二次なりきり掲示板
- Re: 『 トロイメライの隠し場所 』 -本編解禁- ( No.98 )
- 日時: 2015/08/06 12:22
- 名前: フレア (ID: wJNgr93.)
【時計台の上にて/霜乃】
「恩を仇で返す」その言葉を聞いて、それもそうかな、と一人呟く。しかし、吸血鬼に味方してくれるのなら太陽なんて食べちゃえばいい。朝と夜の区別なんてなくなってしまえばいいのに、なんておもう霜乃は、自分でもわかっていないが少しだけイラついていた。
もう少しで満月だから、それに体が影響しているのかもしれない。よくわからないが、満月の日はいつも以上に吸血衝動が増し抑えがきかなくなってしまう。理性は歯止めが効かず、ただただ欲望のままに行動してしまうのだ。本当に、獣のように...
「こんな顔してるんだよ...。そっか、真谷の子なんだ。」
ワントーン低くなった声は、2時の鐘の音に寄ってかき消されてしまった。見上げていた月から視線を移し、何を考えているのかわからない瞳で才蔵を見つめる。「名前?」と不思議そうにつぶやけば、霜乃は風で取れてしまったローブのフードをかぶろうか迷いやめてしまう。たまには、いいだろう。きっと目の前の男は自分の顔なんてすぐに忘れてしまうのだから。
カツンカツン、とビールを鳴らす。反響する音がリズムを生み出し、鳴らす人を表すかのように冷たかった。血が通っていないから冷たいのではない、昔からそうなのだ。悲しみもなく、ただあるがままを受け入れる。頭が回るからこそ、それがどうしようもないことだと分かればやめてしまう。冷たい人間が、身すらも冷たい吸血鬼に変わった。ただそれだけのこと。
「霜乃は霜乃だよ。アルプ・トラウムの副リーダー」
隠すことなく自分の身分も明かしてしまう。警戒心がないのか、それとも口が滑っただけなのか。恐らくは前者であろう事は予想できるが、変なところでミスをしてしまう霜乃だから後者ということも想像できなくはない。
風に靡く髪を抑え、ほのかに香る目の前の男の血の匂いをばれないように嗅いだ。不味くはなさそう、というかどちらかといえば美味しそうな匂いだった。ここしばらく飲んでいないため、お腹も減っている。それに月の影響で、若干我慢の制御もきかなくなっていた。
「ねぇ、霜乃はとてもお腹が空いているのだけど...君の血、吸ってもいいかな?」
【霜乃動きましたw襲いますね((
満月の夜って、吸血衝動とか増しそうだなぁーみたいな←あるゲームの影響でして...(苦笑)
あ、好きですよっ!バリバリ全開で好きっすww】
総合掲示板
小説投稿掲示板
イラスト投稿掲示板
過去ログ倉庫
その他掲示板
スポンサード リンク