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Re: 【中文】四つの国と妖怪達【募集中】 ( No.38 )
日時: 2016/08/23 13:18
名前: 月無 (ID: nLPrrFyW)

>>36

【御伽 藍羅/東の国の国境付近】


「ふむ、そういう事か。いやいや、早とちりをしてすまないな。こんな場所だしこちらに向かってきてたから、どこかに出かけるのだと思ったんだ。」

苦笑を浮かべ、顔の前で手を振る。 そうか、どこかに行くわけではなかったのか。まぁ、大した荷物も持ってなさそうだし長旅というわけには行かないのだろう。
少々勘が鈍っているのかもしれないと思いながら、「はは、アンタがじじいなら俺は一体何なんだろうな」と付け足して目線を向ける。

確実に目の前の男よりも年上である自分は、果たして何と呼ばれるのだろうか。そう言えば今現在は琥珀が最年長らしいが、自分がいるとなるとそうもいかないだろう。なんたって同じ頃に生まれた同い年なのだから。


「あぁ...ならば、お願いしても良いだろうか。少し訳ありなものでな、一人で通るには少し勇気がなかったんだ。俺は御伽 藍羅、よろしく頼む。」


その申し出を有り難く受け取れば、ニコリと笑って少し頭を下げた。最近の妖怪はやはりいいヤツが多いらしい、昔はみんな血の気が多くて野蛮だったから少し安心だ。これならば琥珀も安心して長でいられているだろうと、そう考えればどれだけ自分がアイツの事を好きなのか改めて実感した。そのまま少し恥ずかしくなってしまうのだからやはり自分は馬鹿だ、いやそんな事は当の昔に知ってはいたけれど。

名乗れば手を差し出して、握手を求めているのか小さく笑いかける。第一印象は大事だとよく言われていたが、まさかこんなところで役立つことになろうとは。
というか酒屋をやっているのか、ならば酒好きらしい琥珀とも顔なじみなのかもしれない。 そう思えば何か面白い話が聞けるかもしれないと思い、少し胸が高なった。自分がいなかった時の彼女の話を聴けるのは、とても喜ばしいが少し妬いてもしまう。割れながらめんどくさいやつだ。