【おそ松さん/パロ】ハッピーエンドはどこへ？【募集中】 | 二次なりきり掲示板

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【おそ松さん/パロ】ハッピーエンドはどこへ？【募集中】: 日時： 2016/07/21 11:45; 名前：月無（ID: aAxL6dTk）; ______なぜ、こんなことになってしまったのだろうか______

あたり一面は真っ赤に染まり、守りたかった存在はピクリとも動かない。
俺は一体何を間違えたのだろうか、どうしてこんな結末になってしまったのだろうか。だんだんと冷たくなっていく君の体を抱きしめながら、俺は自問自答を繰り返すのだ。

「俺はどれだけ繰り返せばいいんだよ...答えてくれよ、なぁ！」

君の答えが欲しくて俺は何度も叫ぶ。
何百回も繰り返すこの人生の終わりの結末は、一体どこにあるんだと。どうして君が死んでしまうのだと。

抱きしめる君の体はもう暖かくなくて、俺の声もだんだんと掠れてきて。
息ができなくなってくる、頭がうまく働かない。でも、まだ終わりではないのだ。君が生き残るというハッピーエンドに行き着くまで、俺は何度でも繰り返すのだ。

「デリート、クリエイション」

掠れた声で、最後の力を振り絞ってそう呟く。
辺りを包み込む青白い光を見ながら、遠のいていく意識の中で俺は願うのだ。

______どうか今度こそ、ハッピーエンドと言う名の最高の結末を______

「ねぇねぇ聞いた？また出たらしいよ？」
「出たって...最近有名なアレ？」
「そうそう、悪者だけを消していくっていう...」
「『ジャッチメント』だっけ？」

最近巷で噂の、悪事を働いた人だけを消していくという『ジャッチメント』姿を見た人はいなくて、その存在自体が不確かで奇妙な存在。
だって、証拠がないのだ。目をつけられた相手はそのままの意味で『消えて』しまうのだから。

______創造された世界の中心で今日もまた、『ジャッチメント』はハッピーエンドを求めるのだ______

………………………………

これは朧月自体に作っていた中文スレを、おそ松さんパロとして復活させたものです。パクリではないのでご安心を(*´ω`*)
説明などは下でしていきますね、いろいろ決めている点もありますがご了承下さいませ。

>>1 世界観
>>2 簡単な用語説明
>>3 役割
>>4 参加用紙と簡単な注意事項

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Re: 【おそ松さん/パロ】ハッピーエンドはどこへ？【募集中】 ( No.336 ): 日時： 2017/02/27 17:00; 名前：フロート（ID: T0oUPdRb）; 華音「……ねぇ、大丈夫なの？」

躊躇いながら、チョロ松に尋ねる。チョロ松の体で遮られて見えないが、銃声やナイフの落ちる音で、彼の背中がどうなっているか想像できた。彼のことだから能力で痛覚遮断はしているだろうが、痛みを感じないというのは長所も短所も含んでいるのに。

Re: 【おそ松さん/パロ】ハッピーエンドはどこへ？【募集中】 ( No.337 ): 日時： 2017/02/27 19:38; 名前：月無（ID: z0poZTP7）; チョロ松「大丈夫だよ。……相棒が平気なのに、僕が無理なわけないでしょ。」

扉を蹴破って外へと出れば、後ろから追いかけてこないのを確認して薄暗い路地に入る。流石にこの姿を見られるのはまずいし、何よりもジャッチメントは誰にも知られてはいけない存在だ。

侑李「ひぅ、あぁぁぁ！！」

視界が赤く染まる、思考がグチャグチャになってただ痛いとしか思えなくなる。
痛い、痛い、お願いだからもう許して。もうやめて、これ以上私を虐めないで。

「おォ、何度やッてもいい泣き声だな？」

もがれた腕が治るが痛みが引くことは無い。頭上から聞こえる男の声は酷く楽しげで、けれどやはり残虐さを孕んでいて。私はこの声を知っていた……いや、私の中にいるあの子がこの声を知っていた。

