二次なりきり掲示板
- Re: 【長文/開幕】さよなら世界【募集中】 ( No.56 )
- 日時: 2015/10/02 00:19
- 名前: 時谷 空 ◆AdKeSZp7eg (ID: 0ZzzaL.w)
>>50
友達を探していた、という青年は面白くなさそうに聞こえる声音でクレオパトラと白猫を呼ぶ。そして呼ばれた白猫は青年の登場に嬉しそうに鳴けば自身の手をするりと抜けると飼い主であろう彼のもとへ優雅に歩いていく。撫でる対象をなくし宙ぶらりんになっていた手をすり抜けていった尻尾の先を名残惜しそうに一撫でするとロベルトはその場に立ち上がる。
先ほどロベルトを見て一瞬だけ開いた唇に不審感を持つ。普通の人なら見逃すのであろう一瞬の行動を見逃せるほどロベルトは甘くなかった。
相手にそう思われないように聞かれたことに対し答えつつ彼を姿をその目に焼き付ける。
「まぁ、見回り、そうだな。見回りだな。うん、まぁここは最近怪しい人間でいっぱいだからなぁ。」
見回りという言葉を何度か咀嚼し市民にはバレてしまっているその本来の目的は口に出さずに後ろ手に先ほど買ったマフィンを隠すように話題を逸らす。職業柄か、怪しい恰好の人間は第一に疑うところから始めてしまうロベルトは目の前の青年スタンリーを疑わずにはいられなかった。
ホームレスだとでも言われれば納得しそうなものだが、ロベルト自身もこの猫クレオパトラの存在さえ知らなければホームレスだと言われようがそれを疑うことはなかったのだろう。
しかしこの毛並みの良い飼い猫はご飯もしっかり食べれる環境なのだろうやせ細ってもいない。そうなるとそれなりの収入はあるはずとみる。
「まぁ、なんだ。おじさんにちょっと付き合わないかい?」
そういうとスタンリーの返事を待たず先ほど後ろ手に隠したマフィンの入った紙袋からガサゴソと二つだしチョコチップがたっぷりとついたマフィンを取り出し一つどうだ。と歩きながら手渡そうとする。
そのままずんずんと進んでいくと元の大通りにでる。人通りが多いほうがもし何かあったときに敵対象に逃げられる確率は減る。もちろんその一方で市民に被害が出る可能性もあるだろう。しかしこの青年が何かそういったことをするようには思えなかったため、ロベルトはそのような行動をとる。
そしてある程度歩を進めたところでスタンリーに振り返り言葉を投げかける。
「…さて、あんな場所で君がそんな恰好で猫を探していた、それを聞いて我々は何を思うだろうか?君は一体何者だろうか?」
(もちろんです!知って頂いてた方がスムーズでしょうし助かります!ありがとうございます!!
時谷でも空でもなんでもお好きなように呼んでください!
こちらこそお相手しただき光栄ですほんとに…!)
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