二次なりきり掲示板
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- ・All the world's a stage『 長文 』
- 日時: 2015/12/26 15:47
- 名前: 寝退 ◆HyWhrnhVWU (ID: VbOSBaFR)
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朦朧とする意識の中、錬金術師は自分をその腕に抱いて微笑む母親の姿を思い出した。
彼が造り上げた目の前の彼女は創造主である彼を見下ろして残酷な笑みを浮かべている。しかし追憶の中に在るその顔はとても優しく、彼を包み込んだ。
(嗚呼、私は何て愚かな事をしてしまったんだ)
彼がそう思ったのは彼女への罪悪感からでは無く、自分の孤独を埋めてくれた三人の子供達の顔が浮かんだからだ。
血の繋がりは無くとも、確かに彼等を愛していた。
何故自分だけが周りの人間達と違うのか、その運命を恨んだこともあった。
しかしその運命故に彼等に生きる術を与える事が出来たのだろう。
「お前は私の子供達に破壊されるのだろうが、彼等に伝えてはくれないだろうか」
彼は最期に嬉しそうに笑った。
(お前達を愛していた、と)
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・両サイドの拠点である屋敷と廃墟に関する詳細を追記しました。廃墟の設定は人形側のリーダー枠のお二人で作って下さいました!ありがとうございます。
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>>1 【 世界観 】
>>2 【 挨拶と規約 】
>>3 【 役柄と説明 】
>>4 【 参加者一覧 】
>>5 【 登録書 】
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- Re: ・All the world's a stage『 長文 』 ( No.19 )
- 日時: 2015/10/20 01:15
- 名前: 寝退 ◆HyWhrnhVWU (ID: FGcintdM)
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・Florian(フロリアン)
『あの二人に背くなんて、馬鹿なの?僕達に違う生き方なんて出来る訳ナイ。僕達が生み出された理由からして「人間と世界をブッ壊せ」なんだからサ。だからホラ……帰ろうよ』
性別【男】
年齢【10】
性格【一見冷静であまり感情を顔に表す事は無いが、口には出す。頭の中では色々な事を考えていたりもするが思い悩むタイプではなく、冷静に状況を分析し自分がするべき行動を取っている。何でもすぐに切り替え、何かを引き摺るような事は無いが裏切りや脱走をした仲間を破壊する事だけは躊躇ってしまう。一度は共に帰ろうと声を掛けるが、相手があくまでも歯向かうのであれば迷わずに破壊する。大半の仲間達と同様マザーを絶対とし、人間に対しては邪魔な存在だという認識しか無い。】
容姿【真っ白な髪は顎の辺りで切り揃えられ、特徴的な重なり方をしており、遠くから見ると何枚もの紙が重なっているように見える。銀色の瞳は透き通り目の前の景色を綺麗に映す。眉毛は短く、いつも無表情でキョロキョロと瞳だけが動いている事も多々ある。背の高さは132cmで、どうせなら大人の容姿が良かったと思っている。左の頬にタトゥーのような紫色の丸い模様が三つ横に並んでいる。】
服装【白く大きなフード付きのパーカーを着用しており、人間の成人LLサイズな為下に履いている半ズボンまですっぽりと隠れている。また、片側の肩が露出している。とある仲間に「白魔道士のようだネ」と言われたが何の事だか分からず今も疑問に思っている。両耳に大きなフープピアスを二つずつ付けており、靴は履いていない。】
備考【生み出されてマザーの姿を見た瞬間に、自分が生み出された意味を理解し人間の殺戮を始めた。生み出されたのはマザーが破壊される直前で、マザーを見掛けたのは生まれた瞬間、その一度だけだった。しかし今も鮮明に脳裏に焼き付いているマザーに対して絶対的な忠誠心を持ち、何の疑問を抱くことも無く人間の殺戮を続けている。同じマザーから生み出された仲間達は皆兄弟だと思っており、マザーの存在が絶対だからこそ仲間を破壊する事だけは躊躇ってしまう。しかしその意志に背く者は結局裏切り者でしかないと何とか気持ちを切り替え破壊するようにしている。双子の人形の事は一番上の姉と兄、という認識で、勿論逆らうつもりも無いがマザーのように崇める対象という訳でも無い。ただただ、二人の事が大好きであり尊敬している。】
「僕達だって家族なんだよ。少なくとも僕は皆のコトを兄弟だと思ってるし、皆を守りたいと思ウの。オマエ達だって血の繋がりはナイんでしょ?何が違うのサ」
「あ、ソッカ。オマエは人間だから痛いんだね?僕達には痛覚って無いんだ。睡眠も必要ナイし。だからサ、その辺のコト、ハイリョ?してあげられないんだ。悪いとは思ってナイけど、でも、ゴメンネ」
「僕は姉さんも兄さんも皆ダイスキだよ。幸せっていう感情は分からないけど、皆と一緒に居ればいつか分かる日が来るのかナ?」
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- Re: ・All the world's a stage『 長文 』 ( No.20 )
