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二次なりきり掲示板
- Re: 【長文/開幕】さよなら世界【募集中】 ( No.55 )
- 日時: 2015/10/01 20:47
- 名前: ナタノ (ID: YaZPRLpe)
>>54
そろそろかな、とラブラドールはまとめていた決算書から視線をあげて壁に掛けられたシンプルな時計に目をやる。フラヴィと分かれてデスクワークを始めてすでに一時間。公には口にしないもののフラヴィがデスクワークを得意としない事をラブラドールはよく知っている。義理堅い彼女の事だからボスへの顔を立てて暫くは書類に向き合うだろうけれど、そのうち耐えきれなくなるだろうとラブラドールは予想していた。時計の針は17時を少し回ったところだ。
ラブラドールは決算書をまとめて腕に抱えると部屋を軽快に部屋を出る。軽い足取りで給湯室に顔を出すと、棚からマグカップを取り出してそこにお湯を少し注ぐ。紅茶を蒸らす間に冷やしておいたケーキを取り出して皿に盛り付けると盆に乗せてフォークを添える。マグカップのお湯を捨てて、温めたカップに紅茶を注ぐとそれも一緒に盆に乗せてからラブラドールは給湯室を出ようとして思い出したように後戻りする。砂糖とミルクを入れた小さな瓶を盆に乗せてラブラドールは今度こそ給湯室を後にした。
廊下をまっすぐに進んでラブラドールはフラヴィの自室の前に立つ。盆を片手に持ち帰るとラブラドールは上機嫌でその扉を優しく叩いた。扉の向こうの彼女が起きるように、でも不愉快にならないくらいの絶妙な大きさで。
「レーイディ、あーけーて」
(絡ませていただきました)
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