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二次なりきり掲示板
- Re: 【じわじわと】『 トロイメライの隠し場所 』【イベントの】 ( No.371 )
- 日時: 2015/09/26 22:28
- 名前: 霧時雨 (ID: rE1CEdls)
>>369 【深夜の公園/三宮裕次郎】
「……ふむ。」
相手が一合も打ち合わず引いたのを見て、さらに相手の様子がおかしい事に気づく。先ほどの大鎌。あれはどこからどう見ても、体から出したようには見えない。おそらく、魔術の類。
それに加え、相手の挙動が疎か過ぎる。こちらを舐めきっているなら話は別だが、一人での戦いには慣れていない、もしくは基本的に一人では戦わない、と言ったところか。
もっとも、そうであれ罠と言う可能性もある。油断をすれば、即死。
と、相手が条件を出した頃を見計らい、一歩前に出る。
「……ふむ。見たところですが、貴方も本調子ではないようですな。魔術も存分には使えぬようだ。」
鎌をかけつつ、状況を判断する。今の状況で、赤月と吸血鬼の一角を統べる者が戦えば、負けるのは必至に近い。
さらに、情報によれば吸血鬼の勢力はまだ存在する。疲弊しきったところを第三者に狙われでもしたら、洒落にもならない。であるならば、多少の恥を被ってでも、今は耐えるときだ。
「良いでしょう、ここはその条件を飲みましょう。無論、我々も後追いや尾行などは致しません。ただし、その代わりと言っては何ですが、今回の戦闘を無かったことにしていただけますかな?」
こちらは武器の損耗をしただけだ。吸血鬼相手に人員が無傷なら、御の字だろう。
それに、悪いことだけではない。相手の吸血鬼の能力の片鱗、それから『姫』という、おそらくこの吸血鬼より上の立場の者。それらが分かっただけでも、十分に利益はある。
「され、それでよろしいですかな?公園とはいえ、いつ人の目はあるとも限りますまい。」
そういうと、仕込み杖を納刀し、敵意はもう無いことを見せる。
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