二次なりきり掲示板

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【中文】四つの国と妖怪達【募集中】
日時: 2016/07/27 18:24
名前: 月無 (ID: Od3Uhdie)




【プロローグなどは後ほど書かせていただきます】

_______________

中文を作るのはすごく久しぶりの気がいたします、月無です。
今回は妖怪もの、少し設定がややこしいかも知れませんがお付き合い頂けると幸いでございます。





>>1【用語などの説明】
>>2【役柄と注意事項】
>>3【キャラ用紙】

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Re: 【中文】四つの国と妖怪達【募集中】 ( No.69 )
日時: 2016/08/02 22:28
名前: 月無 (ID: nLPrrFyW)
参照: http://いえいえ、大丈夫ですよ。柚雨様のペースで御返信下さいませ。

>>68

【鈴白 琥珀】

「口に出さにゃ、伝わらんこともあるんじゃぞ?特にお前さんのような奴はなぁ、少しでも笑えば通じる所もあるのかもしれんが...。」


思うだけでは伝わらず、のちのち手遅れになってしまうこともある。過去の自分だって例外ではなく、伝えることが出来なかったから何百年たった今でも後悔しているのだ。あの時の思いが、感情が、鎖となって自分を繋ぎ止めている。それを外す術は今になってもわからない、忘れてしまえば良いのだろうが生憎自分にそれはできないのである。


「おぉ、お前さんからツッコミがくるとは。今日は良い日やのぅ。」


まさかツッコまれるとは思っていなかったため、パタパタと上機嫌に尻尾を揺らせば身体も同じように揺らし始めた。
久しぶりに氷雨とこんなにも会話をしたかもしれない。普段は顔を合わせて挨拶をすればそれで終わりで、世間話をしたりすることなんて数えるほどしかなかったのである。だから今の状況はすごく新鮮で興味深いし、少し懐かしい気持ちにさせてくれるのだ。

似ていると、そう思ったのはどれくらい前の事だったろうか。初めて氷雨と話をした時かもしれないし、もしかしたら会った時には心のどこかで思っていたのかもしれない。自分の遠い昔の想い人に、名前をくれた大切な人に、氷雨は何処か似ていたのである。彼は雪男ではなく烏天狗だったし、性格も少しカッコつけで痛いやつだった。それでも似ていると思ったのは何でだったろうか、思い出そうとすれば思い出せないのだから困りものだ。

「そやろ?とはいえ、あての酒飲みに付きおうてくれる友人なんておらへんし。1人寂しく飲むしかないんよなぁ。」



Re: 【中文】四つの国と妖怪達【募集中】 ( No.70 )
日時: 2016/08/04 01:15
名前: 堕烙 (ID: q9W3Aa/j)
参照: http:/

>>67 月無様
【分かりました!不明な点が浮上したら頼らせて頂きますね!いえいえ、了解致しました!
では、ドロシー様のキャラに絡ませて貰いますので、月無様のキャラとの絡みは楽しみにとっておきます!】

>>68 ドロシー様
【良いんですか、ではお言葉に甘えて絡ませて頂きます!申し出ありがとうございます!
中文....不馴れですが、俺から恐縮ながら絡み文投下させて頂きますっ、改めて宜しくお願い致しますね!】

Re: 【中文】四つの国と妖怪達【募集中】 ( No.71 )
日時: 2016/08/04 01:36
名前: 堕烙 (ID: q9W3Aa/j)
参照: http:/

【西の国/御子柴 陽斗】

自分が暮らしている北の国、街全体が白銀に染まり白い花のような綺麗な雪が降る静かで何処か冷たさがあるのとは違い
明るく楽しそうに行き交う人々や東の国のような幻想的な雰囲気、賑やかさとは違う暖かみのある賑やかな街並みを横目で見ながら目的の場所へと歩いていく

