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Re: 【中文】不思議なサーカス団【募集中】 ( No.43 )
日時: 2016/08/26 20:52
名前: 咲来 ◆hjAE94JkIU (ID: EkFUTbCM)
参照: http://何が最善策か分からない。

>>41

【おお、有り難う御座います。確認したところ修正点は御座いませんので追加しておきますね。】

>>42

【では、やらせていただきますね。遅くなりました。】

嬉しい御言葉有り難う御座います(*´∀`)♪月無様のスレも凄く素敵でいつも参加したくなります。

前スレより

【アネル=ハーバルト】

「ふふ、そうですか?主がそんなこと言うなんて珍しいですね。前から主を見ているからこそ今の言動は驚きですね」

ボソッと呟かれた言葉はアネルには聞こえていて何と返そうか迷った挙げ句普通の返答になってしまった。其れにしても、随分と彼女は変わったと思う。ずっと幼少期から側に居るわけでは無いのだが出会った当初から比べれば変化は明確である。
思わずその光景に笑みを浮かべニヤリと口角が上がる。その様な些細な彼女の変化ですら見逃したくないと思ってしまう自分はかなり重症なのかもしれない。

「駄目ですよ、主。命を粗末にしては。其に主には生きてもらわないと僕が困ります。折角、此処まで面倒を見てきたと言うのに、僕の苦労を無駄にするおつもりですか?」

びしっと、自分の人差し指を彼女の額に添えれば小首を小さく傾げた。彼女が言ったその言葉は本心か迄は分からない。でも、冗談でも仮に本気だとしても言っては欲しくなかった。自分を追うことだけはして欲しくはない。人間は寿命が短いから尚更。軽く言ってしまう彼女に此方も冗談を交えつつ口元を服の袖で抑えればやれやれと言った風に目を細め彼女を見据えた。

「其くらい、分かってますよ。だってずっと主を見てきたんですか。主狡くないですかそんな事言うなんて。これじゃまるで__」

「恋している見たいじゃないか」そんな言葉が頭の中で駆け巡る。其は自分自身でもよく分かってる。分かってて気づかない振りをしたのかもしれない。自覚をしてしまうとやはり恥ずかしい。顔が真っ赤に染まってしまうほどには。

其に彼女の気持ちも気づいてしまった。嗚呼言われればもう言うしかないのだろうか。自分の気持ちだって気づかれているはずなのだ。なのに、何も言わないのは此方から言われるのを待っているのだろうか。そんな気持ちが芽生えてしまうほどに少々自惚れていたのも確かであった。

「勿論、分かってますよ。其くらい僕は賢いんですよ」

言った後にあ、と思いその場に崩れるようにしゃがみこむ。彼女より完璧に僕の方が可笑しいじゃないか。羞恥心の余り何処か今すぐ隠れたいという衝動に駆られる。近くの木の影に移動しようと思い足を進めれば移動している途中で「其に」という言葉が聞こえ不意に動く足を止めた。

一瞬だが振り向くと何やら思い詰めた様な彼女の顔が目に移る。何か考え事かその理由が気になったものの羞恥心には勝てず木に身を潜めて、その場に腰をゆっくりと下ろした。


「それに、どうしたんですか。何か悩みごとですか?」

木に身を潜めたままで有るがやはり先程の言葉が気になり相手の返答を反復するように呟いた。もし悩み事なら彼女の力になりたい。聞いたところで口を開いてくれるかは分からない。でも、少しでも話してくれれば何かしら自分にも彼女にやってあげることは可能かもしれない。お節介だと分かっていながらも口を止める事は出来なかった。