二次なりきり掲示板

イベント1 ( No.378 )
日時: 2015/09/28 16:12
名前: 佐鳥 (ID: LuHX0g2z)
参照: 1000字が消えて死にたいorz

>>360

【赤月本部/上脇助次郎】

冷笑するヴェレーノに助次郎は指こそ差さないが、ポケットに手を突っ込んで肩を震わせ、びっしりと並んだ矯正器具をむき出しにして目を見開き、声をわざとらしく音声化させて笑うのだった。
強いて言うなら相手の態度が腹立たしいから、報復してやりたいのだ。忍耐なんて言葉は知らない。我慢なんてする気分じゃない。ただ、こんな風に相手をしてやったりと馬鹿にしてみても、彼の心の底がはいつでも純粋に晴れることは滅多なことではなかった。

「ほら、やっぱり怒ってるじゃん。怒ってない人がそんな慇懃無礼な態度になるはずないじゃん。馬鹿は君でしょ? ファルファッラさん」

慇懃無礼と言う言葉を強調しながら、助次郎は尚も挑発をやめなかった。ただその目つきは下卑た笑いから冷たく相手を睨むような目つきに代わり、それに同期するように声色も大人しく、ただし冷静とは言えない時を孕んだものと変わり、言葉だけを淡々と吐き出して言った。
それは目の前に或るヴェレーノの後頭部に向かって呪う様に。

「すでに起こっている人を更に怒らせるような気分じゃないよ。ただね、君の態度が気に入らないの。なんなわけ? 案内するとか言って本当は嫌なんじゃないの。 なら、無理はしないでいいんだけど」

それなら日を改める。次はアポイントメントを取って余計な誰かに会わないようにする。今日だって本当は最初からそうすればよかったのに、自分は何をしているのだろう。
厄日。その言葉だけが頭の中を横切った。