- 日時: 2015/10/20 20:58
- 名前: フレア (ID: nLPrrFyW)
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【 登録書 】
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・Canon=Rusaruka(カノン=ルサールカ)
『平凡なりに、私はフェリクス様のお役に立てるようになりたいんだよね。錬金術が得意なわけでも勉強が得意なわけでもないけどさ、恩はきちんと返したいんだ。叔母さんへの贖罪もしなきゃだし、ね』
性別【女】
年齢【20】
能力【能力は「音爆弾」で、結晶を壊すと耳障りな音が十秒間ほど鳴り続ける。聞こえる範囲は半径40メートルほど。問題点は自分や仲間も音を聞いてしまうこと、音の高さの調整ができないこと。一度間違えて能力を使ってしまい、一週間ほど耳が聞こえなくなったことがある。それがトラウマであり今では使うときに最善の注意を払いながら使っているため誤発などはない。結晶は銀と青が混ざり合ったような色をしており、綺麗というよりは濁っているのが特徴。テーパーバゲットカットされた結晶は小さな木箱に入れられ、普段からジャケットのポケットに突っ込まれている。錬成素材は鈴が二つと火薬が三つ、海水を固めた氷を一つのみなので、案外簡単に作ることが可能。かといって使う場面がないためそこまで錬成をした事はない。】
性格【本音を言うことはあまりなく、大きい声を出したり機敏に動いたりすることは苦手だが、楽器を握っている時だけは人が変わったように声を出して音を鳴らす。自分よりも他人優先、他人が幸せならそれでいいというような思考の持ち主であり、自ら面倒ごとを引き受けては厄介ごとに巻き込まれている。しかしそれは陰ながらであり、表立って引き受けたり行動したりする事はない。あくまでも表面上は「無愛想で人付き合いの悪い人」という事にしている。頭良さそうに見えて結構バカであり、平気な顔して三徹しぶっ倒れることも少なくはない。一時期環境の悪い所にいたせいか体調が悪くなったりすることもあるが、倒れたりすることはないため踏ん張って1日を乗り切っている。錬金術士内ではどちらかと言えば普通な方だと思っており、本人もなるべくキャラが濃くならないように日々平凡に過ごそうと努力しているが報われているかどうかはわからない。】
容姿【水色のセミロングの髪で片方だけを編み込みにしている。瞳は髪色よりももう少し暗めの青色。髪質はどちらかといえば柔らかい方だが、若干猫っ毛であり本人はそれを気にしている模様。身長は160程度で歳の割には小柄な方だと思っている。太っているわけではないが痩せているわけでもない至った平均的な体型を維持、肌の色も体系同様平均的なものであり普通に肌色。】
服装【ダメージ加工してあるジーンズを履き、胸にはサラシを巻いて肩からジャケットを羽織るという格好をしている。露出が好きというわけではなく、肌が晒し外気に触れている方が錬金術をするときなどに集中できるからこのような服装になった。オシャレなどをする気にもなれず、アクセサリーをつけなければ化粧もしない。服装も似たようなものばかりでフェリクスと出会った当初はボロい布を一枚羽織っただけだった。】
備考【元は音楽家の両親のもとに生まれた平凡な娘。突飛したところもなく、何をやっても平凡な結果しか出すことができなかった。音楽の才能があるわけでもなく、両親が弾くバイオリンやピアノなどは以ての外。ギターやドラムなどの方が性に合っていたが、なんとなく言い出しにくくて隠し通していた。13歳の頃に交通事故で両親を亡くし、叔母の家に引き取られたがその叔母を人形によって殺され天涯孤独の身に。行く当てもなかったため路地裏で生活していたところをフェリクスに見つけられ屋敷に連れてこられた。はじめは何となくそこにいたが、他の錬金術士達からの話を聞いて力になりたいと決意。頭を使うよりは体を動かす方がマシだったのと叔母を殺された恨みがあったためにフェリクス側についた(一番の理由は恩義があったからだが、そんな理由でと言われたら嫌だったため言っていない)来たのが14の時なのでかれこれ6年は経っているのだが、一年前にやっと見習いから卒業できた。叔母が殺された現場にカノンは隠れており、その瞬間を見ていただけの自分を今でも許していない。その時の記憶が深く根付いているからか今でも夢に出てくることは多く、まともな睡眠が取れない日もよくある。 部屋には母の形見であるバイオリンがあり、寝れない日などはそれを弾いて夜が明けるのを待つのが定番。自称「平凡錬金術士」であり、濃いメンバーに振り回されながら毎日を送っているが悪い気はしていない。】
「私は私を許さない、これは絶対なんだよ」
「あーうん。ここは私に任せて、先に行って?大丈夫だよ、逃すなんてヘマは絶対にしないから。最悪の場合は相討ちぐらいにはするし…って、そんな不安そうな顔しないでよ。何とかしてみせるって」
「ほんと、嫌気がさすよ。何をやっても平凡な結果しか出せなくて、あの方のお役に立つ何て言いながらも何も出来てない…いつか捨てられるんじゃないかっておびえながら暮らしてる、そんな自分が馬鹿馬鹿しい」
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3キャラ目投稿いたします。不備などがあれば仰ってください!
