですね...今までに成功した人は僕を含めて3人でしょうか。入隊する前は知りませんが、少なくとも僕がここに来てからコレができた人はほとんどいません。」
ドサッと資料を机の上におけば、そう言葉を返して鼻で笑う。オフィスの鍵を開けれる人間がそう何人もいてたまるものか。自分だって今は亡き隊員に教えてもらって、技を磨いてやっとできるようになったのだから。いとも簡単にできてもらったら困る、いや困るを通り越して殺意すらわくかもしれない。
「なんでこんな時にいないんだよ、何してんのあの人」そう呟いて舌打ちを一つすれば、ファルは頭を掻いて横目で上脇を見据えた。あぁどうしようか、このまま帰ってもいいが後々気になっても面倒だ。それにいるとしたら街だろう、先ほど訓練所に顔を出した時は見当たらなかったし、すれ違うこともなかったから。なんとなくだけど、声音から大切なようだと思う。ならば余計に放って置くわけにはいかない気がした、後で文句を言われても面倒だし。
頭の中でそう言い訳をすれば、もう一度ため息をついて視線をそらす。もっと面倒にならないために先に手を打っておくだけだ、助けたりするわけではない。
「そうですね、不在のようです。よろしければご一緒にお探しいたしますよ。心当たりは何箇所かありますし、闇雲に探すよりはマシでしょう?」
ヘラリと笑って首をかしげる。こんな風にファルが言うことは珍しく、同僚なんかが近くにいたら「なんで?!お前変なものでも食ったの?!」と騒ぎまくることは目に見えている。男限定だけれど。
少しキョトンとした後に、「まぁ、隊長ですしね」と言って少しだけおかしそうにクスリと笑った。鍵が本棚にまで付いていたり、ちょっとした仕掛けがあったり、ここにどれだけ貴重なものがあるのかがよくわかる。初めてこの部屋に足を踏み入れた時はファルだって驚いたのだ、世の中まだまだ広いなぁ、なんて思ったのはそう昔ではない。
【全然オーケーなのですよっ。こちらこそ絡みづらくすいません】
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