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二次なりきり掲示板
- Re: 【コミッション】さよなら世界【スタート】 ( No.25 )
- 日時: 2015/08/10 19:17
- 名前: ヰルマ (ID: 0NXasKQ3)
>>23 >>24
自身のファミリーのボスの行動にエミリーがあたふたしているのを内心面白がりながら見ていた。マフィアという堅苦しい組織であってもこういった人物が居るだけでそれなりに楽しいと感じる。
「うちのボスが本当にすみません」なんて青い顔で謝罪するものだからカーティスは思わず頬を緩ませ、「大丈夫ですよ」と笑い混じりに返す。
(これじゃまるでエミリーがフィデリオ様の保護者だな)
失礼極まりないが、そう思うとやはり可笑しかった。
「今度機会があれば皆さんに極上の珈琲を振る舞いましょう」
ふと零した独り言に返事を返してくれたエミリーとリーゼロッテに控えめな笑みを浮かべ、浅く一礼する。
と言ったもののカーティスはこの人数に珈琲を淹れるのは正直面倒だと感じた。こうやって三つのファミリーが集まる事など滅多にない故、次にこうして集まる頃にはこの約束など覚えてないだろうなどと思う。
(そもそも次にまたこうして集まる機会なんて無いに越したことはねぇか。コミッションが行われるのは相当ヤバイ事態の時だけだろうしな)
縁起でもないと首を振り、時計に目をやる。ここに来て大分時間は経ったがボス達の話題は本題どころか、いつの間にやら恋愛話になっていた。このままでは日付を跨いでも終わらなそうだと思うと気が遠くなる。もう帰りたい、なんて思ったと同時にエミリーも同じ事を溜息交じりに呟いた。
リーゼロッテがエミリーのぼやきに苦笑いを浮かべ中央のボス達を見遣る。カーティスもその視線を追い中央を見つめ、リーゼロッテの言葉に同調するように頷く。
「そうですね。流石にもうそろそろ本題に入られても宜しいでしょうに」
これなら、時間は掛かるが文を交換し合った方が面倒ではなかったかもしれない、なんて思いながら時計を眺めた。
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