- Re: ・All the world's a stage『 長文 』 ( No.21 )
- 日時: 2015/10/22 14:34
- 名前: 時谷 空 ◆AdKeSZp7eg (ID: f/YDIc1r)
- 参照: http:/人形さん可能性広がりすぎて好き
【 登録書 】
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・Marielle (マリエル)
『お目目ぐりぐりされると痛いのってなんで?痛いってなぁに?マリーはお人形さんだから痛い、わからない。マリーに教えて?なんで?なんで?』
性別【女】
年齢【6】
性格【3歳前後ででる何々期が終わる事無く成長してしまったような感じで常にあれは何?これは何?と聞いて回る。抑揚のない声で淡々とした喋りでゆったりとした口調は思慮深いおとなしい子だと思われがちではあるが実際は何も考えておらずただその時気になったことをなんで?と尋ねてしまう。しかし聞いたことはすぐに忘れてしまう事が多いため、よく同じ事を聞くこともある。喜怒哀楽が殆どなく、無表情のまま「嬉しい」などと言ったりすることがあり本音かどうかは区別がつけ辛い。また普段は普通に喋ることができるのだが、怒るとしゃべり方が少し特徴的でなるべく接続詞をいれるようにしていても脈絡がない単語ばかり並べることもある。】
容姿【日焼けを知らない色白の肌に大きく開かれた二重の目は何を考えているのかわからない情緒不安定になりそうな深海の色。無駄に毛並みの良いストレートの黒髪は姫カットされ後ろの長さは腰まである。身長は120㎝程とどこからどう見てもただの幼女ではあるが実際は15年生きている。】
服装【頭に大きなヘッドリボンを着けていたのだが最近失くしてしまい今は何もつけていない。全身を覆うゴシックロリータの服装は周りから奇異の目で見られることもしばしばあるが本人は着れれば何でもいい、といった様子で、時折仲間から着せ替え人形としても遊ばれている。基本的には全身黒尽くめで前はボタンで後ろはリボンの編み上げが施された姫袖のワンピースを着ていることが多く、黒のタイツに厚底のクロスストラップのついた靴を履き少しだけ身長のサバ読みをしている。】
備考【15年前に生み出された時にマザーを見たのは一瞬で彼女の記憶力ではすぐに忘れてしまうのだが、双子人形に影響され、人間は殺すモノとして考え、またマザーについてもその影響で大事な人と認識している。ただだからといって人間を憎むなどという感情はなく、ただ殺すモノとしか考えていない。生み出されて数年後に迷子となってしまいホームに帰れなくなってしまう。その時に同い年位の女の子と出会い助けられて愛玩人形として暮らすのも悪くない。と一緒にその家で数年彼女の遊び相手として暮らすのだが仲間が迎えに来たときに人間は敵だと刷り込まれ一緒に暮らしていた家族ごと殺してしまう。しかし女の子に呼ばれた「マリー」というニックネームはいたく気に入り一人称はマリーと呼ぶようになった。その時の記憶ははっきり残っているのか、迷子は怖い。だめ。といいうような認識になり、誰かの後をついて歩くようにしている。身長より10㎝ほど小さい大きさの戦斧を背負っており其れで無意味に人間の頭蓋骨を破壊したり四肢を切り落としたりするのが好きらしい。】
「マリー、人間殺す、教えられた。だからオマエは殺す。」
「蝶は何で空飛ぶ?蝶すぐ死んで羽もげる…でも空を飛びたがるの、なんで?」
「人間は弱い。すぐ壊れる。でも、お前たち違う。お前たちは、マリーを壊す?」
募集【何かと面倒を見てくれるお人形さんがいれば嬉しいです】
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開幕前に3キャラ目って自分史上初で軽く自分でもびっくりしていますw
不備ありましたらお願いいたします。
- Re: ・All the world's a stage『 長文 』 ( No.22 )
- 日時: 2015/10/23 07:32
- 名前: 寝退 ◆HyWhrnhVWU (ID: KVMT5Kt8)
- 参照: 双子人形が投下され次第の開幕とさせていただきます。
>>20
【アリスさんの追記並びに新キャラの追加ありがとうございます!確認させていただきましたが問題ありませんので登録させていただきます。そして屑派に付いて下さってありがとうございます…!宜しくお願い致します。】
>>21
【今スレでは空氏は萌えキャラ担当という認識で良いのかな!三キャラ目の投下ありがとうございます。人形枠ありがたいです!問題がある訳も無いので迅速に登録させていただきます。マリーちゃんを全力で愛でたい所存です。】