此処は西の国、沢山の娯楽があり、自分自身が何の気兼ねも緊張もせず、北の国とは違う気温もさほど気にならない比較的に行きやすい国だ

「それにしても....久しぶりに訪れました」

比較的に行きやすいとは云っても久方ぶりで、此処暫くは民の頼み、願いを引き受けっきりとは云っても好きだからやっている事だから、文句はない

 ただ、時々それで良いのかなんて考えてしまう
覚ではないから人の心を読む事は叶わない、ましては自分に嘘を見抜く目なんてものもないから何となく人は怖いと感じる、だから休みを貰い

友人の居る国に来たのだけど

「....突然訪れて良かったのか....不安になりますね、そもそも居るのかも分からないですが....」

そう云えば僕と同じ立場でしたね、火鈴も....様付けで呼んだ方が立場としても良いだろうから猫又が住まう邸内や邸の周囲では様付けすると心に決め、いざ行こうとするが

 はたして今、猫又の邸に火鈴は居るのだろうか
自分の家ならば....これは無駄足になると頭に過り、思わず口に出して猫又の邸を目前で立ち竦んでしまうが

 人に迷惑にならないよう近くの木陰に移り、愛用している龍笛を取り出すと奏で始める
あわよくばこの音色で火鈴が気づいてくれたらと云う気持ちもあり、何時もより本の僅かに主張した音色を響かせていた

Re: 【中文】四つの国と妖怪達【募集中】 ( No.72 )
日時: 2016/08/04 02:03
名前: ジュン(June) (ID: 4vtppfc1)
参照: http://遅れてすいません><

>>61

「森の件に関しては多分大丈夫なんやろうけど、何かマタタビとかあったらひっかかってまうわ」

笑いながら言う。
猫はどうだったかいまいち覚えてないが自分はそれなりに目がいい方だ。
彼の後ろ姿が見つかればすぐに行けるだろう。

「うちもどんちゃん騒ぎは大好きや。見てて飽きひんし、ここの祭りの催しはおもろいで」

微かに笑って言う。その顔は、いたずらっ子みたいな不敵な笑みだ。

昔からこの国だから、その催しは子供の頃から慣れ親しんでいるがいつみても新鮮で楽しい。

「そうや、あんたも一回見に来たらええ」

本当に楽しいし、彼は飛べるから半日で来れるから少し早めに出れば始まってても少し経った位だろう。
それにお祭りが好きな彼はきっと楽しんでくれるに違いない。自分も付近以外の者と一回回ってみたいのもある。
まぁ、彼がOKを出してくれればの話だが…。

「そうか…あんたもうちみたいに誰かと喋ったりすんのが好きなんかぁ?」

多分、人を呼んでいるのはそういうことっぽいが一応聞く。
あんたと一緒にするなと言われたら祭りの件も多分終わるからだ。

「うーん、めっちゃ興味はあんねけどなぁ…」

自分の気持ちを言うと興味があるし、誘われたから断りたくは無いのだが彼の負担になるのだったらやめといた方が良いだろう。

「馬かぁ。その手があったか」

パチンと指を鳴らすと決め顔で彼の方を見る。
乗馬は揺れるのが怖く、あと色々あり苦手なのだが、彼がゆっくり飛んでくれれば話せる。
話してれば怖い気持ちも紛れるだろう。

Re: 【中文】四つの国と妖怪達【募集中】 ( No.73 )
日時: 2016/08/04 16:57
名前: ドロシー ◆zfyqf4IqcA (ID: QY0WTXpS)

>>71

【西の国/猫石 火鈴】

丁度仕事がひと段落し、少し休もうかと思っていた時、最近聴いていなかった龍笛の音が聴こえ、その音を聴き友人が来たのだと察した火鈴は窓に駆け寄り友人である陽斗を見つけ、大きく手を振ってから陽斗のいる場所へ行くべく駆け出した。

本来部屋の中や、廊下で走ることは危険とされているが、自分は妖怪で人型ではあるが結局は猫。静かに走ることが出来る為騒音的にも問題はなく、進む先に人がいるかどうかを音で確かめれば人に当たることも無い。
躓いたとしても猫特有の反射神経で大丈夫。な、はず。
そんな廊下を走ることに対する言い訳じみた事を考えながら走り続け、目的の人が見える位置についたので、駆け寄って声をかけようとして途中でやめた。
どうせならば演奏が終わるまでは陽斗が奏でる龍笛の音に耳を傾けていたいと思ったからだ。

