オリジナルなりきり掲示板

Re: 真実の果て、愛は狂う【募集中】 ( No.137 )
日時: 2017/03/22 00:02
名前: 月無 (ID: nLPrrFyW)

>>136

【私も作るの楽しかったのでそのあたりはお気になさらずっ。
おぉ、よかったです(*´ω`*)こちらこそよろしくお願い致します。
かしこまりました。速攻で打ったやつですのでおかしい所が多々ありそうですが、目を瞑って頂けると幸いです(苦笑) 絡みにくければ仰ってくださいませ。】


【ルーチェ/街の隅にある古びた時計台】



「 あの人が私を愛してるって そんなこと迷惑よ 」

長めのウサ耳を風で揺らし、少し高めの声でマザーグースの歌を歌う。場所は時計台の頂上、正確な時刻はわからないが皆が寝静まった時間帯。 少し立て込んでいた仕事の帰り道になんとなく立ち寄った時計台は、やはりと言うべきか人っ子一人見えなかった。ならば丁度いいと夜景を見ながら、こうやって歌い始めてどれぐらいの時間が経ったのだろうか。

「 あの人が私を欲しがってるって そんなことさせないわ 」

脳裏に浮かんだのは一人の男。なぜこの歌をチョイスしたのだろうと自分でも不思議に思ったが、まぁ咄嗟に口から出たのがこの曲だったのだ。思い出してしまったのは不本意だが、本人が目の前に居るわけではないし良しとする。
光がほとんどついていない町並みは不気味そうに見えて何処か安心できるし、上を見上げれば夜空に広がる一面の星。そんな景色を独り占めしている優越感に浸りつつ、マザーグースを歌っていた女____ルーチェは目を細めてから歌を止め背後を振り返った。

「誰か、そこにいるのですか?」