二次なりきり掲示板

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【参加者募集】プリムラジュリアンの花束の夢【中級者向け】
日時: 2016/03/30 21:31
名前: ゆきしま ◆BV.fqgxxRU (ID: prO3xdH6)
参照: http://実は前からここにいる人間だったり。当ててみてはどうでしょうか。

美しさが輝くのはやはり年老いてからだという彼はもうじき息を止めるだろう。死んではやるものか、そう抗っても私も年々身体が衰えていくのが分かる。私もそう長くはないだろう。そんな、死の淵にいるからこそわかる。瑞々しい手は、張りのある顔は、柔軟に動く体は、財産である。若かりし頃、早く死に絶えたいと願ったのはきっと満たされていたからなのだろうと今さらに分かる私を馬鹿だと笑ってくれる者も、いない。視界が霞んできて、これが涙だったらよかったものの、どうやらそうではないらしい。

『嗚呼、私の子供たちよ。生の喜びをまだ知らぬお前たちだ、今日もまた教会の上から飛び降り、暖炉に焼ける夢を見るのだろう。息を止めるのを良しとするお前たちは、何がどうしてのこの地に足をつけているのか。』

子供たちよ、願わくば私の手紙を見つけ真摯に向き合って欲しい。有限の命だ。

(その輝きは、神の恩恵だと。)

老いてからでは、遅いのだと。

(世界は、明るいのだと。)

いつか、知って欲しいものだ。





         *

父が亡くなり、母が自殺した今、残されたのは人の腹から生まれた我らだけである。彼らの腹から生まれしは私だけ。そんな私だけが彼らの遺品を整理する権限を持っている。隣のマリアおばさんはそう言っていた。二人で並んでる絵を画家に頼んだ覚えはなくて、案の定二人で並んでる絵なんてなくて、代わりに家族の中で一番美しい子の絵だけがぽつんと部屋に飾ってあった。

(やっぱり、形だけの夫婦なんだ。スティルおばさん、意地悪だったけど本当のことだったのね。お金と、美貌。利害が一致しただけ。)

でも、優しかった。私のことを二つは別々にだけれど愛してくれたし、ほかの子供たちにも愛を囁いて。

(でも、つまらないの。こんな世界だったら死んだほうが——————)

「あら、何かしら——————








“愛する我が子へ”」




【レス解禁です。】

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Re: プリムラジュリアンの花束の夢【中級者向けスレ】 ( No.27 )
日時: 2015/04/29 15:41
名前: 尾宮 ◆UI78YI0I2I (ID: LuHX0g2z)

>>25 >>26

【シルヴァン=カプトヴィエル/屋敷内/キッチンから食堂へ】


キッチンへ踏み入るとシルヴァンはクラーチェの後ろを通って水道の前に。蛇口をひねって手についた汗やら土やらをそこで一気に洗い流した。

背後から聞こえる呑気なルーカスの文句は、何もおかしくないくせに、この男は「はっはっはっ」と薄い笑い声をあげた。

「それは失敬。クラーチェには悪いことをしたねえ。でも僕は寝坊をした覚えはないよ。何しろ太陽が昇る少し前から今に至るまで、ずっと庭の雑草毟りをしていたわけだから」

穏やかでぼんやりとした物腰は変わることが無いけれど、それでもどこか普段よりおどけた言い方をしているのはルーカスの今の言葉が本気ではないと知っているからだ。
ルーカスは何かと自分に頼みごとをしてくる。もっとも嫌いな仕事を押し付けているというのが正しいのだろうが、それを特段嫌だとも、苦労だとも、思わないからシルヴァンは何でもかんでも引き受けては彼女の世話を焼く。
今朝だってもしもクラーチェより先に自分と会っていたならば、彼女が居まして要る仕事は自分の仕事だったに違いない。

汚れを流し終えたところで、視界の端っこに花弁のような薄紅が映り込み、そちらの方に顔を向ける。彼女の頭と同時に垂れた。「チョーカー」は相変わらずつけているみたいだった。