- Re: ・All the world's a stage『 長文 』 ( No.23 )
- 日時: 2015/11/05 14:12
- 名前: PP (ID: Pri81AUg)
初めての長文ですがどうぞ自分のキャラも仲間に入れてやって下さい!よろしくお願いしますっ
m(_ _)m
・Kyrie(キリエ)
『マザー、どうして僕を生み出したのですか?僕には判らないのです…僕たちを生んだ人間を殺して、かつての楽園に戻せるとお思いですか?』
性別【男】
年齢【14】
性格【穏やかで遠慮深く、お人好しな性格とひとつの物事に固執する粘着気質、そして内に激しく燃える魂を併せ持つ。人間を憎んでいる訳ではないが、愛している訳でもない。かつては好戦的な性格だったが、今は人を殺すことを躊躇っている。マザーに対する追慕を抱いているが、双子人形がやっていることに対しては疑問を持っている。人付き合いが苦手で、一人の時間を好むが、実は寂しがりやで人形に対する帰属意識が有り、見放されて壊されたくないので仕方なく人間を殺す。】
容姿【黒いストレートの髪は肩まであり、先が軽く跳ねている。前髪は分けずに下に流している。ぬばたまのように黒く、澄んで暗い瞳は大きめだが、笑うと細まりアーモンドのような形状になる。眉は少し太い。鼻は小さく、唇は桜の花びらのように桃色のおちょぼ口。全体的に顔は女の子のようにも見えるが、声変わりはしているので男性だと分かる。身長は155cmと小柄で、手足は柳のように白く細いが、人形なので力はある。】
服装【灰色のローブを身に纏い、フードを被って顔を隠している。その中には白いYシャツに黒いズボンとフォーマルな服装が隠れていて、親しい相手と話す時や改まった場面ではローブを脱ぐ。とある人物から「その格好、暑くない?」と聞かれた事が有ったが、「僕は寒がりだからちょうどいい」と返している。その奥、素肌に近い部分には十字架の銀のネックレスを身に付けている。これは後述の神父から貰ったもの。足には白い靴下に黒いローファーを履いているが、戦闘時などは動くのに都合が良いため素足でいることもある。】
備考【15年前、人形として生を享けた時にマザーを見たのが最初で最後。マザーはとても美しかった、と幼心に記憶していて、マザーはキリエの中では理想の女性となっている。生まれてすぐの頃はやんちゃで、物を壊したり、万引きしたり、走っている車から車へ飛び映ったり等々、仲間からも眉を潜められるような奇行を繰り返していた。何が彼をそのような行動に駆り立てたかというと、持ち前の人形としての能力への酔いである。遊んでいる内に武器の使い方を覚え、短剣やナイフの扱いを得意とする。マザーや双子人形の為と言うよりは、自分のストレス発散や快楽のために人を殺していた。油断していると、人間の神父に捕まり、そこで倫理の何たるかを叩き込まれる。しばらく一緒に神父と生活を共にし、彼の人生観は大きく変わる。人を殺すことがどれほど罪深いかを自覚し、より良く神に与えられた命をどう生きれば良いかを、神父と共に考えた。このころから、マザーはなぜ自分を生んだ愛すべき錬金術師を殺したのか、マザー亡き後、どうして人形は人間を滅ぼさなければならないのか、と。仲間に見付かって神父を殺すように言われたため、神父からは逃げた。キリエという名も、神父に貰ったもの。神父に教わった哲学や宗教のお陰で、自分とは何か、人形はどうあるべきか、などと考え始め、人形も人間も同じ命だ、と言うことに思い至り、むやみに人間を殺す事が出来なくなる。しかし、意志が弱く、仲間や双子人形に命令されると仕方なく人間を殺す。】
「来ないで…出来るなら、お前を殺したくは無いんだ」
「あの頃は、何でも出来るって思ってた。自分は、人間なんかとは違う、ほら、こうやって物を壊すのも簡単だ…でもひび割れた器は二度と元には戻らない、命だってそうだ…死ぬのが怖いよ…」
「殺しちゃったね…まだ小さな子だった・・・助けを呼んでた。それなのに、どうして笑っているの?え…あ、何でもないです」
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- Re: ・All the world's a stage『 長文 』 ( No.24 )
- 日時: 2015/10/26 06:10
- 名前: 寝退 ◆HyWhrnhVWU (ID: KVMT5Kt8)
>>23
【初めまして、スレ主の寝退と申します。初めての長文スレへの参加にこのスレを選んでいただけたという事で、とても嬉しく思います。ありがとうございます!キリエくんとても可愛いです!特に不備は無いかと思いますので登録させていただきます。ルールさえ守っていただければ問題ありませんので、是非是非気楽に楽しんで下さいませ!ではでは、宜しくお願い致します。】
