二次なりきり掲示板
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- 暗躍する恋蓮華【募集中】
- 日時： 2016/02/28 10:57
- 名前： 007 （ID: pyHrCXZU）
昔々、聖夜の世界で一人の魔族が囚われていました。
いわれなき罪人であるエンラという年端もいかない少女です。
しかも手枷、足枷をされ、鎖で繋がれています。
彼女の父親は魔族の中でも特に残忍な王として知られていました。
嵐を自由に操る魔法を使い、人間からひどく恐れられていたといいます。
そんな父親でしたが、ある時、美しい人間の女性に恋をしました。
彼は思いを伝えられずに迷いました。
それは断られるのを恐れたからではなく、相手が『人間の女性』だったからです。
思い悩んだ彼は、彼女と一緒になるために王の座を投げ捨てました。
その思いが通じ愛し合うようになった二人は、困難を乗り越えて結ばれたのです。
しかし魔物と人間の結婚に周囲は黙っていませんでした。
ついに二人は無慈悲な人間たちに捕えられてしまい、磔にされたのです……
その事実を幼い彼女はどう受け止めたでしょう？
おそらく理解ができずに、ただ人間を恨んだことでしょう……
彼女の狂暴性が、こうして芽生えていったということは、想像に難くありません。
それから地下牢に幽閉されていた間も、
彼女はずっと人間に対し恨みを抱き続け、復讐の機会を窺っていたといいます。
そして今回、裁判にかけられ——公平な裁判であったかは疑わしいですが——
刑が執行されようとしていたのです。
ですが、その途中……空爆なる物がなり響きました。
それは、とある青年の裏切りによって、また＿＿＿＿
「＿＿＿＿＿エンラ様。私めは貴女に一目見て惚れました………私と一緒にどうか、お逃げ下さい」
一人の人間が悪魔に恋する物語。
※※※※※※※
今日は、007です！。
今回はファンタジーながらも、日常、恋物語がメインとなるスレです。
戦闘もありますが、特にあると言うわけではありませんのでご理解下さい！。
- Re: 暗躍する恋蓮華【募集中】 ( No.14 )
- 日時： 2016/02/28 22:25
- 名前： 007 （ID: pyHrCXZU）
皆様参加&予約オッケーです！。
それでは始めますね。
紫色に立ちたる雲が、全体を覆い尽くす世界……暗夜の神世界。
その中心には闇を党率するかの様に黒い城が立つ。
まるで勇者が向かう魔界の様な気配を醸し出してはいたが、その中から……争いは全く起きないとされている。
何故かと聞けばそんなの解る筈が無い。元聖夜の私にはそんな事を知る由もなく、今日もエンラ様を起こしに扉際にコンコンと鳴らし、
「エンラ様、起床時間です。起きてください」
と起床時間を時計を見ながら言う。
- Re: 暗躍する恋蓮華【募集中】 ( No.15 )
- 日時： 2016/02/28 22:57
- 名前： アルテ （ID: JuyJRz6j）
手も足も動かない。まともな食事もなく、生き物としての待遇なんてありえない。
でもそんなことはいい、父様と母様がどうなったのか。もしかしたらまだ、まだ生きてるかもしれない。それなら助けなければ。でもヘタに暴れれば二人とも殺される。いつになれば？まだできない。はやく、はやく、急がなければ、三人とも。
コンコン、というノックの音と自分を呼ぶ声に目が覚める。ベッドの上でむくっと起き上がれば、頬を冷たい何かがつたった。
いつも通りの気分最悪の起床だ。小さくため息を吐いてから、声の主に応える。
「…私は眠い、まだ寝る」
そう言ってまたベッドの中に潜り込む。鏡を見ていないから分からないが、もし目が赤くなってたりしたら面倒だ。相手が相手だし、夢のことを悟られるのも気分が悪い。そもそも、私を呼ぶ相手…クウゴのことはあまり好いてはいないのだし、好けるはずもないのだから。
- Re: 暗躍する恋蓮華【募集中】 ( No.16 )
- 日時： 2016/02/29 16:30
- 名前： 007 （ID: pyHrCXZU）
「そうはいきません。皆は皆、貴女様の指示で動きます。………今日こそは早めに起きてもらいますよ」
そう言ってドアノブに手を触れると、もう既に空いている感覚をしたので捻り、押し出す。すれば底には何時もの光景が目に浮かぶ。
幾ら、自分が否定されたとしても他の者達から迷惑を掛けるわけにも行かなく、今日はお客様がお見えになる。暗夜の商人様が、時期に商品の株を下がりを報告するだけと言う確認らしいが、こればかりは総統者本人の意見が必要だ。
「……………起きなきゃ、何処かしらにキスしますよ」
そう無表情の顔で言いながらある意味言わなそうな言葉を放つ。
『朝ですよー』
そんな声が城内に響き渡り、フライパンを叩くような音が鳴る。
- Re: 暗躍する恋蓮華【募集中】 ( No.17 )
- 日時： 2016/02/29 16:30
- 名前： 007 （ID: pyHrCXZU）
上げます。
- Re: 暗躍する恋蓮華【募集中】 ( No.18 )
- 日時： 2016/02/29 17:32
- 名前： 朧月 （ID: nLPrrFyW）
「...まだ寝ているのね」
ひょこっと、気配を感じさせないで部屋まで来たアリアはそう言って顔をのぞかせる。クウゴとエンラの姿を視界に捉えれば、「あぁ、またか」なんて思いながらも目を細めて。
「本日の朝食は姫様が好んでいるものだけど...起きてこないのなら、他の子に食べさせるわね。」
