オリジナルなりきり掲示板
- Re: 真実の果て、愛は狂う【募集中】 ( No.113 )
- 日時: 2016/10/10 19:35
- 名前: 月無 (ID: nLPrrFyW)
【ゆっくりで大丈夫ですので、お気になさらないでくださいませっ。】
>>112
【シスター(蘇芳 暁)/教会】
「だって私はシスターじゃないもの。逆に「貴女は凄くシスターらしい人ですね」なんて言われたら驚きだわ。」
両膝を抱え込むように座り、こちらに微笑みかける少女。どうやらイレギュラーパレードの一員とはいえど、人を見る目というのはありそうである。この前教会に来た男が「あぁ、貴女はシスターに相応しい!」なんて言って拝め始めたから少し不安だったのだ。世界は広いとはいえ、神はいないと断言する奴のどこがシスターらしいのか不思議である。
とりあえずは名前を聞こうか、そう思っていれば先回りさせるように名乗られて内心で感心した。基本的、イレギュラーパレードのメンバーは名乗るのを勿体ぶる。もしくは通り名やらを名乗り、本名は明かさない。だからこうやって素直に名乗る子は珍しいと思ったのだ。まぁ、今の名前が本名かどうかなんて分かりはしないが、多分嘘はついていないだろ。というか、彼女が嘘をつけるほど器用だとは思えない。
「そう、楠木ね...覚えておくわ。私の事はシスターって呼んでちょうだい。」
覚えるように一度名前を呟けば、自分の名は名乗らずにここでの呼び名を言ってクスッと笑う。名前はタブーだ、私達が決めた「決まり事」の一つに「名は絶対名乗ってはいけない」というのがある。一応指名手配犯だから、本当であればこうやって普通に生活していことすら危ない。だから顔を隠し、名前も名乗らないという最低限度の「ルール」を決めて生活しているのだ。
今はまだバレてはならない。そう内心で暗示のように数度唱えれば、いつも通りの笑みを口元に浮かべながら立ち上がった。私はシスターではない、どちらかといえば聖とは真逆の存在。最古の吸血鬼__と、そこまで思えばまたやってしまったと内心で舌打ちを一つ。もうあの記憶は封じ込めているはずなのだけど、ふとした瞬間に蘇ってしまうのだ。所謂「黒歴史」というやつが。
「それで?お嬢さん、どうしてイレギュラーパレードに入ったのかしら。ギルド方針に惹かれて?おね...萌黄 若菜に惹かれて?それともその両方か、はたまた別の理由?」
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