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Re: 【中文】四つの国と妖怪達【募集中】 ( No.33 )
日時: 2016/08/20 14:34
名前: 堕烙 (ID: q9W3Aa/j)

>>32
【東の国→国境周辺/坂上 源一】

 此処最近、近所の子供がきらが何かと国境辺りで遊ぶに行く、怖いもの知らずな子供は烏天狗を見に行ったりとしていたが、その子供の親は不確かな存在に畏怖をなし段々と国境辺りで遊ぶ子供は少なくなったがそれでもちらほらと耳にする話に

「......どの時代でも、噂ってのは人の興味を駆り立てるものだなあ」

 どんな噂でも七十五日までだと季節が変われば過ぎそうなものだったが、この噂は絶えそうにもない、その烏天狗が国境辺りに居る限りは絶える事はないと感じる、それに子供らが広めているようなもんだ、この国を治める狐の嬢ちゃんにも何れ耳に入るだろう

 重くもないが重い腰を上げていかにもおじさんらしくよっこらせと立ち上がる前に呟き、背伸びをし瓢箪酒器あいぼうを携えて下駄を履き、気分が向いたので烏天狗とやらに会ってみる、亡霊か生きている人にしても怖がってこの国から他国の人が来なくなっても困る、生きているならさっさと入れば良い、どうせ噂になっているのだからと思いつつ

「....まあ、本人にしか分からねえ価値観か 亡霊だったら供え物でもすりゃ良いからな」

 立派な高い壁の中にある国、国の外へ通じる入り口には門番が居る、今の所戦等は起きないがそろそろ入り口以外にも抜け道を作りたい所、能力で抜け道を作り、戻せば良いなんて悪知恵が過るが普通に入り口から外に出る事にし、

 一直線とも云える道を見据えて、子供が話していた辺りに行こうとするがその前に一本の木が風の向きとは違う方向に揺らめいた事により、不思議に思い、木の上を見上げるようにそちらに向かうと噂になっている人物を見つける、成る程これなら他国の人は容易に通れる、俺の心配は杞憂だったと何処か安堵をしたように息を吐く

(しっかし....烏天狗にしては羽根がねえなあ....あの子供、直接聞いたのか)

 無意識に訝しげな顔で、再び彼を見ると同時に声を掛ける、にしても....吃驚する程似てるなんて内心で思いながらも

「こんな所で何してんだ?....昼寝にしちゃ味気ねえ所だと思うんだがなあ、そこより東の国の長屋で寝たらどうだ?」

 彼が有名な奴という事も知っているし昔に見掛けた気もしなくはないがその当時は何とかの剣士と呼ばれている奴とか世間沙汰も興味がなかった、それは今もだ、語り継がれているだろうがそれは知ったこっちゃねえ

 まあ、確かに興味半分で来たのも確かだが、俺は酒を買いに来る他国の人が無事に通れるなら何も問題はねえから

 安易に探る必要もなければわざわざ生きているかの確認をするのも可笑しい、しかも初対面に等しく此方が一方的に知っているのも相手によるが癪だろうよと心内で思い、自分的には当たり障りのないごく当たり前な事を聞き、そう彼に提案する
 それにしても上を見上げるのは少々億劫だ、出来れば降りてもらいたい等と感じながらも返事を待つ。

ーー
【全然大丈夫です!絡み文ありがとうございます!此方こそ、色々絡みにくいかも知れませんので変えてほしい場合があれば言って頂けると嬉しいです!】