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- Re: 【お知らせ】真実の果て、愛は狂う【募集中】 ( No.180 )
- 日時: 2018/01/29 23:03
- 名前: みこと (ID: ohl0/K5X)
【遅くなってしまい申し訳ありません。まず昌宏で投稿させて頂きます。もう一人はまた後日になります(;´Д`)】
【昌宏/騒ぎの中心から離れた自宅前】
ヒュ、と息が可笑しな音を立てながら彼の口から溢れた。目は限りなく見開かれ驚きが隠せられていなかった。ただ目の前の事を受け入れるのに時間がかかった。
(嗚呼、よく知っている。知っちゃってる。……あん時の感覚とそっくりじゃん。)
思考が働き出すとそれと同時に全身の毛が逆立つ。
腹の底から込み上がる恐怖。背筋を伝う嫌悪感。冷水を頭からぶっかけられたように凍りつく思考。昌宏が自身の死を理解した時以来の忘れたままでいたかった感覚だ。
まさか再度味わう事になるとは。目の前が真っ暗になるほどの久々の恐怖に腰を抜かしそうになったが昌宏は三十路超えのおっさんが倒れたら痛々しいわ!と気力で踏ん張った。
基本的に危険なモノには触らない関わらない近寄らない、を信条にしていたもののこれは関わりを持たざるを得ない。自身の平穏と娯楽を維持する為には多少の無理もしなければ。
「安都なんだよここ。冗談じゃねぇわ。」
そう言い、笑みを作る。しかし無理矢理口角を上げただけの歪な笑みになってしまっているが強がっていないとやってられない。虚勢でも何でも張っておかなければ踵を返して逃げ出してしまいそうになる。だから逃げない為にも笑わなければならない。
目指すは骨の羽を持った男達が居たであろう空の下。光の粒子になって消えたとしても何か、ほんの少しでも何かが残ってはいないか。と藁にも縋る思いで彼は手掛かりを求め走り出す。
選ぶ為にも、何でも良いから知りたかった。
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