二次なりきり掲示板
- Re: 【コミッション】さよなら世界【スタート】 ( No.23 )
- 日時: 2015/08/10 16:42
- 名前: 緋織 ◆S2QRgg5fs2 (ID: XnbZDj7O)
>>19 >>21
「そう、ですよね。……っ!?」
微笑んだリーゼロッテにエミリーは少しだけホッとしたように口に持っていた手を緩める。
が、その矢先聞こえてきた音にエミリーは胸の前でその手をこわばらせると青い顔でボスたちの円卓を見る。そして予想的中といったようにエミリーは青い顔をさらに青くて内心あわあわと慌て始める。
(あああああボス…!!)
なんてことだ。まさかドールファミリーの椅子を倒してしまうなんて。
そこに座ったことのある人を見たことのあるエミリーはマフィアとしてはふさわしくない気持ちを抱いてしまう。きっとこの場にいる人は誰一人気にしていないだろう。
まだ自分はマフィアになりきれていないのだろうか、と少しだけ落ち込みしゅん、と頭を垂らした。
今こうしてここにいられること自体とても名誉なことで、エミリーにとっては奇跡に近いことなのだ。もっとしっかりしなくては、と秘書の役目を全うするためにコミッションの内容を記憶しようと小さく深呼吸をすると前を向いた。
机に足を乗せ他ファミリーのボスに何かを言っているフィデリオ。それにイラついたようなダグラスさんとディアナさんをみてエミリーはいたたまれない気持ちになる。
そしてエミリーが一歩下がると、左右にいたリーゼロッテとカーティスが自分を見ていることに気づいて少しだけ青い顔でぎこちなく笑みを浮かべ、つぶやくようにして言葉を紡いだ。
「あ、あの…。うちのボスが本当にすみません…」
いつだってボスは自由気ままで、ファミリーにいるときでさえも私やアンダーボスであるバーナビーを翻弄する。でもやるときはきちんとやってくれる人でエミリーはそんなフィデリオを心から信頼し忠誠を誓っているのだ。
珈琲を入れて気分転換をしたい、とつぶやいたカーティスにエミリーは「ほんとですよね…」と苦笑した。
そしてなぜか恋愛話になっているボスたちを呆れたように見ているとフィデリオがこちらを向いた。エミリーは少し驚いたように目を見開くとハテナとこわばった笑みを浮かべ首をかしげる。
そして手を振ったフィデリオに少し困惑しながらも小さく手を振り返した。
すると気が済んだのか再び前を向き足を下ろしたフィデリオに安心したように一人で微笑むとどっと疲れが来たのかすぐにため息をつきリーゼロッテさんとカーティスさんに弱音を吐いてしまった。
「私、もう帰りたいです…」
>>ヰルマ様
ご自分のペースで大丈夫なのです!!
これからもよろしくです'(*゜▽゜*)'
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