「ああ、じゃあ頼むよ。君が作ってくれるならきっと何だって美味しいから適当に、まあ不味くても別にいいけど」

パッパッと濡れた手の水を切る。自らを卑下するクラーチェの一言には触れることは無かった。何しろそれはクラーチェの口癖みたいなものだとしばらく一緒に住んで何となく理解したつもりだし、別に本人が望んで口にしているならば自分が態々訂正してやるなんて“おせっかい”になるだろう。そう思っていた。
もしも彼女がそのおせっかいを必要としているならば、あるいは口を出すことダッテしただろうけれど、サッシの悪いシルヴァンにはそんな芸当出来そうもない。

クラーチェの顔を、シルヴァンは少しだけ黙って何か言いたげに見ていた。そしてそのあとキッチンを出て、食堂の方へと足を運んだ。一番近くにあった椅子に座り背もたれにもたれかかると、肩や首の骨を伸ばしたり回したり。ずっとしゃばみっぱなしの作業をしていたせいで体はすっかりこってしまったらしい。パキン、ポキン、と骨のなる音がする。

気のせいかもしれないが、クラーチェはなんとなく自分に優しいような気がした。「チョーカー」をあげたその日から、化物に会ったかのような怯え方をすることが減ったし、以前ならそんなに柔らかな笑顔だって見せてくれることはまずなかったし。

チョーカー、気に入ってくれているのかな。慕ってくれてるってことかな。まあそういうワケだったらなんでもいいけど。


もしもルーカスが暖炉に身を投げ、燃え死んでしまったら。本人の口からそれを聞き、顎に手を添えて少しだけシルヴァンは「んー」なんて気のない声を出しながら考える。

「まあクラーチェはきっと助けてくれるんじゃないのかな」

彼女は優しいからね、なんて本人が同じ空間にいるにもかかわらず勝手なことを言って。つくづく適当発言ではあるが、優しい性分イコール手を差し伸べてくれるという方程式は、彼の中では十分に理論的だったらしい。

「僕……僕はどうかな。でも君が助けてほしいって思うんならそういう時、君を助けることにしようか」

死にたがっている君が、自分に助けを求めるなんて不思議な話のような気がして。

「ルーカス、君は僕に助けてほしいって思うのかい」

焼死なんて大それた話ではなかったと聞くと「ああ、なんだ。焼死じゃないのか」とまるであたかもがっかりしたかのようなことを言うけれど、別にガッカリしているわけではなく実際はその逆なのだ。

「っていうか、え。ルーカスが料理を?」

まったく、ルーカスの言うこともあながち間違いではない。
どういう着眼点か妹の火傷の心配よりも妹が料理を試みたという事実の方に関心が行って、物珍しそうに今一度ルーカスの方を見たのだから。別に怒らせようなんて気はないけれどもそっちの方が驚いた。だってルーカスは一度だって自分から家事をしようなんてそぶりを見せたことは無く、何か困ると誰かを頼ってばかりだったように思っていたのだから、いがいだったのだ。


【変な区切り方ですびばせん;; 拾いたい部分を全然拾えてなくてソックがでかい尾宮です。ルーカスちゃんにもクラーチェちゃんにも触れられているか不安^q^】

>>25

【ですよねえ…。っていうか私も新なりの方はゆきしまさんのスレ以外には入っていないんですけれども!! 旧なりは自分のスレとか、今は主様が不在っぽいスレとか…;;
 
 そして質問が生まれたのですが、カプトヴィエル家の兄弟の関係って年齢順になるのでしょうか? それとも迎えられた順でしょうか?】

>>26

【そう言えばこのチョーカー、どういうモチーフのものなんでしょうか。色とか飾りの部分とか? 
 
