二次なりきり掲示板

Re: 【じわじわと】『 トロイメライの隠し場所 』【イベントの】 ( No.386 )
日時: 2015/10/01 22:22
名前: 霧時雨 (ID: rE1CEdls)

>>376 【深夜の公園/三宮裕次郎】

「いえ、結構です。十分、分かりやすかったですな。」
そういうと、微笑みを返し、ちらりと後ろの赤月の三人を見る。
録音、筆記共に取れている様だ。まあ、自信も記憶しているため問題は無いが。

「では、次は私ですな。基本的に、赤月は様々な武具を扱います。中には武器といえぬ武器もありますぞ。
そして、その大体が固有の武器を持っています。私であれば、この仕込み杖でしょうな。」
そう言うと杖を見せるように軽く上げる。中身には日本刀が仕込まれているため、見た目以上に重い物だ。

「さて……長居は無用。お互いに情報も交換できたことですし、ここは大人しく去ると致しましょう。
あなた方は先に支部に帰投し、報告を頼みますよ。」
赤月の三人に告げると、老紳士は空を見上げる。月もわずかに傾きつつあった。
日が明けるには早すぎるが、それでも日付は変わっている。あと二三時間もすれば、空が白み始めるだろう。
万が一、だが後ろから襲われることも無いだろう。相手にとって、何のメリットも無い。念のため、いつでも抜刀はできるようにしてあるが。

「おっと、最後に一つ、吸血鬼である貴方に塩でも送りましょうか。ただの、老人の忠告ですよ。
……迷いがあるならば、断ち切っておきなさい。その迷いは何時か、貴方自身を焼き尽くしますぞ?」
立ち去る間際にそう言い、笑うでも怒るでもなく、相手の何処かを、その黒い瞳で見透かし。
最後に軽く会釈すると、公園から立ち去った。