「な、んで……っ、こんな、こと！」

元に戻った視界で声の主、「ザフキエル」と名乗った男を見れはただ一言、「それが運命だ」と言葉を紡がれる。

Re: 【おそ松さん/パロ】ハッピーエンドはどこへ？【募集中】 ( No.338 ): 日時： 2017/02/27 22:25; 名前：フロート（ID: Qa64t.a8）; 華音「追ってこない……ってことは、ジャッジメント自体が目的じゃ無いってこと？」

様子を見て、硬い声でそう言う。ならなにが、誰が目的なのだろう。こんなとき、まず一番に自分の姉妹じゃなければいいのに、なんて考えてしまう自分が嫌いだ。

「チョロ松、背中の止血。」

おそ松「…おいてめぇなにやってんの？」

部屋を出て、まず真っ先に耳にしたのは耳をつんざく声で、目にしたのは大事な人の悲惨な姿だった。その事態を飲み込むより先に、体がそいつの後ろに回っていた。ぐ、と銃を相手に押し付ける。

Re: 【おそ松さん/パロ】ハッピーエンドはどこへ？【募集中】 ( No.339 ): 日時： 2017/02/27 22:35; 名前：月無（ID: nLPrrFyW）; チョロ松「……………そういう事かよ。」

盛大な舌打ちをすれば、背中の止血は後回しにしてポケットからスマホを取り出す。兄さんにも、副団長にも電話は繋がらない。これはいよいよ自分の推測が当たりの気がしてきた。

「華音、ここをまっすぐ行った先に小さなバーがある。そこに向かって。」

ザフキエル「…………おせーんだよ、相変わらず。」

くるりと振り向いて銃を奪い取れば、それを青年に向けてからニヤリと笑う。記憶にある姿のあまり変わっていない、すごく見慣れたその男が憎たらしくて堪らなかった。

侑李「や、めてっ………っ！ダーリンだけは、傷つけないでよ！」

悲痛な声に、ほんの少しだけ心が揺すぶられる。けれど後戻りが出来るはずはない。
生きるか死ぬか、その二択しかもう用意されていないのだから。

Re: 【おそ松さん/パロ】ハッピーエンドはどこへ？【募集中】 ( No.340 ): 日時： 2017/02/27 23:22; 名前：フロート（ID: Qa64t.a8）; 華音「分かった。……貧血で倒れるなんて情けないこと、しないでよ？」

チョロ松の言葉にとりあえず駆け出した。こんなときでさえ素直に心配もできない自分が悔しい。ここが現実ならばウチはウチでい続けられる。けれどもう、現実らしさなど無いのだ。

おそ松「……お前、今までの俺を知ってる？」

相手の言葉に不快そうに顔を歪める。侑李の声が痛々しくて、だからこそ彼女の言う通りにはしてあげられない。侑李が傷つくより、俺が傷ついた方がずっといい。

Re: 【おそ松さん/パロ】ハッピーエンドはどこへ？【募集中】 ( No.341 ): 日時： 2017/02/27 23:34; 名前：月無（ID: nLPrrFyW）; チョロ松「……………ここまで、かなぁ。」

華音の姿が見えなくなってその場に座りこめば、遠の昔に切れてしまった能力を恨めしく思いながら痛みに耐える。激痛を通り越して冷たい気がするし、これはもう死ぬしかないのだろう。

「ごめん、兄さん。実は全部、知ってたんだよ。」

あの日、副団長が帰ってきた日、千兎瀬に全てを聞いていたから。自分があの人のことを好きだったことも、想い人を殺したことも、全て。
それでも兄さんには幸せになってもらいたいからさ。素直になれない弟の最後の願い、どうか叶えて。

「………ふふっ。楽しかった、よ……ばいばい、兄さん。」

ザフキエル「知ッてるも何も……俺はお前でお前は俺、だぜ？」

ニヤリとあくどい笑を浮かべれば、銃を遠くに放り投げてから侑李の頭を掴む。少しでも力をいれれば簡単に潰れるだろう、もちろん何度殺そうが俺の能力で生き返えさせるけどな。