 そうですねえ……自暴自棄のクラーチェに声を掛けたところで多分この人は気の利いたことは言えないんだと思います。「死にたいのかい。そうか、残念だけれど君のことは君の好きなようにおしよ」とか。もしかしたら

「あの世に行くなら、これをあげるよ。教会で作られた聖なる力が籠っているから君を守ってくれるかも。まあ本当かどうかは知らないけど」

みたいな。安全装置という言葉が出て来たゆえにパッと思いついたことですが……。】

Re: プリムラジュリアンの花束の夢【中級者向けスレ】 ( No.28 )
日時: 2015/04/29 16:06
名前: 兎戦 (ID: Fbf8udBF)

【そうですね...黒に十字架とバラのモチーフが付いたものでしょうか。
モチーフは金か銀色で、アンティークががったもの...とか?

あ、それもいいですね。良い案をたくさん出してくれるので幸せですw
どんなのがいいでしょうか...昔はよくナイフとかで自分を切ってたし、部屋のぬいぐるみを切り刻んだりしていた...なんて過去を考えてみたんですがねw】

Re: プリムラジュリアンの花束の夢【中級者向けスレ】 ( No.29 )
日時: 2016/03/30 15:16
名前: ゆきしま ◆BV.fqgxxRU (ID: prO3xdH6)
参照: http://やっぱりなりオリ楽しい。

>>27

【ルーカス=カプドヴィエル/屋敷内/食堂にて】

自分は、彼と彼女が過去に何があったかなんて知らないし、正直言ってしまってどうでもいい。だが明らかにこちらと違う態度はやはり普段の行動故か。チョーカーの意味も、人の過去も知らないルーカスは適当に日々を生きている自分のせいだと結論づけた。もっとも、それでもこうして朝食を作ってくれるし、世話をしてくれるから何ら不都合はない。

「あらあら、妬けること。なんだか蚊帳の外のようだわ。お邪魔かしら。それなら冷めてもいいからあとでお部屋に持ってきて頂戴よ。ああ、それとも熱い空気に触れたら冷めないのかしら。」

冗談よ。
と、二回目の台詞を言えばそろそろ埃かぶってくるであろう暖炉を眺める。赤レンガが美しい暖炉の上には美術館にでもおいていそうな聖母の絵画。嗚呼、神よ。我らが母よ。こうして日々の糧を得ても尚自分が満たされないのは、自分に原因があるのか。

(なあんて、)


「そうねえ、助けて頂戴。近くに追悼の花を贈られるより、焼け焦げても救い出してくれた方が嬉しいわ。」

死にたくないからではない、むしろ生きていたくはない。世界に何かを残したいわけでもない。でも、どうしても痛いのは嫌いだ。感覚がなくなっても燃え続けていることは耐えられない。痛いのは、苦しいのは、辛いのはどうしても。
 そんなことを話しているうちに目の前に置かれた朝食、なるほど本来食べ物はこのような色をしていて黒一色なはずはない。改めて自分の生活能力の低さを客観的に(自分のことであるのにも関わらず、だ。)知り、本来はこうあるべきなのだと心の中で一笑した。

「オレンジジュースあるかしら。ミルクはお腹壊しちゃうから苦手だわ。」

なかったら水でいいわ、と付け足したルーカスは極めて失礼な発言をするシルヴァンに「昔の話よ。」と言う。

「お腹がすくのは私にとっては耐え難い苦痛よ。だからしたの。結果的にももっと辛いことになってしまったけれど。そうね、色がついてる食事を作ってくれる子は好きなの。いつかお嫁さんに来ないかしら。」

三度目の、冗談だった。




>>27

【カプドヴィエル家は年齢順です。入った順だと、決めなくてはいけないので。改めていつも私のスレに入って下さりありがとうございます。このスレも誰も来ないで流れるのかと思いましたが予想外でした。】


Re: プリムラジュリアンの花束の夢【中級者向けスレ】 ( No.30 )
日時: 2015/05/01 18:56
名前: 兎戦 (ID: jQF4W0MP)

