二次なりきり掲示板
- Re: 【長文/開幕】さよなら世界【募集中】 ( No.60 )
- 日時: 2015/10/07 23:11
- 名前: 時谷 空 ◆AdKeSZp7eg (ID: 0ZzzaL.w)
>>59
視線を合わせずにまるで関わるなとでも言いたげな態度で返答を返す青年にロベルトは苦笑し勝手に話をし始めてしまったわけなのだが。しかし、帰りたいと否定の言葉を並べながらも差し出したマフィンを受け取り尚且つ自分の後を付いて来るスタンリーは意外とお人好しなのかもしれない、そんな事を考えながらも注意は青年から外さず青年の言葉に耳を傾ける。
「……バンかけされるのこれで2回目だ」
そう溜息をつきながらもマフィン
を口にするスタンリーにロベルトは興味を示し、それは災難だなと笑う。
「美味いだろう?気に入ってる店でなァ。」
もふっとした食感にかぶりつくと口に入りきらなかったカスがほろりと地面に落ちる。勿体ないと思いつつも口内に広がる心地よい甘みを幸せそうに噛み締め目を細める。
ちらりと横目に隣を歩くスタンリーを見下ろせば先程の問にもっともらしい事を述べる。
「まぁ、2回も職務質問をされれば自分が怪しいと少しは自覚したかね?…まぁ、そんな格好であんな場所にいたんじゃ疑われても仕様のない事だ。勘弁してくれ」
すまない、と両手を上げ敵意がないように装うが今まで何度も職務質問で怪しい人間を検挙してきたロベルトはこの青年の怪しさを拭えないでいた。どこかきょどきょととした視線に目が合っていないことに気づく。視線はスタンリーから外さずにゆっくりと腕を降ろしながら残りのマフィンを口に詰め込む。よく咀嚼しごくりと音を立て飲み込み再び彼に質問を投げかけた。
「ところで青年。先程から聞こう聞こうと思っていたのだが、名前はなんという?
おっと、名を聞くのであればこちらが先に名乗るのが礼儀だな。失礼した。
私はロベルト=アルジェント。見ての通り警察だ。嫌いなものはマフィア。好きなものは国民と食べ物全般。さて、君の事を教えてくれるな?」
ニヤリと笑えば青年の肩に手を置き少しだけ力を込めて先程から観察していれば一切目を合わせない青年の瞳をのぞき込み半ば無理矢理気味に目を合わせた。
(こちらこそ遅れて申し訳ないです…!はい、こちらこそよろしくおねがいしますー!)
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