- Re: ・All the world's a stage『 長文 』 ( No.25 )
- 日時: 2015/11/01 07:12
- 名前: 緋織 ◆S2QRgg5fs2 (ID: z5Z4HjE0)
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【 登録書 】
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Evenoah(イヴノア)
『マザーは賢者を愛していた。本当に愛していたの。だから壊したのよ、でもまさか受け止められずに死んでしまうなんて思わなかったんでしょうね。すべては愛ゆえのこと。私たちも同じ、だってマザーの意思を一番継いでいるんだもの』
性別【女】
年齢【15】
性格【飄々と余裕がありそうに振る舞っているが、人間や低地位の人形に対しての怒りの感情は我慢することは無く時折癇癪を起こしては物を壊し弟がなだめる。実はなかなか口が悪かったりととんだじゃじゃ馬娘だが賢くリーダーの座にはある意味向いている。またほかの人形よりもマザーの意思を強く引き継いでいるため人間を滅ぼそうと常に気を張っており、なおかつ冷徹で人間を壊していくことに何の疑問も持たずに本能でマザーの意思を遂行している。策士家な弟と違い、嫌なものは嫌、殺すものは殺す、とハッキリしておりやや本能的。自分たちが勝手に生み出しておいて今更壊すだなんて、と錬金術師のあとを継ぐ創設者はもちろん、その率いる者達のことが無条件で大嫌いでこれ以上ないくらいの嫌悪感を持っている。
イヴノアが唯一心を許しているのが双子の弟であるヴィンセント。弟が全てで異常なほどの執着心を見せ、愛を囁いたり触れ合ったりと他人から見ればもはや恋人の様な行動をとったりするほど溺愛している。純粋な愛と同時に弟の表情を歪ませるのは全て自分では無いと嫌という狂愛も持ち合わせている】
容姿【弟のヴィンセントとは鏡写のようにそっくりで誰もがぞっとする容姿を持っている。黒真珠のような漆黒の髪。しっとりとした印象の絡まりを知らないその髪は肩につかないくらいのボブヘア。肌は降り積もったばかりの雪のように白く生気がないよう見えるが、目元に赤いメイクが施しておりさらに人間離れしているような印象をうける。彫りが深めでまつ毛が長く、下まつ毛も同様で、繊細に作り込まれている。瞳は宝石をそのまま埋め込まれたような綺麗な青で、光の加減によっては夏の澄んだ空や深海のような色。口は小さく血のような赤いグロスを付けている。】
服装【赤色の大きめのリボンを頭に巻いている。黒を基調として白いラインなどが入っているブラウスに細めの赤いリボン。赤い小さなリボンをあしらった白のフレアスカートの下にはふわふわなレースがのぞいている。ハイソックスの白い靴下とつややかな黒色の靴を履いている。本体が所々関節むき出しなタイプの人形なのでイヴノアはそれを隠すような服装をひている。そのため手にも黒い手袋をしている】
備考【マザーに最初に生み出された双子人形の姉。片割れはまるでいたずらのようにそっくりで、髪型と服装以外は鏡写と言っても過言でないほど同じように作られている。マザーのことを崇拝し、マザーは自分を生み出した全てだったためからっぽになって喪失感に苛まれる所をマザーの意思がイヴノアを救った。個人的に共存も人形撲滅も支配下に置かれるのも全て馬鹿馬鹿しいと思っている。しかし自分はマザーの意思を忠実に守っているだけなため、あまり個人的な事を口に出さない。人形たちに命じ動かし人間を殺すことに関しては自分たち2人にしかできないという優越感を持っており、人形がどんな思考を持っていようが好きなように命令をしてしまう。その姿は人形が人形で遊んでいるように見える。逃げ出した人形については追手を付けながらもどう行動を起こすのかと興味を持っていたり、つまらないのならすぐに壊してしまうなどとなかなかの気分屋を発揮する。一人称は【私】二人称は【貴女・貴方】三人称は【貴方たち】】
「どうして私達を壊そうとするの。自分たちが最初に生み出したくせに...。本当に、身勝手だと思わない?」
「愛してる。ヴィンは私だけのもの。...ねぇ、そうでしょう?」
「私たちがいない世界ってどんなものかしら。...別になんでもないわ。時々考えているの。まぁ、絶滅なんてさせないけれどね」
募集【】
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新スレおめでとう!!
だいぶ遅くなって申し訳ない(・ω・`)
これからもよろしくしてください!!