話しかけてしまえば演奏を止めて会話を始めるだろう。
火鈴は別に会話が嫌いなわけではない、寧ろ友人との会話なんて楽しいことこの上なくて大好きだ。
けれど、彼の奏でる龍笛はとてもきれいな音をしていて聴き入ってしまうのだ。
普段でもそうなのに、久しぶりに聴いたものだから破壊力がものすごい。
もしかしたら近くに行くだけでもこちらに気づき、演奏を止めてしまう可能性もあると考えた火鈴はその場にそっと座り目を閉じて音をよく聴くために耳を澄ませた。

【台詞なし&ぐだぐだ文ですみません><
こちらこそ改めて宜しくお願いしますm(__)m】

Re: 【中文】四つの国と妖怪達【募集中】 ( No.74 )
日時: 2016/08/05 06:56
名前: 堕烙 (ID: q9W3Aa/j)
参照: http:/

【西の国/御子柴 陽斗】

さぁー....と心地よい風が撫でるように吹き、風に乗って音が遠くまで広がるのが分かる

いや、そんな気がするだけで実際はこの周囲だけかも知れないけれど、目を瞑っていると妙に確信のような思いがあり、可笑しいなとは思いながらも、心の中でくすりと笑う

こうして瞑っていると今住んでいる北の国を思い浮かべる、それは自分の周りに人が近くに居る気配がないからでもあるが

それでも、不思議と嫌な気分ではなく、誰かが聴いてくれている....これは気がするのではなく経験からだ

こんな気遣いが出来るのは、子供や男性ではなくご高齢の御夫人(御婦人)、女性が大半で....今は猫又の邸の近くだ

だから、これは....火鈴だ
火鈴が居る、そして火鈴が聴いてくれているのが分かり、最後まで演奏をやりきると居るであろう火鈴を探すように目を配るがすぐに見つかり

「嗚呼、やっぱり....」

楽座の姿勢で、龍笛を下ろして何処か安堵したような声音で呟けば、火鈴に向けて手を振りつつ笑いかけた後、龍笛を丁寧に布製の筒に仕舞っていくと立ち上がり

「こんにちは、急に訪れてしまいすみません....火鈴、様」

先程いや数分前に決めた事を実践しようとして口を開き言うも思った以上にぎこちなく違和感を憶えてしまうがいや、最初は違和感ありますよ誰だってと頭の中で言い聞かせて、曖昧に微笑んだ


ーー
>>73ドロシー様、いえいえっ!拙い俺よりもすごく上手くて台詞無しでやれるなんて俺には出来なそうな手法、しかもとても詠みやすかったのでドロシー様と絡めて嬉しいです!
俺の方こそ、絡みにくくてすみません!】

Re: 【中文】四つの国と妖怪達【募集中】 ( No.75 )
日時: 2016/08/05 14:13
名前: ドロシー ◆zfyqf4IqcA (ID: QY0WTXpS)

>>74

【西の国/猫石 火鈴】

演奏が終わり目を開けて陽斗が手を振っているのを見た火鈴は手を振り返し、立ち上がって陽斗に近付いた。
そして、久しぶり。と話しかけようとしたところで聞こえた声に首を傾げた。
何せいつもは呼び捨て同士なのに突然の様付け。いつも立場等をまったく気にしていない火鈴は
が、立場が理由だなんて結論に行きつくはずもなく、全く別の結論に達した。
何かやらかしてしまい嫌われたのではないだろうかと。
その結論にたどり着いた瞬間、表情が固まり、頭の中では大パニックが始まった。

(あれ、えっと。待って、待って、私何をしたの?覚えが全くないんだけどなぁ。え、またうっかり忘れた?え、嘘だよね、仕事なんかよりよっぽど重要な事だよ?大事な友人からここまで嫌われる程の事だよ?思い出せ、思い出すんだ私!)

