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Re: 真実の果て、愛は狂う【募集中】 ( No.66 )
日時: 2016/09/03 22:04
名前: 月無 (ID: nLPrrFyW)
参照: http://もちろんですよ!


>>65

【雨水 嵐/街の中央にある公園】


「思っていますとも、思わなければ速攻でぶった斬っておりますよ。生憎弱い人を虐める趣味は持ち合わせておりませんのでね。 あはは、それは怖い。斬られるのはゴメンです。...えぇ、皆化物並に強かったですよ。俺も貴女も、秒で地面にへばりつかなければならないぐらいには。」

冗談をいうような口調と声音で本心を口にすれば、少し刀にかける体重を増やして力を込める。ギシギシとなる音が不快ではあるが、これぐらいで折れるような軟弱な刀ではないため遠慮はない。 というか遠慮していたらこちらが押しやられてしまうから、顔は笑っていようとも結構ギリギリなのである。

「んっ...?!」と声を出し、弾かれた刀の反動で後ろへと飛ぶ。3歩ほど後退しその場で音もなく立ち止まれば、ぶんっと刀を横で振り下ろしてコキコキと首を回した。少し腕に負担がかかったが、まぁこの程度で済んだのだから良いと思うべきであろう。それよりも目の前のリーダーの力量である、少し情報を修正しないと痛い目を見るかもしれない。 冷静にそう考えつつ、不満をいうリーダーを見て目を細めた。


「手加減したら怒られるとおもったのですが...そうですか、ならば少しは手加減させてもらいますね。」


周りにいた知人の女に手加減したら、何時も怒られていたし何より自分の命が危なかった。そんな事実は言わずに軽い口調でそう言えば、相も変わらずヘラヘラとした笑みを浮かべたまま剣先を向ける。 手加減するのはもちろん構わないが、それで良いのだろうか。いや、あくまで彼女は「楽しみたい」のだからなるべく対等がいいのだろう。そうでなければ楽しくない気持ちは確かにわかるから、特に文句を言ったりはしなかった。


「納得しなくても、答えてくれるところがお優しいですよね。 そうですか...やはりソレしか知りませんか、分かってはいましたが少し残念です。」


初めて表情を変えれば、かすかな落胆じみたため息を吐いて剣先を下げる。別にリーダーが悪い訳では無いし、あまり期待もしていなかったため落ち込むことは無い。ないのだけれどやはり残念だ、せっかく真相の鍵がつかめると思ったのに。
やはりあの人たちに聞いた方が良いのだろうか、そう思いながらも髪を弄る姿を見れば何となく頬が緩んだ。似ているわけでも懐かしい訳でもないが、心がほんのりと暖かくなるのは一体全体何故なのだろうか。自分のことなのによくわからない。


「そうですね...俺も確証はないのであまり下手な事は言えないですけど。 あのゲームを知っていたのは、参加者と俺だけです。だから可笑しいんですよ、政府が「最悪のゲーム」が行われていたことを知っているのは。 あと...これは俺の推測ですけど、英雄二人は多分国を救うなんて考えてなかったと思いますよ。あぁいや、萌黄さんは考えてたかもですけどね。白狼さんに限ってそれはないと思います。あの人の行動原理は、そんな大それた物じゃないですから。」