二次なりきり掲示板

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生と死の境界線 【指名制/募集中】
日時: 2015/11/22 03:57
名前: 雛 ◆iHzSirMTQE (ID: u6EedID4)

——私は君が好きだから、恨んだりなんてしないよ——
懐かしい言葉が脳内をよぎる。
あの愛しい声を聞くことは、もうできない。
殺し屋の俺の生活は、いつでも死と隣り合わせだ。
血を見ることは当たり前で、血にまみれて過ごす。
上からの命令には従い、必ず実行する。
彼女のいる世界とは、全く異なった世界。


——悠哉! 今日の放課後は絶対デートするからねっ——
純粋に約束を交わす彼女に、俺は何を与えられただろうか。
彼氏と言うのにそんな素振りも見せず、予定が入ればデートもドタキャンする。
これも全部、彼女のためだった。
それを彼女がわかっていてくれたら良いが。
家系の『仕事』を継いだときから周りに危険が及ぶことは分かっていた。
でも愚かな俺は、全て守れると思っていた。

 俺が高二に進級してしばらくした頃、彼女は殺されてしまった。
俺の目の前で、首を切り落とされた。
同業者からの裏切りや恨みだろう、今でもあの時の光景が頭から離れない。
しかし警察はなぜか車の衝突事故として事件を終わらせた。
あれから一年、高三の夏、俺はあの事故現場の交差点に来ていた。
何をするでもなく、ただ周りの景色を眺める。
「な……」
ふと対側を見ると、一年前に死んだ彼女が立っていた。
横断歩道を挟み、俺に気づくと彼女は笑顔で手を振る。
唖然としてなにもできずにいると、彼女は信号が変わったとたんこちらに駆け寄ってきた。
「悠哉? どうしたの? あ、今日はスーパーのタイムセールスだったね!」
「え、あ……」
彼女はまるで何事もなかったかのように、前と同じ笑顔で言う。
しかし前の様にては繋いでくれない。
「どうしたの?」
「あ、いや。手……」
「なにいってるのっ、恋人じゃあるまいしっ」
恋人であるはずの俺達が彼女にとっては友達になってしまっていた。
まだ状況を理解できていない俺を放って彼女はまえを歩き出した。

「幽霊じゃない、のか……ん?」
デートのような買い物を終え、家に帰ってくると疲れたようにベッドに倒れる。
ふと枕元に違和感を感じ手で弄る。
するとそこには黒い手紙があった。
「俺宛……?」
中身を開けるとそこには——彼女を甦らせるための方法が書いてあった。
内容によると今俺や周りに見えている彼女は本物ではない様。
甦らせた際の負荷で彼女は『俺と付き合い始めた後の彼女』ではなく『付き合う前の彼女』になってしまったらしい。
幽霊と言うわけではないが、しばらくするとまた殺された時のような死をとげ消えてしまう。
しかし、彼女を殺した奴を始末すれば彼女は本当の生を手に入れられる。
 ただ、これをしても彼女が死んだときのように事故では済まされないらしい。
必ず俺に容疑がかかり、追い詰められるようになる様。
そうなると彼女にも影響が出る。
最悪は家を出て逃げ回る日々を送ることになるかもしれない……。
でも俺は、大切な恋人を甦らせたい。
「悠哉?」
「っ!? な、なんでお前が家にっ」
「あ、ごめんねっ。鍵空いてたからさ……」
彼女が来たことに驚き慌てて手紙を隠す。
「ね、今日いっしょに花火見に行かないっ?」
「え? あ、ああ……いいけど」
「やったっ!」
彼女の笑顔に先程までの緊張が一気にとける。
彼女は生を手にいれたとして、苦しい逃亡生活を許してくれるだろうか。


