【新章】ＯＢＥＤＩＥＮＴ　ＤＯＧＳⅥ【開始】 | 二次なりきり掲示板

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【新章】ＯＢＥＤＩＥＮＴ　ＤＯＧＳⅥ【開始】: 日時： 2015/07/04 22:41; 名前：Ｄｉｅｔｒｉｃｈ（ID: 3L0NyJ0C）; 参照： http://www.kakiko.info/bbs3/index.cgi?mode=view&no=16448; ↑前のスレです！

□プロローグ、名もない異人種の手記より——

　彼らは人類の犯した罪だと言われた。
　最大にまで引き延ばされた人類の潜在的能力、動物的本能。
　それは彼らを人間らしい存在から遠ざけて行くだけである——。

　彼らは平凡を望んだ、平和を望んだ。
　それを奪うのは彼ら自身が、それとも彼らを生みだした人間か。

　異人種〈Another　Race〉と名付けられた、人間の皮をかぶった獣たちは、今日も傷つき、ぼろぼろになった心を抱えながら、孤独に町を歩いて行く。

　偶然に拾った誰かの日記には、殴り書きの擦れた文字で、そう書かれていた。

　ページをめくっていくものの、ぼろぼろになったそれは風の中にはらはらと舞って行き、コンクリートの角のすみで渦を巻いて灰になった。

　世の中にあるものは流転する、此処にあったものもいつかなくなってしまう。

　それがとてもとても大切なものだったとしても、いつかは忘れてしまう。

　——でも、仕方ない。そうしないと生きていけないのが弱い弱い人間だから。

　初めまして、JESSICA、もといDietrichと申します。
　名前を間違えやすいのでこのままで進めさせていただきます。
　小説カキコ内で小説を書いたり、なりきり掲示板には参加させていただいていますが、このようにスレを立てるのは初めてでがたがたしておりますが、参加してくださるとうれしいです。

　立て直し、今回Ⅵになりました！　これからもお願いします！

□このスレの説明>>1
□キャラクター設定用紙>>2

□参加者

スレ主
Oswald＝Wolf/オズヴァルド＝ヴォルフ（人間）>>3
Rutile/ルチル（人間）>>19
tellurium/テルル（人間）>>19
Marx＝Heidemann/マルクス＝ハイデマン（混血種）>>19
Johannes＝Behlendorf/ヨハネス＝ベーレンドルフ（異人種）>>19
William＝McInnes/ウィリアム＝マキネス（人間）>>208
Aram＝Rodnina/アラム＝ロドニナ（異人種）>>208
Bianca＝Wiesinger/ビアンカ＝ヴィージンガー（人間）>>232

フレア様
aria=riguretto/アリア=リグレット（混血種）>>6
sesiria=jurokuneauto/セシリア=クロクネスト（異人種）>>18
Ria=Okuetto/リア=オークエット（人間）>>18

sora様
ナルーラ・ミクロフ（混血種）>>10

寝退様
Leo/レオ（人間）>>14

もふライフ様
Kanes Mira/ケイネス　ミラ（異人種）>>224
Sekka Hourai/雪花　蓬莱（人間）>>224

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Re: 【新章】ＯＢＥＤＩＥＮＴ　ＤＯＧＳⅥ【開始】 ( No.89 ): 日時： 2015/06/13 15:05; 名前： Dietrich （ID: 3L0NyJ0C）; >>87
「だってルチルとテルルとおそろいなんだもーん」
「なんだもーん」

　にこにこと笑ってそう言った。

>>88
「……うん」

　悲しげに笑うアリアを一瞥し、そう頷く。
　無表情のまま顔は凍りついており、返事をするのにもずっと目線はそらしたままだった。

Re: 【新章】ＯＢＥＤＩＥＮＴ　ＤＯＧＳⅥ【開始】 ( No.90 ): 日時： 2015/06/13 15:11; 名前：フレア（ID: EX3Cp7d1）; 「..,.」

変わってしまった、マルクスも私も...みんなも。時が流れれば変わることはしょうがない、だがこの変わり方はあんまりだ。あんなに嬉しそうに、楽しそうに笑う子だったのに、今ではそんな面影すら感じられない。

