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- Re: 真実の果て、愛は狂う【募集中】 ( No.56 )
- 日時: 2016/08/30 14:25
- 名前: 月無 (ID: XpbUQDzA)
【ルーナ/マフィア本部二階にあるバルコニー】
「あぁ...アリシアちゃん。ちょっと夜風に当たろうかと思って。」
声をかけられて振り向けば、柔らかな笑みを浮かべてそう答える。ふわりと風に靡く髪を軽く押さえれば、「アリシアちゃんはどうしたの?」と聞いて小さく首を傾げた。こんな夜更けに外に出てきたのだから、彼女も自分と同じ理由かそれとは別のものだろうと思いながら。
あぁ、やっぱりこのまま部屋に戻ろう。アリシアが来たことによりそう考え直したルーナは、心中を悟られないように息を吐いて夜空へと視線を移す。 マフィアのメンバーにも、それ以外にも弱みは見せてはならない。強く凛々しく、気高いアンダーボスとして生きる事を決意したあの日から、ルーナの心には疲労が確実に蓄積されている。もちろん、それを気づかせるほど嘘が苦手な訳では無いので今のところメンバーには気づかれていないが。
「あんまり夜更かししちゃダメだよ?明日のためにも、きちんと身体を休めてね。」
ニコリと笑い、冷たくなってしまった体をもう一度温めるためにもお風呂に入ろうと思いながら、アリシアの体調を気遣うような事を言う。「マフィア内のお姉さん」的立場にもいるルーナにとって、メンバーは皆庇護しなければ行けない存在。例外といえばボスぐらいだろうが、その存在はルーナの中では別格だ。誰とも比べ物にならないからこそ、多少なりとも反応が違ったりする。まぁ、少々初心な反応ばかりしている自覚はあるのだけれど。
「んーっ...やっぱり綺麗だなぁ。」
星空を見ながらそう呟けば、クスリと笑ってアリシアへと視線を向けた。
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