二次なりきり掲示板
- Re: 【じわじわと】『 トロイメライの隠し場所 』【イベントの】 ( No.379 )
- 日時: 2015/09/28 17:29
- 名前: フレア (ID: nLPrrFyW)
>>378【赤月本部/ヴェノーレ=ファルファッラ】
(うわぁ...僕なんか変なスイッチ押しちゃった感じ?めんどくさ)
肩を震わせ目を見開き、その矯正されている歯を隠すことなく笑う上脇を見てヴェノはとても失礼なことを頭の片隅で考えていた。相手がおかしくなればなるほど自分は冷静になるというものだ、ほんとなら自分もおかしくなりたい所なんだけれど。「慇懃無礼」と、その言葉に内心少し驚いた。まさにその通りなのだ、上手く隠しているつもりはなかった(というか隠す気がなかった)が、こうも強調して言われると腹も立つものである。
くるりと振り向いたヴェノは手を後ろに回して、血が出るのでないかというほど爪を立てて腕を握る。痛みで自分の苛立ちを抑えておかなければ、今にも自分のことを睨む様な目つきで見つめる男に罵詈雑言を浴びせそうなのだ。
ケラケラと笑う顔ではなく、ププーッという様な小馬鹿にした笑みを浮かべ、目を細めて上脇の視線を受け止めた。
「だから怒ってないですってば。そう見えるんなら、それは僕の生まれつきの顔と雰囲気なんでー。ていうかやっぱり気づきました?慇懃無礼な態度、これが僕なんでわかってもらえるとありがたいんですけどネ。」
あとバカじゃないですよ、そう言った時には後ろの腕を掴むのはやめており、爪のあとがついて内出血を起こしているであろう場所を隠す様に前で腕を組んだ。
慇懃無礼なら態度を取るのが自分であり、普段ならそれがわかる様に振舞ったりなどしない。だってあとが面倒くさいし、自分が不利になる様な立場に自ら行くのは至極バカらしい。上手く立ち回ってなんぼの世界で、そんなリスクを犯すなんて世界から消えたい人間がする事だ。
「態度が気に入らないって言われてもですね...って、はぁ?アンタ、それ本気で言ってるんですか」
少し悩んだ声から一転、呆れと苛立ちを含んだ声音に変わったヴェノの額にはシワが寄っている。目の前の男の視線を受け止めながら、この男は自分が嫌な事をわざわざ引き受けると思っているのだろうかと、そう思う。そりゃあ深い付き合いなわけでもないし、こうやってきちんと話したのなんて今日初めてだ。それでも、頭のいいこと男ならその短時間の間にわかっていてもおかしくはないと思うのだけれど。
(本当に嫌なら途中で誰かに押し付けてさっさと逃げるし)
そう心中で呟けば、小さなため息をついて目線を上脇から逸らす。もういい、意地とか照れとかどうでもよくなってきた。ここまでわからない奴には言葉で言わないと伝わらないと、バカな同僚たちに振り回されて学習したのだ。
「僕、ほんとに嫌なら途中で逃げますから。それをしないって事は別に嫌じゃないって事デスよ。それにこう見えても案外楽しんでるんですけど、貴方と隊長探して歩き回るの。そりゃ苛立つ事の方が多いですけどね。」
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