二次なりきり掲示板
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- 私と幼い許嫁 【指名制/募集中】
- 日時: 2015/10/18 00:01
- 名前: 雛 ◆iHzSirMTQE (ID: lU2b9h8R)
今では懐かしい記憶、私にはよく一緒に遊んだ幼馴染が居た。
ことあるごとに喧嘩して、仲直りして、約束して、競い合って。
でも彼は突然、一言も告げず私の前から居なくなってしまった。
「隆ちゃんのアホ」
少し前まで隣にあった暖かみが消えて、改めて自分は独りなんだと知らされる。
その隙間を埋めてくれるものは、彼の代わりになり得るものは——何一つない。
* * *
今日は私の二十三歳の誕生日、父に呼ばれて両親の部屋にはいる。
中では父が真剣な顔でこちらを見て座っていた。
「どうしたの? お父さん」
彼の正面に座り、さっそく問いかける。
父は目をこちらに向けると写真を出し机に置いた。
「紗奈……実は、お前にはだいぶ前から許嫁がいるんだ」
それがその写真の子だ、と言われ先程出された写真に目を移す。
そこに写っていたのは——私が今一番会いたい幼馴染だった。
元々私の家は古くから代々受け継がれているらしく、許嫁がいるのは別におかしくはない。
しかしそれが彼だと知って驚いた。
「彼とはわけあってしばらく会えていなかったが、お前ももう社会人だ。そろそろ良いかと思ってな」
父の言う『わけ』が何なのかは分からないが、許嫁というなら会うことはできるのだろう。
期待して彼を見ると、少し苦い顔をして口を開く。
「隆二君はお前の職場にいるだろうから、今から会いに行ってこい」
私の就職先は父によって強制的に保育園に決まっていた。
父の言葉からして私と同じところに就職させたといったところだろうか。
私は支度をすると急いで家を出た。
父が複雑そうな顔をしていることに気づかずに。
* * *
「こんちはっ、園長」
「? 今日は休みだったんじゃ」
「あ、そうなんですけど。谷野隆二って言うひとに会いに来たんですっ」
「あぁ……」
怪訝そうにする園長に、幼馴染の名前を言う。
すると園長は園児たちの方に行き口を開く。
「谷野隆二くーん」
「? はーい」
園長は園児たちに向かって先程私がいた名前を口にする。
すると園児たちの中から小さくて可愛い黒髪の男の子が私達のところに来た。
まさか……そんなわけない、よね?
園長は男の子に私が話があると伝えて事務室に戻っていってしまった。
「えっ、と……」
「久しぶりだな、紗奈」
男の子は園長がいなくなった途端、腕を組み言った。
この口調にこの態度、そして私の名前を知っている。
やっぱりこの子は、私の幼馴染の谷野隆二君だ。
でも……なんだか少し、前と違う。
「えっと、久し、ぶりだね」
「なんだその喋り方は」
「え……」
「俺と喋るときは敬語を使え。呼び捨てもなしだ、そうだな……隆二様と呼べ」
「はっ!? な、何いってんのよっ」
「言い忘れていたが、俺は大企業の社長の息子だ。何故かはしらないが子供の体型になって学校も行けず、しばらくお前とも会えなかった」
そうか、だから父も会いに行くのを禁じていたんだ。
「いずれ言おうと思っていたことだがな……お前の家のように家系が古いのとは訳が違う。これからは対等な立場ではないことは頭においておけ」
仁王立ちし腕を組む小さな子に、密かに想いを寄せている彼の姿を重ね、彼の言葉に胸を締め付けられる。
元から、彼と私の距離は遠かったんだ。
近いと思っていたのは私だけ。
『許嫁』という言葉だけが私と彼をなんとか繋いでいる。
「許嫁である以上、礼儀作法や家事は徹底に磨かせるからな。それができなかったら、絶交だ」
あんなに仲の良かった筈の私たちの縁は、案外簡単に切れてしまうらしい。
彼が昔のように優しく微笑みかけてくれることは、もう無い。
* * *
はい、こんにちはっ。クリックありがとうございます!