抑揚があまり無い声、だが言っていることは嘘ではないだろう。二人っきりの時間を邪魔してしまったことをクウゴに心の中で詫びながらも、起きてもらはなければ困るのはアリアも同じなので上手い具合に誘導する。お手の物とは言えないが、ある程度ならばどんな反応をするかは予想がついているのだ。もちろん、魔術を使ったりはしていない。
「クウゴ...それ、したらセクハラだから。キスするなら、姫様の意識がない時にしてね。」
聞こえてしまったクウゴの言葉にそう忠告する、アリアがどちらの味方かはよく分からないが決して邪魔をするつもりは無いであろう。
(参加了承ありがとうございますっ。乱入させていただきますね)
- Re: 暗躍する恋蓮華【募集中】 ( No.19 )
- 日時： 2016/02/29 19:11
- 名前： アルテ （ID: JuyJRz6j）
「なっ……そっ、そんなことしたら、どうなるのか分かってる？」
クウゴの言葉に冷静に無表情に返す。が、その顔は耳まで真っ赤になっていることを、本人は気付いていない。ちなみに、もし本当にキスなんてされたら、即クビにするつもりだ。もともと助けてくれたから、という理由で雇っているようなもので、実際いなくなったっていいのだ、べつに、ぜんぜん……たぶん。って、たぶんってなんだ、たぶんって。絶対大丈夫だ、絶対。
と、頭の中で自分にツッコんでいると、部屋の中に人が増えていることに気づく。エンラに仕える暗黒魔術師、アリアだ。
「……何故かは私にも分からないが、いきなりとてもお腹が空いてきたので起きることにする。」
誘導されているのは分かっているのだけれど、それでも好きなものと言われれば不覚にも心が踊ってしまう。やはり私はまだまだ子供だな、とアリアの胸元をチラリと見ながら思う。完全敗北だ、なにがとは言わないが。
- Re: 暗躍する恋蓮華【募集中】 ( No.20 )
- 日時： 2016/02/29 20:54
- 名前： 澪 （ID: omqSuZTj）
コンコンとドアをノックし、部屋に入ってくる。
「おはようございます、エンラ様。クウゴ様とアリアさんもご一緒でしたか。」
何時ものように絶妙なタイミングでユラが現れる。
「お着替えどうなさいますか？」
エンラの近くに行き、微笑みながら聞く。クウゴのことは今は無視する。
【参加okありがとーございまーす。僕も乱入させてもらいますねー】
- Re: 暗躍する恋蓮華【募集中】 ( No.21 )
- 日時： 2016/02/29 21:22
- 名前： アルテ （ID: JuyJRz6j）
「…ユラ。いつも通りの囚人服でいい。」
起きたすぐのタイミングで入ってくるメイド、ユラ。いつものことだが、このメイド、どこかで私を監視でもしているのではないのだろうか。怖い、とは思わないがしてた方が納得してしまいそうだ。
まぁほんとにそうだったらやめさせるけど、と誰に言うわけでもなく呟いてベッドから立ち上がった。
- Re: 暗躍する恋蓮華【募集中】 ( No.22 )
- 日時： 2016/02/29 21:51
- 名前： 朧月 （ID: nLPrrFyW）
「姫様の魅了は沢山あるし、胸は成長する...私が保証するから、安心して。」
その視線に気づいたアリアはそう言えば、現れたユラに視線を移して軽く会釈する。別段仲が良い訳では無い、かと言って悪いわけでもないという至って普通の仲である。まぁ、そう思っているのは自分だけかもしれないけれど。
「ならクウゴ、私と来て手伝って...姫様の着替え見て、殺されたいんならここにいて構わないけど。」
視線を次はクウゴに移し、男がいてはダメだろうという判断でそう言った。別段アリアとしてはこのままここにいてもらっても構わないのだけど、流石にエンラに怒られてしまうかもしれないからそれは言わない。でも顔赤くなってるし、案外脈はあるのかもな...姫様恋愛ごとに関してはとことん鈍そうだし。冷静にそう分析するアリアだって恋愛ごとの感知が早い訳では無いが、それでもエンラよりはましだと思っているのだろう。ほんとにそうなのかは分かりもしないが。
「あと姫様、まだ目が覚めてないみたいだから...これ」
魔術で自分のハンカチを適度に冷たい濡れタオルにすれば、近づいてそれをエンラに握らせる。もちろん、アリアが言ったことは嘘だ。二人が気づいてる感じはしないが微かに目が赤くなっている。夢見が悪かったのか、それとも何かあったのかは分からないけれど。きっとほかの人に気づかれるのは嫌だろうから早めに対処しておくに越したことは無いと、そう判断しての行動だった。
- Re: 暗躍する恋蓮華【募集中】 ( No.23 )
- 日時： 2016/02/29 22:26
- 名前： 007 （ID: pyHrCXZU）
「エンラ様の罰なら、何でも受け止めます。……が、エンラ様にご迷惑かける訳にはいきませんね、我慢しましょう」
クウゴは書物を取り出して、無表情の顔を少し俯ける。キスしたい願望は夢の様にあった。だが、立場上それをしたらエンラ様にどう見られるか知れたものではない。
すればアリアの視線を気づき、ユラを見て察する。
「ご安心下さい。流石にエンラ様の着替えに同行する愚行をする程、軟な頭はしていません」
そう言って着替える時間を与える為に早めに部屋を出ようとし「アリア、貴女の手伝いをします。指示お願いします」と言ってドアを開けると一つ、言い忘れた事があったのを思い出した。
「朝食の後には、応接間に待っています。スケジュール説明はそこで行います。時間はありますので、急ぐ必要は御座いません。では」
そうエンラ様に一つ言い伝えながら、部屋を後にする。
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