二次なりきり掲示板
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- ・Seize the day『 中文 』
- 日時: 2015/10/23 08:00
- 名前: 寝退 ◆HyWhrnhVWU (ID: KVMT5Kt8)
【 prologue 】
時は中世、舞台はとある国の城塞都市。
希望を手にした者達は光へと続く門を開いた。しかしそれは結果として多くの人々を巻き込み苦しめる事になる。
『お前達が人間として生きる事を望まなければ、私達は人間として生き続ける事が出来たのに。』
ある者は隠された真実に一人涙を流し、白衣を脱ぎ捨てると決死の思いで拡声器を手にした。
真実を知った民衆達は悩み考え続ける事を余儀無くされ、多くの人々は未だ答えを求め続けている。
—— —— —— —— —— …
閲覧ありがとうございます。寝退と申します。初めましての方も日頃お世話になっている方も宜しくお願いします。当スレは城塞都市内の極秘研究施設で生み出された能力者達とそれに関わる人間達の、戦闘・恋愛・日常、割と何でもアリなスレとなっております。
今回は完全な中文スレとさせていただきます。その他の部分での変更もありますので、世界観やルールに一度目を通してから登録書を記入して頂けますよう宜しくお願いします。
世界観 >>1
ルール >>2
募集枠 >>3
登録書 >>4
【 参加者一覧 】>>5
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- Re: ( No.191 )
- 日時: 2015/07/16 04:30
- 名前: 寝退 ◆HyWhrnhVWU (ID: FGcintdM)
>>176
素直に気持ちを伝える。ただそれだけの事がこんなにも困難な事だとは思っていなかった。かわいい、そう言われた瞬間にかつて無い程の羞恥心に襲われたリオは、先程口に出した言葉を取り消したい…とその事だけを考えながら俯き歩を進める。
しかし、突然の謝罪の言葉にリオは動きを止めてイヴを振り返った。見開かれたその瞳には、何処か儚さを感じさせるような笑みを浮かべるイヴの姿が映る。とても非力な力で握り返された手は温かく、けれどその体温はリオに一抹の不安を感じさせた。
「……イヴ、…」
無邪気に外の世界へと飛び出すイヴの後ろ姿を見て、リオは微かな声で彼女の名を呼ぶ。
何故だろう……君の些細な言動や仕草から、きっとそう遠くない未来、君を失う瞬間の事を間近に感じてしまう。
リオはイヴの呼び掛けに応じて彼女に歩み寄ると、揺れる木々、その葉の間から差し込む光に目を細めて空を見上げ、ぼんやりと雲を眺めた。
「……君は、僕と出会った時の事を覚えてる?」
そう静かに問い掛けたリオは、イヴと出会った時の事を思い出していた。君は全ての始まりを覚えているだろうか、そして『現在』の事をどう考えているのだろう。
まさか、こんな風に穏やかな時間を共に過ごせるようになるとは思っていなかった。あの頃の自分は今の姿とはとても掛け離れていて、そんな事を望む訳も無かったのだから。
リオは暫く流れる雲を見据えていたが、不意に振り向きイヴと視線を合わせると、小さくはにかんで見せた。
【かなり遅くなってしまって申し訳ないです!そして尖れませんでした…っ!すみません!回想話に入っても楽しいかなと思ったのですが、お任せします!乗っかって下さるのであればエピソードは好きな感じに進めていただければこちらも適当にガンガン行きます…!】
- Re: 【中文 / 再建】Seize the day【募集中】 ( No.192 )
- 日時: 2015/07/18 13:47
- 名前: 鯨 (ID: FZws4pft)
(誰かお暇な方いたらからみませんか??
スレ主様、ナタノちゃんが入院してしばらく浮上できないのでご報告しておきますね(^^;;)
- Re: 【中文 / 再建】Seize the day【募集中】 ( No.193 )
- 日時: 2015/07/18 14:01
- 名前: フレア (ID: 6tDnREag)
《返信が遅くなってしまうかもしれませんが、よければお相手させてください...っ。
ナタノ様入院なされたんですね...大事に至らなかったらいいのですが。心配です。》
- Re: 【中文 / 再建】Seize the day【募集中】 ( No.194 )
- 日時: 2015/07/18 14:52
- 名前: 鯨 (ID: FZws4pft)
(ありがとうございます!フレアさんと絡めるなんて光栄です(^○^)
フィロメーナとニコラスどっちでからみましょうか?