Re: 【おそ松さん/パロ】ハッピーエンドはどこへ？【募集中】 ( No.342 ): 日時： 2017/02/27 23:54; 名前：フロート（ID: Qa64t.a8）; 参照： http://チョロ松ぅぅううう！！！…と、内心叫んでおります。; 華音「…こ、こ？」

走った先にあった扉。チョロ松の言っていたところはここだろうか。いつの間にか震えが止まらなくなっていた手でドアを開ける。すみません、と出したはずの声は、切れた息のせいで途切れ途切れになってしまった。

おそ松「……それ言っていいのは俺の弟だけなんだわ。」

なるほどと思いつつも、相手をその言葉ごと全力で蹴り飛ばす。俺だろうがなんだろうが、侑李に手を出すというのなら容赦は必要のないものだ。

Re: 【おそ松さん/パロ】ハッピーエンドはどこへ？【募集中】 ( No.343 ): 日時： 2017/02/28 00:04; 名前：月無（ID: nLPrrFyW）; 参照： http://また死亡ルートが立つ………; 「お客さん？お客さん！……マンマ、血塗れのお客さん！」
「チル、煩いの。お客さんが困ってるの。」

出迎えたのは二人の少女。チルと呼ばれた少女は店の中を駆け回り、そのまま奥の部屋へと入っていってしまう。

「ごめんなの、お客さん。ここに来たってことはマンマにご用事だよね？こっち、来てほしいの。」

ザフキエル「おー、こわいこわい。」

ケラケラと笑いつつも後ろに飛べば、侑李を放り投げてから首を軽く回す。戦うつもりは無い、戦ったところで勝敗なんて決まっているのだから。

「なァ、メゾン？そろそろ出てこいよ。………俺、寂しくて死んじャいそうだわ。」

Re: 【おそ松さん/パロ】ハッピーエンドはどこへ？【募集中】 ( No.344 ): 日時： 2017/02/28 16:00; 名前：フロート（ID: Qa64t.a8）; 参照： http://うわ絶対どこかで失敗した……。ってか新しい子好みな予感がすごいしザフさんも好きだし！; 華音「う、うん…？」

少女の言葉に頷いて付いていくが、内心ちょっと拍子抜けしてしまった。バーっていうから、なんかすっごく大人っぽい方がいるものだと思ったのだけれど、なんだか可愛らしい人が出てきたから。

おそ松「っ、と……」

放り投げられた侑李の体を慌てて抱き止める。ザフキエルの言葉に「勝手に死んどけよ」なんて言葉を自然に呟いてしまうぐらい、機嫌は最悪だった。そもそもその人に出てきてもらっては困る、せめて話の通じるララならマシだけれども。

Re: 【おそ松さん/パロ】ハッピーエンドはどこへ？【募集中】 ( No.345 ): 日時： 2017/02/28 16:24; 名前：月無（ID: 6tDnREag）; 参照： http://おぉっ、それはすごくよかった！！ちなみにマンマはよく知ってる人だよ！←; チル「ミル、マンマが釣れてきていいって！」
ミル「はいはい、わかったの。いいから少し落ち着くの。」

ミルと呼ばれた少女は呆れたようにため息を吐いたあと、「そこの部屋にマンマは居るの。」と突き当たりにある部屋を指さす。 2人はそのまま手を繋げば、元来た道を帰っていく。

メゾン「……………何度も殺しておいて、よくそんな言葉が言えますね。」

髪色や瞳の色が昔と同じように変化すれば、おそ松の腕に抱かれたまま顔だけをザフキエルに向ける。瞳の奥に浮かぶのは怒りか、それとも悲しみか。声に抑揚はないから感情を伺うことは出来ない。

ザフキエル「はは、こうでもしなきャお前は出てこねェーだろォ？」
メゾン「ええ、この体は侑李様の物ですし。」

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