- ・All the world's a stage ( No.26 )
- 日時: 2015/11/01 19:52
- 名前: 佐鳥 (ID: LuHX0g2z)
【 登録書 】
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・Vincent (ヴィンセント)
『すべて壊してあげるんだ。マザーに望まれなかった者達、愚かな人の子は僕等人形に全員粉々にぶち壊されてしまったらいいよ』
性別【男性】
年齢【15】
性格【大きい声でものを言ったり主張を上げることがまるでないみたい大人しく落ち着き払った冷静な少年。物腰柔らかでかなり親密な相手の前でなければ喜怒哀楽を豊かに出すことはあまりなく、他人行儀でどこかよそよそしい。人間に干渉する時にも役立つと考えているせいか目上や年上には丁寧語を崩さないなどと礼儀礼節には厳しく色々きっちりしている。あまり自分の意見は言わず頭の中で色々と工作し行動に移す凝り性な策士家で敵を罠に嵌めるのが得意で論理的思考だが、とても機械的で考えて行動することが一番大事で自分の感情は二の次である。しかし姉の前だと相変わらず大人しくやたら落ち着いた態度を一貫したままなもののとても素直に感情を曝け出し歯の浮くようなセリフも余裕で噛ます恥ずかしい奴になる。姉のことはとても愛していて、姉の愛情も受け止めているが、それ故に姉は絶対に自分を裏切ったり捨てたりしないと過信している節があり、時にぞんざいに扱ってしまう。場合によってはそれはわざとなこともある。普段は大人しい顔をして慎ましく笑っているが実は酷く気性が激しく怒ると高笑いを上げながら暴れ出すくらいにお脳のいかれたクソガキ。動物が死んだり植物が枯れたりすることよりも卵が割れたりぬいぐるみがほころびたりすることに悲しみを覚える。他の人形たちには一人一人を仲間として見ていて信用もするがあまり親しげな様子は見せない。しかしそれが彼である。しかし、裏切り者とわかった途端に今までの情はどこ行ったという具合にその人形の態度は豹変し粛清の対象として見なすようになる。其処には慈悲が無い。大人しい顔して本当は気性が激しい。マザーは崇拝に当たり姉には少し形の変わった愛を注ぎ注がれるのを受け止め人形たちは仲間である。マザーの本能を受けついだ故か人間は殺されるべき害獣という認識】
容姿【髪型が違う事を除けばその容姿は見る者がぞっとするほどに双子の姉と何も変わりが無い。新雪の様な白い肌に身長160㎝程度ですらっとした四肢を持つ。闇夜に溶けてそのまま消えてしまいそうな黒檀の如き黒髪は後ろは毛先がうなじに係る程度に短く前髪は右分けで両サイドが少し長め。眉は少し髪の色より薄目の色だが綺麗に描かれたような弓形に整った眉で目は垂れているわけでも吊っているわけでもないが大きな二白眼で目もとの堀は少し深めで何処か怪しげな影が落ちる。目を縁取る睫毛は長く多く双眸の色は明るいところに出れば澄み渡る晴れた空のような色になるが暗がりではまるで深海をそのまま閉じ込めてしまったような深い青に変わる不思議な眸。何処か無機質で冷たい雰囲気。唇は小さく桜色をしていていつも小さく微笑んでいる】
服装【基本的に清潔でかっちりした服装を好むが1人の時や本当に信頼しきった相手の前だとかなり着崩してそう。真っ白なツバメ襟ブラウスは手首の周りや前に銀のボタンが施されていてそれをいつもきっちりと閉じている。首元には姉のリボンと同じ色をしたボウタイ。で同じ色のジャケットを着ていることもある。あまり余裕が無くスリムなタイプのスラックスは赤や青などいろいろな色があるがかなりトーンの暗いものを履くことが多く、お気に入りは濃いグレー。ゴシックな印象でローファーは焦げ茶色】
備考【生まれたときからその遺伝子に魂にコアに『人間』を淘汰しろという使命をマザーによって植えつけられた殺戮人形であり、同志である人形たちを束ねる双子人形の1人。彼らは男女の双子であり姉がいて、髪型と服装以外が寸分の狂いも無くそっくりに造られていてズラ被って洋服を揃えてしまえばきっと誰にもどちらがどちらか判別することが出来ないだろう。生みの親であるマザーを崇拝し、人間達を滅ぼすことも使命感から行っていた。使命を遂行するうちに人間達の本質とは醜いものだと感じるようになる。誰かを妬み嫉み周囲を貶めることだけを考えてしれっとした顔で嘘をつく害獣である。そんな人間ばかり見てきたおかげで、ヴィンセントは人間達を嫌うようになる。そんな動物が世界の支配者であることをマザーは許せなかったのだとヴィンセントは考える。だから自分も許せない。だからヴィンセントは世界の終りを目指して人を殺す。基本的にはポケットナイフ2つで心臓を狙う。双子の姉のことは片割れのいない人形が多い中で自分には姉の存在が与えられていることはとても感謝しとても愛しているが、家族愛と呼ぶには少し度が行き過ぎているような一線を超えてしまっているようなまるで恋人に注ぐ様な愛情である。二人きりだとそれが盛大に発揮されちゃったりするものの人前だと姉といてもいつもの大人しいヴィンセント。読書をすることと自分で作った生み出された人形の名簿整理するのと如何にしたら人間を効率よく虐殺できるかを考えるのが趣味。一人称は『僕』二人称は年上や目上には『貴方』で同年代と年下には『君』だがある程度仲良くなると殺戮人形相手には『お前』と呼ぶこともある。】