文が長くなってしまった……;
今回は長い間会えていなかった幼馴染と再会する物語ですっ。シリアス系ですかね……。
それではお楽しみ下さいっ。
- Re: 私と幼い許嫁 【指名制/募集中】 ( No.46 )
- 日時: 2015/10/18 17:09
- 名前: 滿 (ID: d4ff9UDO)
返答遅れて申し訳ございません!
「ふっふっふ。今日から新しい世話役がいるらしいからね、落とし穴作ってやったぜ!」
幼児化してからその悪知恵を働かせ問題児扱いされている。
- Re: 私と幼い許嫁 【指名制/募集中】 ( No.47 )
- 日時: 2015/10/18 17:57
- 名前: 雛 ◆iHzSirMTQE (ID: ezn6wPAf)
雪様
「ん、もう逃げちゃダメだよ?」
東間は下ろしてあげると保育園の先生に奏を渡す。
金木犀様
「でも……どうしてそんな姿なの?」
それを聞き信じられずにいながらも問う。
百垣椋莉様
「す、凄いね……これ氷麗が作ったの?」
それを見て驚きながら問う。
マリ様
登録ありがとうございます!
よろしくお願いしますっ。
満様
いえいえっ、大丈夫ですよっ。
「あ? 何してんだお前」
落とし穴に気づいているのか前で止まり怪訝そうに言う。
- Re: 私と幼い許嫁 【指名制/募集中】 ( No.48 )
- 日時: 2015/10/18 17:59
- 名前: 滿 (ID: d4ff9UDO)
「えあ?そりゃなにって、て、穴を、え、は?」
話しかけてきたのが臨だと気付き子供らしからぬ真顔になる。
- Re: 私と幼い許嫁 【指名制/募集中】 ( No.49 )
- 日時: 2015/10/18 17:59
- 名前: 金木犀 ◆/9OWpH33yw (ID: FpNTyiBw)
「それが私にも分からないんです。ある日突然」
見た目はもちろん声までもが幼児
- Re: 私と幼い許嫁 【指名制/募集中】 ( No.50 )
- 日時: 2015/10/18 18:03
- 名前: マリ ◆K17zrcUAbw (ID: mG18gZ2U)
始めていただきたいです
- Re: 私と幼い許嫁 【指名制/募集中】 ( No.51 )
- 日時: 2015/10/18 18:36
- 名前: 雪 (ID: HKLnqVHP)
「わかってる。さようなら、女タラシの医者さん」
頬を膨らませて言った
- Re: 私と幼い許嫁 【指名制/募集中】 ( No.52 )
- 日時: 2015/10/18 18:58
- 名前: 百垣 椋莉 ◆hjAE94JkIU (ID: XWukg9h6)
「そ、そうだ……よ」
崩れて泣きそうな目になる
- Re: 私と幼い許嫁 【指名制/募集中】 ( No.53 )
- 日時: 2015/10/18 20:24
- 名前: 雛 ◆iHzSirMTQE (ID: ezn6wPAf)
満様
「穴……? どうした?」
その様子を見て不思議そうに言う。
金木犀様
「そっか……まぁでも、可愛いね!」
今まで耐えていたのかギューッと抱きつく。
マリ様
了解です! では始めますねっ。
「ん……」
臨は保育園で積み木を独り占めしていた。
雪様
「えっ!? な、何で知ってるのっ?」←
それを聞き驚き問う。
百垣椋莉様
「えっ!? ど、どうしたのっ?」
いきなり泣き出されたので驚きあせる。
- Re: 私と幼い許嫁 【指名制/募集中】 ( No.54 )
- 日時: 2015/10/18 20:30
- 名前: 百垣 椋莉 ◆hjAE94JkIU (ID: dUayo3W.)
「崩れちゃったの」
積み木の山を指差す
- Re: 私と幼い許嫁 【指名制/募集中】 ( No.55 )
- 日時: 2015/10/18 20:31
- 名前: マリ ◆K17zrcUAbw (ID: mG18gZ2U)
ノア「……あのぅ。」
臨に話しかける
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