嫌われた原因に覚えがない火鈴は、また自分のうっかりが発動したと思い込み、忘れられた原因を思い出そうとするが、思い出せない。いやまぁ、当然の事なのだが。
そもそも最初の前提である、嫌われたというところから間違っているのだから。
すっかりパニック中の火鈴はもう一度思い出そうとし、別の疑問に行き着いた。
嫌われているのなら何故陽斗はここに来たのか。という事だ。
その上龍笛を吹き、その後に自分に笑顔で手を振って話しかける。そんな事を嫌いな人にはしないはずだ。
つまり嫌われたわけではないはず。
そこまで考えてやっと彼女は落ち着いてもう一度様付けの理由を考えて、目の前の彼が相手の立場などをしっかりと考えて行動する優しい友人だったということに気がつき、そういえばここは猫又邸だったと思いだした。
おそらくそれが様付けの原因だが、聞いてみなければ本当の所は分からないので確かめる為に、ついでに様付けを止めてもらうためにいつもの笑顔で口を開いた。

「何さ突然、様付けなんて止めてよ。もしここが猫又の家だからっていうのが理由なら、別に気にしなくても大丈夫だからさ」


【いえいえ、絡みやすいですしとても分かりやすい文ですよ。私も堕烙さんと絡めて嬉しいです!】

Re: 【中文】四つの国と妖怪達【募集中】 ( No.76 )
日時: 2016/08/07 08:14
名前: 堕烙 (ID: q9W3Aa/j)
参照: http:/

【西の国/御子柴 陽斗】

 手を振ると振り返す火鈴にほっとしてしまうのはやはり親しいからかななんて思いながらも立場を重んじて様付けで呼んでみたものの

 火鈴の方も違和感があるのか、強ばったような表情をして数秒かはたまた一瞬だったのかは分からないが時が止まったような感覚を憶え

(行きなりはまずかったでしょうか....?)

 幾分かはぎこちなかったとは云え、やはり受ける側としては距離を置かれたなんて考えてしまう人も居る、玖妖様のように誰に対しても様付けならば違和感も距離を置かれたと捉えられないが自分は今さっきだ
だけど、此処は猫又邸の傍で火鈴以外の仕えている人たちも居る訳で....どうしようか悩みかけた時に火鈴の声が耳に届くと同時に火鈴の表情を見て何処か安心する。

 だから、火鈴には素が出せてしまう....火鈴の表情が強ばった時は内心で焦りましたが、理由が分かった上で話しかけてくれる大切な友人だ
....心に決めたとは云っても、火鈴の意思を尊重したい、何より大切な友人がこう云ってくれているんだ、此処で頑なに押し通したら他人行儀になり下がる
嗚呼、そうだ....天の邪鬼ともとれる雨宮様は交流会に行かれている、此処には居ない東の国との交流会参加している
側近を通してでも良い少しは他者との交流をして、何か変われば北の国はもっと栄える....民も喜ぶだろう

 そう思えば思うほどにますます火鈴の発言にこの考えは止めようと思い、ふっと優しげな笑みを浮かべて

「やっぱり、火鈴には敵わないな....僕の考えを当てるなんて、凄いです」

嬉しそうに本心から来た言葉を呟くように言えば

「火鈴の言う通り、気にし過ぎでしたね でも、先程の表情は珍しかったのでもう少し眺めていたかったかな」


ーーー
【ドロシー様、ありがとうございます!安心致しました!ですが返しにくいと思ったら言って下さると嬉しいです、出来る範囲で修正しますので!】

Re: 【中文】四つの国と妖怪達【募集中】 ( No.77 )
日時: 2016/08/12 01:12
名前: 柚雨 ◆nw8J50qVWg (ID: EkFUTbCM)
参照: http://有り難う御座います。そう言ってくださると助かります。