ナタノちゃん、肺と胃に穴があいちゃってσ(^_^;))
- Re: 【中文 / 再建】Seize the day【募集中】 ( No.195 )
- 日時: 2015/07/18 15:02
- 名前: フレア (ID: 6tDnREag)
《それはこちらのセリフです(*^^*)
んと、役的にニコラスさんでもよろしいでしょうか?
もし都合がよろしいようでしたら絡み分出していただけると嬉しいですっ。
あ、穴ですか...大事ですね》
- Re: 【中文 / 再建】Seize the day【募集中】 ( No.196 )
- 日時: 2015/07/18 15:57
- 名前: 鯨 (ID: FZws4pft)
麗らかな午後の日差しを浴びながらニコラスは一つ大きなあくびをこぼした。本来なら彼はこの時間、街の警邏を行っているはずなのだが、見張っている人間がいないのをいいことに彼は備え付けのベンチに腰掛けて道ゆく人をぼんやりと眺めていた。手を抜ける所でも真面目に仕事をこなすほど、ニコラスは真面目ではない。
だらしなくネクタイを首からぶら下げているその姿は端から見れば浮浪者に見えないこともないけれどこれでもニコラスはれっきとした騎士団の一員である。
「なんつーか、やることねぇな〜」
彼には警邏というやるべきことはしっかりあったが脳内からその二文字はすっかり排除されているようだ。ニコラスの暇そうな雰囲気に釣られたのか一匹の黒猫がニコラスの横にするりと身を寄せてきた。アーモンド型の瞳はニコラスと同じとろりとした金色だ。
「お、なんだなんだ、にゃんこ。おっさん、食いもんは持ってねーぞ?」
そう言いながらグリグリと猫の頭を撫ででやると、猫はうにゃうにゃと不思議な声で鳴きながらニコラスの膝にすっぽり収まって毛づくろいを始めてしまう。野良の割には毛並みが美しいからもしかしたら家猫なのかもしれない。
「あーあー、リラックスモードじゃねぇか。…おっさんの固い太ももなんかに乗って何が楽しいのやら」
そう言いつつもニコラスは猫を膝から退かすこともなくもう一度おおきなあくびをこぼすと、今度は眠気に逆らうことなくその瞼を重力に従わせてそっとおろしたのであった。
(投下してみます!からみにくかったらごめんなさい。)
- Re: 【中文 / 再建】Seize the day【募集中】 ( No.197 )
- 日時: 2015/07/18 16:52
- 名前: フレア (ID: 6tDnREag)
「まったく、イデアルったらどこに行ったのかしら...」
暖かい陽の光を浴びながら、この国の姫であるセレーナは困ったようにため息をついていた。理由はそこまで重大なことではない、部屋で飼っている黒猫がいなくなってしまったのだ。
本当ならば使用人たちに探しに行かせるのが良いのだろう。けれどみんな忙しそうだし、何よりも他人に任せて置きたくはない、そう思い人目をかいくぐって街まで出てきたのだ。白のワンピースに黒のウサ耳パーカー、フードをかぶっていればそうそうバレることはない。少し暑いけれど、見つかった時の騒がれように比べればマシだった。
名前を呼びながら歩き回って早1時間、そろそろ疲れてきた頃にセレーナは一人の騎士団員を見つけた。
目はいいから遠くからでもわかるし、記憶力の良さは自負している。だからそれが誰なのかもすぐにわかってしまう。
「ニコラスさん、ですねぇ」
どうしてベンチで寝ているのだろう、なんていう疑問があったがそれは置いておくこととしよう。あの人は口が硬い、はずなのでばれてもなんとかなるであろう。いや、なんとかなってもらわなくては困る。
ゆっくりと近づけば、寝ているところにごめんなさい、と呟いて名前を呼んだ。膝の上の猫には、残念ながら気づかない。
《絡みにくくすいません...》
- Re: 【中文 / 再建】Seize the day【募集中】 ( No.198 )