——ずっと一緒だからねっ——
ただ普通に過ごす者。

——暗殺者が愛する人間を殺されたら、どんな顔をするんだろうなぁ?——
それを壊す者。

——また、守れなかった……——
愛する者を守る者。


 彼女を殺した犯人を始末せず目の前でまた彼女を亡くすか、犯人を始末して逃亡生活を送るか。
どちらを選ぶかは、あなた次第——。


——大好きだから。何があっても——

  *   *   *
 こんにちはっ、クリックありがとうございます!
今回はシリアス系ですかね……。
それでは、ごゆっくりお楽しみくださいっ。

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Re: 生と死の境界線 【指名制/募集中】 ( No.25 )
日時: 2015/11/22 12:55
名前: 雛 ◆iHzSirMTQE (ID: XQp3U0Mo)

祐陽様
了解です!では始めますねっ。
「…………」
琥珀は買い物がてら散歩していた。

Re: 生と死の境界線 【指名制/募集中】 ( No.26 )
日時: 2015/11/22 12:59
名前: 祐陽 (ID: KRYGERxe)

「ふわぁ…」
欠伸をしながら眠そうに反対側から歩いてくる

Re: 生と死の境界線 【指名制/募集中】 ( No.27 )
日時: 2015/11/22 13:03
名前: マリ ◆4DHqD1HmMo (ID: f2y8EREE)
参照: 旧半値(覚えてるのだけ)含んで63作品ほどなりきりを作りました。目指せ100作品←

「…………え」
その手を避ける

Re: 生と死の境界線 【指名制/募集中】 ( No.28 )
日時: 2015/11/22 13:59
名前: 雛 ◆iHzSirMTQE (ID: XQp3U0Mo)

祐陽様
「碧……?」
それを見て驚き思わず名前を呼ぶ。

マリ様
「なっ……何してんだよ?」
手を避けられ驚き戸惑う。

Re: 生と死の境界線 【指名制/募集中】 ( No.29 )
日時: 2015/11/22 14:00
名前: マリ ◆4DHqD1HmMo (ID: B4StDirx)
参照: 旧半値(覚えてるのだけ)含んで63作品ほどなりきりを作りました。目指せ100作品←

「……な、馴れ馴れしすぎませんか……さっきから。」
眉を潜め

Re: 生と死の境界線 【指名制/募集中】 ( No.30 )
日時: 2015/11/22 14:02
名前: 祐陽 (ID: KRYGERxe)

「は…はい!?」
返事をしてきょろきょろする
「…あ、琥珀君かぁ。おはよう!」
琥珀をみて安心したように挨拶する

Re: 生と死の境界線 【指名制/募集中】 ( No.31 )
日時: 2015/11/22 15:54
名前: 雛 ◆iHzSirMTQE (ID: ezn6wPAf)

マリ様
「は? だって俺たち付き合ってるだろ?」
それを聞き不思議そうにして問う。

裕陽様
「あ、うん……でも、なんで……?」
琥珀は彼女が目の前で殺されたのにも関わらず、今目の前に存在していることに驚く。

Re: 生と死の境界線 【指名制/募集中】 ( No.32 )
日時: 2015/11/22 15:57
名前: マリ ◆4DHqD1HmMo (ID: f2y8EREE)
参照: 旧半値(覚えてるのだけ)含んで63作品ほどなりきりを作りました。目指せ100作品←

「…………何言ってるんですか。付き合ってないですよ。」
苦笑し

Re: 生と死の境界線 【指名制/募集中】 ( No.33 )
日時: 2015/11/22 16:04
名前: 雛 ◆iHzSirMTQE (ID: ezn6wPAf)

マリ様
「いや、でも……」
冗談かと思ったが嘘をついている様子はなく戸惑う。

Re: 生と死の境界線 【指名制/募集中】 ( No.34 )
日時: 2015/11/22 16:05
名前: マリ ◆4DHqD1HmMo (ID: f2y8EREE)
参照: 旧半値(覚えてるのだけ)含んで63作品ほどなりきりを作りました。目指せ100作品←

「……寝ぼけてるんですか?」
くすりとわらう


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