「君たちは人間はどうして生まれてきたのかな。こんな品性愚劣な動物、醜くてとても見ていられないのに。だから僕は今から君を殺してしまう。だってほら、マザーだってそれを望んでいるじゃないか」
「相手がいくら雑魚でも侮るのが一番危険だ。かといって焦っても隙を与えてしまう。……でも、大丈夫だよ、たった今僕は、どうすれば効率よく連中を消せるかを思いついた。だから皆、気を静めて僕の声を聴くんだ。さあ、今度こそあの成りそこない共を跡形も無く壊してやるよ」
「大丈夫だよ、イヴ。この世が終わるその日まで、僕はずっと君の傍にいる」
—
【爆破((( イヴノアちゃん投下ということで私もヴィンセント投下させていただきます! 不備などないか、チェックの程よろしくお願いします<m(__)m>】
- Re: ・All the world's a stage『 長文 』 ( No.27 )
- 日時: 2015/11/01 11:42
- 名前: 寝退 ◆HyWhrnhVWU (ID: 8hur85re)
- 参照: スレ開幕のお知らせ。
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・お知らせ
【大変長らくお待たせしてしまいましたが、これより開幕とさせていただきます。スレ主は二日程忙しくなるので参加が遅れてしまうかもしれませんが、今後自由に絡み文など投下していただいて構いませんので宜しくお願い致します。】
>>25-26
【いつもお世話になっております。難しい立ち位置のキャラなのでしっかり作り込んでくれて本当に感涙の勢い!お二人とも、本当にありがとうございます!狂愛双子おいし……げふん。という事で何も問題ありませんので承認、登録させていただきます。こちらでも宜しくお願い致します。】
- ・All the world's a stage『 長文 』 ( No.28 )
- 日時: 2015/11/08 18:10
- 名前: 佐鳥 (ID: zflF3NFd)
- 参照: 二人目
【 登録書 】
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・Irving=Benfield(アーヴィング=ベンフィールド)
『俺ぁフェリクス様の様に物を次から次へ壊すなんて粗野なこたぁ趣味に合いませんし、かといってレオンハルト様の様に何か生き物を服従させるなんて事も器じゃねぇんで無理なんでさぁ。よって人形への生ぬるい情による共存派、つまりはコルヴェチカ様を選ぶってぇわけです。なはは、言い方が気に喰わないって? そいつぁ失礼、ゴメンナサイ。反省するので打ち首だけは勘弁して下せぇよ、旦那』
性別【男性】
年齢【22】
能力【『重力操作』であり岩を風船に変え雨粒を弾丸に変えることが可能。つまりは対象の重力を自在に変えることが出来るということ。限界としては重力を変えることが出来るのは20M以内にあるものだけであり効果時間は5分で、対象も一度に一つ、あるいは1人のみである(敵の体重を重くして立てなくしたり、味方の体重を軽くして高く飛翔させたり)また、自分に使う事も可能。素材は細かく砕いた鉄鉱石を10欠片に蝋を3滴。ヘリウムガスと生物の息吹を閉じ込めたビニール袋、それから自分の睫毛2,3本から成る。結晶化した際の形状はスターファセットであり透明】
性格【自称「心はいつでも少年詩人」の気分屋でありその時々によってカメレオンの身体の色の如く考えをころころと変える。曰く彼は自分のその時の気分に従いながら生きることを主義としているらしくいつでも悠長でマイペースでありどんな事態に直面しても「こいつぁ困ったことになりましたねえ」と笑いながら菓子を齧る神経の鈍重さで周りの人をイライラさせることも少なからずも多からずなんとも無責任で、困っている人がいてもただでは助けないし母親を求めて泣きながら彷徨う子供を見ても「大変そうだねえ」と他人事。っていうか割といろんなことに他人ごと。何処からともなくやってきて帰りたいときに無言で帰って行く野良猫の如き気紛れと迷惑な自立心の持ち主。大雑把できめ細やかな作業がとても苦手でそういう仕事も嫌いなのに錬金術に対してだけは苦労を苦労と思わずになんでもかんでも「超絶面倒くさいねえ」と嘘をつきながら楽しそうにやり通す。怠け者で面倒くさがりで年賀状は年明けてから出すタイプのずぼら野郎。しかし意外と純情な一面もありけりだがそれについては本編で明かす機会が在れば。基本的には多弁なものの怒りを露わにしていると超静か。】