【早く返信すると言っていたのに一週間以上放置して申し訳ありません。それと合わせて申し訳ないのですが私情により、此れからは頻繁に此処にはこれないと思いと思います。1週間以内に返信を心掛けますが今みたく遅くなることがあったら蹴ってもらって全然構いません。其処のところ御理解頂ければ幸いです。長文失礼致しました。】

>>69

【雨宮氷雨/東の国】

「分かってるさ。でも、どうにも出来ないことだってあるんだ。嗚呼、これでも心のなかでは笑ってるつもりなんだかなあ」

特にってなんだ、と一人心のなかで思い恨めしく彼女を見やる。随分と軽く口に出せと言ってくれたものだ。これでもかなり努力をしていると自分自身思うのだが彼女からそう言われると言うことは自分はまだまだなのかもしれない。軽く鼻で笑えば彼女から視線を外した。


「お前があんなこと言うからだろ。普段は自分から言ったりなどせん。本当調子を狂わせる奴だ」

興味ないこと、自分には関係ないことは、普段からスルーする自分にとっては何故あんな突っ込みを入れてしまったのか不思議で成らなかった。それ故に自分自身も驚いたのだ。普段から軽口を叩ける奴など居ない氷雨にとっては久し振りに本音というかこんな軽い口調を呟いた気がする。ましてや側近ではなく正に今横に座っている彼女に。

彼女だったから、軽口を叩けたのかとふとそんな事を思ったが瞬時にまさかな、そう思い直して思考をたちきった。最後に呟いた言葉は決して嫌みと言うわけではなく唯唯、口から溢れた言葉であった。もしかしたら本心だったのかもしれない。

「別に。意見を求めたくて言ったわけではない。唯、素が出ただけというか何というか。あー、いや今いったことは気にしないでくれ。気まぐれで言ったにすぎない。…それは残念だなあ」

相手の返答に、はっとして先程の事とは真逆な事を言い張った。これでは唯の意地っ張りではないか。はあ、と一息着くと調子を取り戻したのか再び口を開いた。話上手な彼女に酒の飲みを付き合ってくれる友人が居ないという事実は驚きではあったが、さも其を感じさせないと言うほどに淡々と述べた。

Re: 【中文】四つの国と妖怪達【募集中】 ( No.78 )
日時: 2016/08/14 00:03
名前: 月無 (ID: nLPrrFyW)

【いえいえ、お気になさらないでくださいませ。リアルの方が重要でございますし、時間が空いて気が向いた時に返信してくだされば幸いでございます。】


>>77

【鈴白 琥珀/東の国】

「ククッ、お主が勝手に狂っているだけであろう。あてはそんなつもりないわ。」

勿論あるにはあるのだが、それをわざわざ教えてやる必要も無い。彼がこうやって素を見せてくれるのは、思いのほか嬉しく好ましいことであった。同じ四天王なため「仲良く」は出来ないかもしれないが、軽口を叩き合うぐらいは出来るであろう。いや、今まさにそれをしているのだから目標は達成したと言っても良いのかもしれない。


「ほぉ?気にするなと言われると、気にしたくなるわなぁ。....と言うか。なんやその、いかにも思ってない感じは。...もー、拗ねてやるわ。拗ねてお主にウザ絡みしてやる。」


ぺしぺしと、自慢の尻尾で氷雨の背中を叩く。プクッと頬を膨らませ、如何にも「拗ねてますよ」オーラを醸し出す彼女はどこからどう見ても子供である。他の四天王3人よりも長生きしている妖狐とは思えないその言動、案外彼女の本当の姿だったりするのかもしれないが、それを知るのは本人のみ。騙し欺くことが得意な妖狐は、自分の実態を他人に見せることを酷く嫌うのだ。

有言実行する琥珀だ、本当に氷雨にウザ絡みするつもりであろう。未だに尻尾で背中を叩きながら、少しのぞき込むようにして氷雨の瞳を見つめる。酔ってはいないため素面のはずであるが、その行動や表情は普段ならば確実にしないもの。彼女の側近が見たら「ついに壊れてしまわれたか」と思えるほどであった。


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