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Re: 真実の果て、愛は狂う【募集中】 ( No.65 )
日時: 2016/09/03 20:29
名前: 咲来 ◆hjAE94JkIU (ID: EkFUTbCM)
参照: http://動かしてもらえたりしますか?

>>63

【今和泉 京花/街の中央にある公園】

「何笑ってんのよ。僕がまさかいいね、なんて言うと思ってたの。自分自身でもそう思うなら提案しないでよね。全く」

幾ら自分が狂っていると言えど誰でも言い訳では無い。嫌いな人に勿論自らやったりしないし何よりこんな自分でも好みは存在する。ぶっ飛んだ思考、行動、考え方、を持っているためが故に回りからはそう思われない事も多いが。

だか、特別其を理解してほしいと思わないのも事実。そもそも自分自身の性癖を理解してくれる人なんて居ないだろう。そう誰であっても。

「本当にそう思ってるの?言ってる側から失礼だけど僕にはそうは見えないね。だろうね、でも良かったよ。此処でもし負けを認めるようなら遠慮なく斬るつもりだったから。化け物、ね」

此方に向かって楽しそうに、尚且つ余裕そうに笑う彼をみて京花は相手を睨み上げる。ギギ、と相変わらず剣は悲鳴を上げるように軋み堪えていた足はずるっと地面を滑るように少しずつ後退していく。そろそろ此の体勢も限界だろう。そう考えた後、力を振り絞り相手の剣を押さえつつ突進する形をとる。そして上手く押し退けては剣を弾いた。

「ちょっと、僕女の子なんだからもう少し手加減してくれてもいいんじゃない?」

弾いた後相手との距離をとれば空いている方の手を上げ指を思いっきり指した。男女の力の差はある程度理解していたものの流石に今持っている技術を糧にしたとしても埋めるのは困難であろう。相手だって其くらい分かっている筈だ、簡単に力の差が埋まらないことくらい。其なのに手加減されている感じは感じられない。ふっかけたのは自分だし文句なんて言いたくはなかったのだが此の場合は致し方ないのだ。むすっとした態度をとれば剣をその場でブンブンと意味もなく振った。

「む、それもそうだけどさ。なんか納得いかないと言うか、なんと言うか。んー、分かったよ答えればいいんでしょ。勿論知ってるよ、あの政府が公表した事実ならね」

ぐるぐると器用に髪を弄っては、納得していないのか声を上げ珍しく唸る。そして何かを諦めたのか漸くしてから重い口を開いた。5年前の事で自分が知っていることと言えば政府が公表した事実位だ。仮にもし此の事実が違っていたとしても彼女にとっては構わないしどうでも良いことなのだ。
だが、新しい情報をくれるというなら別である。情報と言うものはもらっていて損は無いのだから。其れにしても何故そんな事が気になるのかは不明では有るが、其をわざわざ相手から理由を聞き出そうなんて思わない。其処まで自分はせっかちではないのである。

「で、話したけれど何か間違えでもあるの」

念のため聞いておこうそう思い呟けば暫くの間相手の返答を待ってみることにした。