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【文化祭っていっても展示と文化部の発表だけのものだよ。わたしは文化祭だからいろいろとあったけど…】

柚雨ちゃん【>>76】

「まぁ、償うっていっても意味ないけどねー。死んだ人間は帰ってこないもん」
めんどくさい、という相手に少し苦笑して言う。償う、なんてきれいごとだ。人の罪を数値化できたのなら数値の数だけ償えばいいかもしれない。だがそんなことはできないから、それ相応の償いがどれ程か分からないから、結局は精神的な問題となる。けれど人を殺されておいて普通は許せるか？一般的な答えはnoだろう。だから絢音は、この人が償うことなど不可能だと思っている。そしてそれは、犯罪を止めることが出来なかった絢音にもいえることだ。私は犯罪者と同じ、人殺しだと、絢音はそう思った。

「むっ、なーんで笑ってるのかな？」
せっかくのハッタリを驚かれもせず笑われるのは少し頭に来る。いやまぁ、驚いてもらえないだろうな、とは思っていた。思っていたけれど、無言までついてくるとは思わなかった。