容姿【身長180㎝の首が長めで細身な体格の男。腕とか指とかいろいろ細長い。肌の色は気味の混じった明るめの肌色。顎の細く小さな顔の額には細いが色の濃いつり気味の眉が構え、その下には薄く静脈の浮いた二重瞼にした睫毛の方が長めの睫毛がぱらぱらとちりばめられている。上半分が少し瞼で隠れた細い狐目にはニヤニヤとした下卑た、ともすれば恐れを知らない不敵なとも言える様な笑みを浮かべていることが多いが限界まで目を見開いていると少し大きめのアーモンド形になる。また、怒っていたり考え事にふけっていたり疲れていたりする時はその目つきは鋭いことも相まって冷ややかな表情を浮かべている。白目と黒目がはっきりと分かれた三白眼であり黒目の虹彩の色はラメが散らばったようなキラキラした琥珀色。髪の毛の色は黄色っぽい金髪だが一部分だけ真黒な髪が固まって生えている部分があり虎の様である。頭の形に添って下に向かって伸びた細かな髪をしている。しかし触ってみると意外と癖が強く固めで襟足は短く切っているにも関わらずくるんと緩くカールしている。前髪は目にかかっていて陰気な影が落ちる。鼻は細い鼻柱が緩くカーブしていて鼻先はくちばしっぽくとがっている。薄い唇はやはりにんまりとした笑みを浮かべている。髪の色や眼の色を黒くして見ると元々の顔は東洋風であることがわかる】
服装【自称男前(ただし本気か冗談かは不明)なので何でも似合うらしいがYシャツを腕まくりし上のボタンを一つ開けてネクタイ(濃紺地に金色の斜めストライプが入っていて裏側にはIbとイニシャル入り)を占めている。それで下は色の薄めのジーンズにマジックテープのボロボロな運動靴かボロボロの青いリッポン。寒い日のお出かけは上からは黒一色でフードを縁取るファーが灰色のモッズコートやピーコートを着ていることも多い。これが彼のお気に入りスタイルだが日によって服装はちょいちょい変わる。】
備考【コルヴェチカの直属錬金術師である。共存派を選ぶ理由について問えば大抵の場合彼は『』内の内容を話す。一言余計なのはご愛嬌(byアーヴィング)コルヴェチカの思想やこの世界への願いが彼の心に訴えかけたというわけでもなく、ただ一番自分が伸び伸びと悠悠自適尚且つ退屈せずに過ごせそうな組織を選んだだけなのである。
彼が生まれてすぐに父親は失踪し母親はそのことに気を病んで自ら命を絶っている。だからアーヴィングは自分の父親も母親の顔も知らず、人生の最初の8年は彼を引き取ってくれた祖父と共に過ごすが、祖父も間もなく死に、母方の伯母の家に引き取られた。伯母夫婦と二人の子供、それからアーヴィングの5人暮らし。しかしその環境の中でアーヴィングは酷く冷遇されていた。伯母夫婦は母親のことを酷く軽蔑していた。彼の顔を見るたびに『お前の母親はバカ』とか『頭がおかしい』とか『生き恥』とか母のことを罵りもれなく父親のことも批判する。どうにも父は甘言蜜語で女性を誑かす軽薄さの持ち主でそんな男にまんまと騙され本気で彼を愛していた恋愛体質な母親を幼い頃から白い目で見ていたようだった。親の態度を見た子供達——つまりはアーヴィングの従兄妹たちも彼に冷たく当たり、まるで小間使いのように扱われ料理や洗濯、家族の外出中の留守番なんて当然で当面家族のように扱われたことなどない。学校でも彼は今とは全く違いシャイで恥ずかしがり屋で口下手の虐められっこだった。どういうわけだか、彼は一般的な環境に恵まれることが無い少年期。気が遠のくような苦しくて辛い毎日だった。痺れを切らしたアーヴィングは全てを終わらせてやろうと自分で作った夕飯に睡眠薬を大量に仕込み振る舞った。全てが終わった後に恐怖感や罪悪感なんてものはなかった。目を見開いたままの伯母の死体を見て思った。自分は二度と誰のものにもならない。自分の為に生きていく。そんな頃にコルヴェチカに出会い、共存派を選んだ理由については上記のとおりである。屋敷で色んな人間と暮らすうちに、彼の弱り切った心は段々修復されて呑気な人柄になる。
錬金術に関しては酷く気に入っていて、不真面目な彼が唯一命を燃やして執り行うのはそれに他ならない。元々非科学的なものは否定する派だったものの一度錬金術を目にしてしまえばそれを信じざるを得なくなるし、自分でやって見たら凄く面白く興味深いことであることに気付いた。長年精神的余裕が無かったおかげか考えもしなかった人生で初めて見つけた「好きなこと」。つまりは趣味なのである。これにはとても没頭し嫌いだったはずの勉強も錬金術に関してなら熱心に執り行った。ただ、周りに面白半分にやって見せろと言われてやったり強制されて行う錬金術だけは「とても面倒くさいから嫌」らしい。とことん強要を嫌がる男であるが必要な場面と一派のリーダーであるコルヴェチカには協力的である。一人称が『俺』だったり『僕』だったりで式典などきちんとした場では『私』であり二人称は『アンタ』と『貴方』だが名前が解っている相手の場合にはその通りに呼んだりからかった渾名で呼んだり。その他諸々である】
「まあまあお嬢ちゃんや、血気盛んなのはいいけれどちょいとその物騒なもの仕舞ってくだせえや。俺ぁ何もアンタの生命を脅かそうとして此処に居るわけと違うんですぜ? 俺ぁアンタ等に死んでほしいわけでもアンタ等を自分のものにしたいわけでもねえの。だって俺たちゃコルヴェチカ様の一派。共存派って奴だからさ」
「俺ぁ自分が好きな時以外に錬金術を披露しませんのでさ。だって素材がもったいないジャン?」
「俺ぁ二度と誰のものにもなりゃしねえ。強いて言うなら自分のものだ。この体は俺のためにあり、俺に望まれ続ける限りに存在するの。……ん? なんでこんな話アンタなんかにしてるんだ? 自分でもわけがわかりませんな」
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