ALLジャンルのオリジナル小説、ライトノベル、二次創作小説、ss小説やイラスト投稿なら「小説☆カキコ」

名無しちゃん様、柚雨様

「人殺してそうっていうか、実在殺してるもんねっ」
二人の会話に少しツッコミを入れる。そして言ってから少し後悔する。さっきの死体はあまり思い出したくないのだ。なぜこんな年で人の内蔵なんか見るはめになったのだ。もし一般人が見ていたら、その人は卒倒していただろう。あ、そういえばあの死体片付けなきゃいけないの忘れてた。
それにしても、人は話す相手によって見える性格は変わるものだなと思う。先程まであんなにどこか上からで怖い印象を持っていた男も、この女の人と話しているときは手のかかる後輩のように見えるような気がしてくるのだから、本当に不思議だ。まぁ先輩に心配ばかりかける後輩というのは頼りなくて、この人には会わないけれど。