オリジナルなりきり掲示板
- Re: 真実の果て、愛は狂う【募集中】 ( No.67 )
- 日時: 2016/09/04 12:57
- 名前: 咲来 ◆hjAE94JkIU (ID: EkFUTbCM)
- 参照: http://では、お願いしても宜しいですか?
>>66
【今和泉 京花/街の中央にある公園】
「あらあら、物騒なことを。君も中々怖いことを言うね。嗚呼、速攻でぶった斬られなくて良かった。まだやりたいことだってあるし、そもそも斬られる趣味はないもの。其処のところ残念だね。持ち合わせていればパーフェクトだったのにね。秒で…ねえ。是非とも、この世界から消えてなくなる前にお会いしたいものですね」
月明かりに照らされ赤い瞳は輝きを放つ。弧を描くように上がる口角。爛々と鋭さを増す瞳。まるで体全体で楽しみとでも言いたげで彼女の周りを取り囲む空気すら変わった。どうやら話の中に彼女にとって興味をそそられるものがあったようだ。目を軽く細めクスリと小さく笑えば服の袖で口許を覆う。強い人物と言うものは京花にとっては興味をそそり、自分自身わくわくする存在でもあった。だから、自分もましてや目の前に居る彼ですら秒で地面にへばりつけさせる存在に興味が湧き尚且つ会ってみたいとすら思ってしまったのだ。
「少し前の僕だったら、手加減なんてされたら怒り狂ってたと思うけど。今はそんな事じゃ怒らないよ。だって真っ向からぶつかったら力の差で勝てっこないじゃん?其に今は単なる手合わせだし。僕は楽しめれば良いって思ってやってるだけだから。其に手合わせじゃなかったら相手に了承を得ずともぶつかるけどね。不意打ちの方が楽しいし」
相も変わらず目の前の彼はヘラヘラしてばかりである。だからか彼に興味をそそられるのは。ついつい余裕がなくなるところを見てみたい等と言う欲望が思わず出てしまうのは。ぶらんと下げていた剣先を再び相手へと向ける。今度こそ見誤って仕舞わないように。しっかりと手を固定すれば右足を半歩下げては腰を屈めた。
「優しい、僕が?そ、そうかな。えへへ、初めて言われたよ。」
優しい、そう言われ京花は思わず目を丸くした。優しいとか自分にとっては掛け離れた言葉だと思っていたから。どちらかと言えば狂っていると言われることが多く優しいなんて言われたことがなかった。だからどう反応していいか分からずどもり、動揺してしまったのだ。でもやはり人から誰かしらからそう言われると嬉しくて仕方がない。その言葉一つでどうやら彼女は上機嫌になった様で気持ち悪いくらいニコニコとし始めた。
「え、え。何か僕もしかして悪いこと言ったかな。言ったなら後免」
相手の落胆ぶりに違う意味で今度は同様を見せる。珍しくその場でオロオロとすれば頭を捻った後訳も分からず相手の目を見て謝った。最善策は見いだせず困り果てる一方である。此れからどうしようか、そんな疑問が彼女の頭の中を埋めつくしとても正常に判断できる状態ではなかった。
「むむ、と言うことは政府への内通者がゲームに参加した人の中に混じっていた恐れがあるかもしれないなあ。でもそんな事が有り得るのか。だが、そうでもしないと政府へ最悪のゲームの内容がばれる分けないし。そもそも政府側がゲームに参加した…なんて事は有り得ないよなあ」
一時止まっていた思考を相手の話を聞いた後フル回転させぶつぶつと独り言を唱えるように呟き始めた。
総合掲示板
小説投稿掲示板
イラスト投稿掲示板
過去ログ倉庫
その他掲示板
スポンサード リンク