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華奈さん、柚雨さん

「へぇ〜...嘘、じゃなくて隠し事、なんだね？じゃあ後で詳しいこと教えてくれたりする？絢音ちゃん」
絢音の方を振り返り、笑いかけながら尋ねる。
うん。めっちゃ怪しい。
「...興味かぁ〜そこは正直どーでも良いなぁ。あたしは真実を知りたいだけなの！っていうか話しかけんのやめてくれる？あ、でも質問には答えてよ？」
冷たい目線を浴びせてくるアイツに、精一杯の笑顔を向け、一回転して目の前に立ち、相手の首筋にスタンガンを近づける。
そして取り敢えず、もしもの時に備えて一つだけ質問をした。
「あなたの名前は何ですか？」
まぁ、本名教えてくれると良いんだけど...
無理かなぁ。最悪お父さんに色々調べてもらおっと。
既に半分諦めてるから、スタンガンは使わないんだけど、保険って事で。
あー...早くコイツから離れたい。
きっと今のあたしは顔面蒼白状態だろう。冷や汗ヤバいし。