【クラーチェ/屋敷内/食堂内にて】

「蚊帳の外だなんて...あ、はい。ルーカスさんと同じ物をお作りしますね、あと私は優しくなんてありませんよ、ルーカスさんやお兄様の方が優しいです。」

シルヴァンの返答を聞いてそう答えながら、クラーチェの蚊帳の外発言に苦笑していた。冗談とは言っていたがまさか不快にさせていないだろうか、なんて思いながらも二人の会話に相槌を打っていた。
火炙りは灰が出るから迷惑をかけてしまうだろう、ならばやはりここではないどこかで自殺だろうか。自分の死に方を考えて唸っていれば、飲み物に対してのオーダーがあったので意識をそちらに向ける。

「オレンジジュースですね、わかりました。お兄様はどうします?」

下ろしていた髪をもう一度結び直しながらそう聞けば、ルーカスの発言に今度は目をぱちくりさせて首をかしげる。純粋な瞳にルーカスとシルヴァンの二人を映せば、「同性同士って結婚できるんですか?」なんて少し的の外れた疑問を口にしたのだった。昔読んだ本にはダメだと書いていたような気がするが、なにせ数年前の話だ。法が変わっているのかもしれないし、私の記憶違いかもしれない。

「あ、あれ...私が違いました?」

隠者は、不安そうにしながら二人を見つめてチョーカーを触った。

Re: プリムラジュリアンの花束の夢【中級者向けスレ】 ( No.31 )
日時: 2015/05/05 05:58
名前: 尾宮 ◆UI78YI0I2I (ID: LuHX0g2z)


>>29 >>30

【シルヴァン=カプトヴィエル/屋敷内/食堂内にて】
 

「あはは、クラーチェとは別に妬かれる様な間柄じゃないよ。でも、そう、君が助けて欲しいって言うんだったらその時が来たら助けることにしようかな。僕も見知った顔の死体はなるべく見たくない」

(まあ、僕のそんな意見は気にしなくていいんだけどね)

いつだってそうだ。そうした他人からの頼まれごとを苦に感じていないから、自分にできる限りのその人の望みを叶える。残りの人生はそんなことの繰り返しで構わない。
自身の死を願う死にたがりの住まうこの屋敷の中で、彼は希のベクトルを「死」よりも「生」の方に傾けている。だから妹たちの様に自ら死のうとは思わない。
自ら死ぬのは好ましくないけれど、けれども生きるもシヌも他人の自由、そう思っているシルヴァンは適当で軽薄なことしか言わないのだ。

それなのにクラーチェはどうしてこんな自分にだけ、顔色を変えるのか。シルヴァン自身は良くわからなかった。
全てはクラーチェのみぞ知る深層なのだろう。

指の関節に圧を掛ければ、ポキ、ポキと音が鳴る。この関節が呻くようなこの感じがシルヴァンは好きだった。後ろから掛けられる声に返答しながら、シルヴァンは自分の指を弄っていた。

「僕もオレンジジュースでいいよ」

そう言って今度は意識をルーカスの方に向ける。

「ふうん、そっか。まあお腹がすいているんだったら賢明な行動だっただろうね。できれば君が家事をしているところを見てみたかったよ」

実際、ルーカスが料理をしている様子なんてレアなモノはきっとこの先生きていても1回有るか無いかくらいに思っていたから興味を湧くものではあった。ルーカスのことだ、気まぐれを起こしたのかもしれない。

「君の妻になるなら、大層な根性が無いと」

ルーカスの冗談に便乗して薄く笑うと、今度は両方の肩甲骨を縮めて思い切り伸びをする。動物のような遠慮知らずの欠伸が出るのはきっと早起きをしすぎたせいだ。

もちろん、ルーカスの三度目になる其れが情だんだんとシルヴァンは分かっているけれど、それを組めなかった素直な子が居たので、思わずちょっとだけははっ、と笑いを洩らした。


お二方>>

【遅れてすみません;;】


>>28

【黒い十字架に金銀の薔薇ですか……やっぱりどことなく宗教のかほり。そうするとどーでもいい主義でそう言うのに熱心にならないシルヴァンが身に着けているってのはちょっと不自然になってくるかな; ちなみに今、出ている中で気に入っているものってありますか?】