ぎゅっと唇を噛んで拳を握る。不甲斐ない、無力すぎて吐き気がする。あんなに偉そうなことを言っていたのにこのザマだ。

「ねぇ、マルクス？私との約束覚えていますかぁ？」

Re: 【新章】ＯＢＥＤＩＥＮＴ　ＤＯＧＳⅥ【開始】 ( No.91 ): 日時： 2015/06/13 15:14; 名前： sora （ID: LN5K1jog）; 「そんなに揃いがいいのか…？」空き家に入る

Re: 【新章】ＯＢＥＤＩＥＮＴ　ＤＯＧＳⅥ【開始】 ( No.92 ): 日時： 2015/06/13 15:16; 名前： Dietrich （ID: 3L0NyJ0C）; 「……覚えているけど、もう良いよ」

　一瞬驚いてそう言うが、目線をそらしたままそう呟く。
　こうなってしまった自分が、今更あの約束を守ってもらう筋合いはない。それに、自分にはやるべきこともある。

「……僕はみんなの敵を討つから。……僕にアリアが昔約束してkる得たこと、守ってもらう様な、そんな価値ない」

Re: 【新章】ＯＢＥＤＩＥＮＴ　ＤＯＧＳⅥ【開始】 ( No.93 ): 日時： 2015/06/13 15:27; 名前：フレア（ID: EX3Cp7d1）; 「.....はぁ、そんなこと言う子に育てた覚えありませんよー？」

カツカツと近寄れば、少しかがんで目線を合わせる。視線は交わらないが関係ない。

「みんなの敵を討つ？偉そうなことを言うんじゃありませんよ。あなたに背負わせるほど私たちは弱くありません。
価値がない？それは死んだ人への冒涜です。価値があるから、大切だから皆あなたを守ったのです。」

Re: 【新章】ＯＢＥＤＩＥＮＴ　ＤＯＧＳⅥ【開始】 ( No.94 ): 日時： 2015/06/13 15:36; 名前： Dietrich （ID: 3L0NyJ0C）; >>91
「うん、おそろいの方が楽しいじゃん！」
「たのしいじゃんたのしいじゃん！」

　嬉しそうに笑って着いて入る。

>>93
「……みんなが僕を守ったのは、僕が弱かったからだよ、アリア」

　アリアの目を一瞥したマルクスは、微かな嘲笑を口元に浮かべて見せた。
　今では依存してしまった促進剤を多用するため、発作的に破壊衝動にかられることもあり、その表情はどこか狂いじみていた。

「……僕が弱いせいでみんな僕の目の前でしんだ。……だから今度は僕がやりかえさないと」

Re: 【新章】ＯＢＥＤＩＥＮＴ　ＤＯＧＳⅥ【開始】 ( No.95 ): 日時： 2015/06/13 15:40; 名前： sora （ID: LN5K1jog）; 「……分からん」二人を外に出して鍵を閉める

Re: 【新章】ＯＢＥＤＩＥＮＴ　ＤＯＧＳⅥ【開始】 ( No.96 ): 日時： 2015/06/13 15:42; 名前：フレア（ID: EX3Cp7d1）; 「ええ、そうですね。今の貴方はとても弱い」

立ち上がり、厳しい視線を向ける。
昔のような、傷つけないために向ける視線ではない。怒りと軽蔑を含んだ視線。

「力だけが強さではありませんよ。復讐はいいことではありません。弱いから守った？笑わせるんじゃありませんよ、きちんと人の心を見なさい。」

Re: 【新章】ＯＢＥＤＩＥＮＴ　ＤＯＧＳⅥ【開始】 ( No.97 ): 日時： 2015/06/13 15:57; 名前： Dietrich （ID: 3L0NyJ0C）; 「……力こそ強さだよ、そのために僕はこうやって生きてるんだ」

　アリアから目線は外しているものの、反抗的な声でそう言う。
　どれだけ言われようと自分の生き方は変えられない、こうしていなければ、自分もみんなの後を追うつもりだ。

「……それより、何か目的があったんでしょ。早く済ませよう」

Re: 【新章】ＯＢＥＤＩＥＮＴ　ＤＯＧＳⅥ【開始】 ( No.98 ): 日時： 2015/06/13 15:58; 名前： Dietrich （ID: 3L0NyJ0C）; >>95
「っわ、入れてよー！」
「いれてよー！」

　どんどんとドアをノックする。

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