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>>351
【図書館/カリーナ・ベレッタ】

しばらく歩くと見馴れた小さな聖堂の様な目的地が姿を現す

普段情報収集や気になる小説を読みに来るので結構好きな場所だ

早速『奴ら』についての情報を得れるような書物を探すか…

暫く書物を探していると隣で本を落とした少女がいた

制服を見る限り近くの学校の生徒だろう

今は亡き我が子も生きていればあの位の歳だったのだろう

そんな事を考えていると興味深い本を見つけた

本の題名は『吸血鬼に人生を狂わされた母親』だ

まるで自分の事を書かれているような気がして本を手に取るが本を取る時に周りの本まで引っ張られ大量の本が大きな音を立て私に降り注ぐ

静かな図書館で大きな音を立てればどうなるかは明白だろう

たくさんの視線が私に突き刺さる

その中にはあの少女もいた