>>29

【なるほど、了解いたしました。いえいえ、こちらこそいつもお世話になっているので。スレ、是非最後まで持続させたいですね^^】

Re: プリムラジュリアンの花束の夢【中級者向けスレ】 ( No.32 )
日時: 2015/05/08 23:03
名前: ゆきしま ◆BV.fqgxxRU (ID: LnKEE4Q4)
参照: http://クラーチェが思った以上に危ない子になりそうで焦ってる。

>>31

【ルーカス=カプドヴィエル/屋敷内/食堂にて】

二人が存外照れることもなく否定したものだから「つまらないわ。」と言えば目の前に出されたものを口に運ぶ。咀嚼をすれば口の中に味が広がって。これは生きているからこそ、なんて分かっているけど自分の心の上に乗っかっている岩は割れたりなんかしない。むしろ心自身が岩なのではないかと疑ってしまうほどだ。

「でも綺麗な顔をしているかもしれないわよ。兄弟の中でもとりわけ美しい子達の死に顔はまるで物語かしら。隣に白い花を添えれば。そうね、口付けをしたくなるほどに。嗚呼、ぞくぞくするわ。」

悪戯めいて笑うその本心は見えない。が、これも冗談の一種と考えていいだろう。そういう趣味は彼女には——————

「今からでも、綺麗な子を探そうかしら。そうしたら一緒の柩に眠るの。素敵ね、嗚呼、どうしましょう。火照っちゃって。」

ない、はずだが。

 さて、まるで先ほどの会話なんてなかったかのようにころりと表情と顔色を変えたルーカスは自分への冗談へ真面目に返す妹を一つ笑う。まさか、ここまで生真面目というか馬鹿正直というか。な兄妹がいるとは思わなんだ。冗談が好きな自分には格好の餌食でもあるし通じ合えない関係でもあることに一種の楽しみを覚えたルーカスは冗談に冗談を重ね、「貴方の為なら世界を壊しましょう。貴方は目を瞑っているだけでいいの。心地いい風に体を任せなさい? そうしたら全て終わってハッピーエンドよ。」とクラーチェに言った。さて、これに対して彼女がどう返してくるか。実に見ものだ。

 自分に便乗してオレンジジュースをクラーチェに頼んだシルヴァン。いつも自分の世話を焼いているところしか見たことがないのでなんだかその光景を新鮮に思いながら、

「あら、じゃあ今度貴方に何か作って差し上げましょうか? その後の貴方の生死は保証しないけれど。……そうねえ、」

少しだけ考えてから

「胃袋を鷲掴みにして、そのまま潰してあげる。」

なんと楽しげに言うことか。小さいぐしゃ、なんて呟けば近くにあった角砂糖を指でつぶす。机に上に粉がパラパラと落ちて、その白きをぶちまけた。

「まあ、本心を言えば妻を娶るなんてしないわよ。その前に死んでしまいたいし、私、女だもの。」

当たり前のことを。

【私も遅れてしまった(・・;)すみません。】


【果たしてこのスレに明確な終わりはあるのか。そしてもうそろ新しい子を投下したいと思います。】



     「母様が言ったのだから生きるべきだよ。俺達は母様に生かされたのだからね。」

Re: プリムラジュリアンの花束の夢【中級者向けスレ】 ( No.33 )
日時: 2015/05/09 12:54
名前: 兎戦 (ID: ePP2bIPh)


《クラーチェ/屋敷内/リビング》


コロコロと表情を変えているであろう姉の声を聞きながら、クラーチェはシルヴァンの朝食を用意していた。先ほどと同じ手順だし、他の兄弟姉妹のために作っていたものもあるので案外早くできた。
器用に運んで机に並べれば、ルーカスの言葉を聞いて思わず少し上擦った声を上げる。世界を壊すとか、ハッピーエンドとか、なんだか不吉な単語がたくさん聞こえてきて少し混乱状態に陥ったのは仕方がないことだと思う。

