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華ちゃん【>>69】

「………」
何をそんなに間違えるのであろうか。確実に最初お兄ちゃんと呼ぼうとしてやめて次に俺の本名を呼びそうになりやめ最終的には犯罪者さんで落ち着く目の前の彼女。まさに呆れて物も言えないとはこのことだろうと不覚にも思った。別に呼び名何てどうでも良いのだが。銃を返した手前相手が射ってこないとは言い難いが其の時は臨機応変に行動するのみだと思った。

「はぁ…何で帰ったらいけないんだ」
やはりと言うか当然と言うか予想した通り帰ってはいけないと言う相手を見ては大きな溜息を付いた。やはり此処は強行突破しか手段は無いのだろうか。成るべくならしたく無いのだがやるしか無いのかもしれない。そして、暫し相手の表情を見つつも密かにどうしようか考えていた。