- 日時: 2015/07/18 17:48
- 名前: 鯨 (ID: FZws4pft)
誰かが近づいて来る気配を感じてはいた。そしてその人物が目の前に立ちニコラスの名前を呼んだ途端、ニコラスは切れ長の目をパッと見開いた。彼の予想通り目の前に立っていたのはセレーナだった。
やばい。彼女はこの国のお姫様だ。すなわち王子であるウィルフレッドの次に偉い。そんな人物に警邏をサボって堂々昼寝をしている姿を見つかるとは。何たる不覚。この事をセレーナがテオドールやウィルフレッドに何か言ったら檄をとばされるに違いなかった。そうなったら面倒だなぁとめんどくさがりのニコラスは思う。
「よぉ、セレーナ嬢。随分久しぶりだなぁ」
ニコラスは自然ににこりと微笑んだ。面倒だと思ったとしてもそれをいちいち顔に出すほどニコラスは馬鹿ではない。それにセレーナのような年端もゆかぬ少女に意味もなく冷たくするほど人としての温かみを失ったわけでもない。
「しかしあんたともあろう人がこんなトコで何を?シス…じゃねぇ、兄上が心配するぞ」
シスコン王子。という言葉を言いかけて飲み込んだニコラスはポケットから意外にも綺麗にアイロンのかかったハンカチを引っ張り出すと、ベンチの上に敷いた。そしてそこをポンポンと叩く。
「…ま、何にせよ一旦座んなよ。疲れるだろ」
- Re: 【中文 / 再建】Seize the day【募集中】 ( No.199 )
- 日時: 2015/07/18 18:02
- 名前: フレア (ID: 6tDnREag)
「ふふっ、お久しぶりでこざいます。」
目を開いてこちらを見たニコラスの考えがわかったように、クスクス笑いながらそういうセレーナは楽しそうだ。
みなさんには内緒にしておきますよ。そう言って微笑めば、一言お礼をいって敷かれたハンカチの上に座る。その動作に無駄はない、そして風に揺れる髪からは甘い匂いがした。
「んー、猫探しでございますよ。どうも脱走してしまったらしくて」
困ったように笑いながら、ニコラスの飲み込んだ言葉は追求しない。
飲み込むということはまずいことなのだろうから、わざわざ知らなくても良いだろう。面倒ならば言えばいいのに、なんてニコラスの笑みを見て思うけれど、そこをわざわざ指摘するほど子供でもない。本音と建前はこの世の中で生きていくためには必要なものなのだから。
- Re: 【中文 / 再建】Seize the day【募集中】 ( No.200 )
- 日時: 2015/07/18 18:16
- 名前: 鯨 (ID: FZws4pft)
セレーナのむだのない所作はやはり育ちの良さを感じさせた。こればかりはみにつけようにも一朝一夕には身につかないものだ。彼女と同じ不思議な位の溢れ出す高貴さを彼女の兄も放つ時がある。やはり兄妹なんだなと当たり前の事を思ったニコラスはセレーナの返答に首を傾げた。
「猫?」
ニコラスは言いながらあぁ、と思い出していた。そういえばこのお姫様は猫と兎を飼っていたのだったか。まぁ何とも女の子が好きそうな動物のラインナップである。
そこでニコラスは膝に居座る猫を見下ろした。うにゃ、と短く鳴いた猫は金色の瞳でじっと不思議そうにニコラスを見上げている。同じ瞳の色が珍しいのかもしれなかった。
猫は前足をニコラスの胸に引っ掛けると伸び上がるように体を起こし、ニコラスの匂いをふんふん嗅いでからひょいとその肩に飛び乗った。ニコラスの鍛え上げた体は猫一匹を肩に乗せた位では重さなど感じやしなかった。その姿はニコラスの黒い服と黒い髪も合間ってまるで魔法使いと使い魔のようだ。
「その猫ってのは…まさかこいつの事じゃねぇよな?」
ニコラスは肩に乗って横からじっとニコラスの瞳を見つめてくる猫を指差してそう尋ねた。
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