「あ、えっと、私にハッピーエンドなんて勿体無いですし...バッドエンドで十分幸せです。とりあえず終わりを迎えたいですしね。
そ、それに、ルーカスさんの手を煩わせるなんて恐れ多くて軽く二回は死ねますよ、はい」

ワタワタと慌てながらそう言えば、最後にはコクっと頷いて視線を右へ左へ彷徨わせる。
少し顔が白くなっているのは気のせいではないだろう。「あ、潰しちゃダメですよ」と呟いて角砂糖の粉をタオルで拭き取りながら、胃袋を潰したらこれが赤くなるんだろうなぁ〜なんて考えていた。

白や淡い色も好きだが、赤色も好きだったりする。血の色よりも明るい赤、 グロくなければ平気だ。

「あ、あれ?私笑われてます?」

ハッとしたようにシルヴァンを見てそう言えば、パチパチと瞬きをして首をかしげる。今更気付いたのか、なんてツッコミは今のメンバーでは期待しにくい。
自身のバカな答えに気づいていないクラーチェは「へ?え?変なこと言いましたか?」なんて言いながらルーカスとシルヴァンを交互に見てさらに首をひねることとなった。


《いえいえ、お二人のペースが普通です。》

《あーそれもそうですね...適当に自分の好きな物を言っただけなので気にしないでくださいw
ん〜、どれも素敵な案なのですが、こう、ビビッとくるものが...←文句多いんだよって感じですよねすいません。尾宮様はなにか気に入っているものはおありですか?》

《クラーチェ、危ない子ですかね...?私も新しい子投稿しようかなぁーとは思ってるけどキャラが定まらない》

Re: プリムラジュリアンの花束の夢【中級者向けスレ】 ( No.34 )
日時: 2015/06/26 00:14
名前: ゆきしま ◆BV.fqgxxRU (ID: 21zier3A)

あげます。

Re: プリムラジュリアンの花束の夢【中級者向けスレ】 ( No.35 )
日時: 2015/06/26 23:31
名前: 黒兎 (ID: VhCiudjX)

【プロフ(コピー用)】

「死にたいと思うかなんて今更だろ。人は人を殺すときに既に自分も殺してんだ。おわかり? 引用だけど」
「オレしーらない。コップ割ったんオレじゃないからね。ホントだから。ね」
「この。本の。表紙を。折り曲げたの。誰です。か」

名前:ヴィクター
性別:男
年齢:18
性格:優先順位、自己ルールが多く、それらを把握していれば単純な人間だが知らなければ複雑な人間と評される。年長者の域に居て面倒見はいいが精神年齢的には幼い。
マイナス面的な他人の感情が苦手で、泣いている子や怒っている子は対応はするが我慢の一定を越えると書庫に引きこもるようになる。本を安定剤とする節がある。本を読んでいて食事を忘れるのはよくあること。
表面的には一緒にいて安心できるお兄ちゃん。ただし優先順位、自己ルールが無自覚で且つ他人に話していないのでかなり面倒。
容姿:黒髪赤目。年の割に低身長。大き目の黒いワイシャツ、黒い軍靴、黒いコートが標準装備。書庫では高確率で裸足。どれだけ暑くても長袖で、しかし暑さにうだる。
ストレスが溜まると目の色がだんだん黒くなる。しかし鏡を見る性格でもないので大抵自分では気付かない。
左手は基本ポケットに収納されている。右腕生活のくせにやたらと器用。
備考:死にたがりではないが傍目から見たら立派な死にたがり。本人にその気はないが食事より読書を優先することが多々あるのでよく栄養失調や栄養不足で書庫でひっそり虫の息している。呆れられる度にひらひら笑って懲りずに繰り返す馬鹿の子。
拾われてくる以前に殺人鬼紛いの生活をしていた。殺人衝動を抑えるのに二年と半年かかったと記憶している。
募集:理解者

Re: プリムラジュリアンの花束の夢【中級者向けスレ】 ( No.36 )
日時: 2015/06/26 23:23
名前: 黒兎 ◆r8SuFfD8Oc (ID: VhCiudjX)

トリップつけるの忘れてました!
すいません!


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