オリジナルなりきり掲示板

Re: 真実の果て、愛は狂う【募集中】 ( No.68 )
日時: 2016/09/04 16:36
名前: 月無 (ID: caCkurzS)

【上の方が文字数制限で打てないのでこちらで。
もちろんでございますよ。絡みたい子を仰って貰えると。あと、よろしければそちらから始めてもらえると嬉しいです。】


>>67

【雨水 嵐/街の中央にある公演】




「そんな趣味を持っているのなら、政府ではなくイレギュラーパレード行きですよ。ふふっ、そうですね。いずれ会う機会もあるかと。 ...嗚呼、そういう考え方ですか。それならそれで構いませんが、後で怒らないでくださいよ?」


くつりと笑いながらもそう返し、空気が変わっていくのを肌に感じる。目の前で妖しく笑うリーダーはほんとに読めない、単純そうに見えて複雑で理解不能だ。多分自分よりも強い存在がいるというのに惹かれたのだろうと、そう考えながらも「ほんとにいつか会うことになるであろう」とそう思う。真実を読み解いて行くうちに、必ず彼らとは顔を合わせることになるはずだ。真相を知っているのも、鍵を握るのも、この国の運命だって変えてしまうほど力を持つ彼らのみなのだから。


「優しいですよ。ほんとに酷い人は、貴女みたいには笑いませんからね。俺はそういう人を見た事がありますが...そうですね、一言で言えば「血が通ってない人」でしょうか。」


もうこの世にはいない男の姿を少し脳裏に思い浮かべ、思ったことをそのまま口にすれば口元に笑みを浮かべる。目に見えて嬉しがる姿を捉えながら、「かわいらしい人だ」とそう思ってそれに驚いた。目の前のリーダーを「狂っている」「理解不能」と思う事は多々あったが、「可愛い」と思うことなんて今まで一度もなかった。というか、異性に対してそういった感情を抱くのは随分と久しぶりである。

もっと色んな表情が見てみたいと、そんなことを思いながらもそれは表に出さないように気をつける。多分手合わせにより興奮しているのだろう、だからこんなことを思っているだけだ。そう自分自身に言い聞かせ、ニコニコと笑うリーダーから一度視線を逸らす。


「いえいえ、リーダーが悪い訳では無いので気にしないでください。勝手に少し期待していただけですし、貴女に非があるわけではありませんので。」


先ほどとは打って変わり、オロオロし謝ってくる姿に不謹慎ではあるが笑ってしまった。案外彼女は普通の女の子なのかもしれない、ただ単に剣を交えるのが好きなだけで。そういった面が表に出ていたから勘違いもしていたが、見方を変えてみると色々とわかることもあった。これは、今回の手合わせは引き受けて良かったかもしれない。


「参加してたのは月下の獣とイレギュラーパレード、後はまぁ...向こう側の人ですね。俺は色々理由があって知っていましたが、それ以外であの中に政府の人間と繋がって居る人はいませんでしたよ。俺が知る限り、ですけどね。」


表情をただし、真面目な顔つきになればそう話す。そう、あの中で政府に密告する人など居ないはずなのだ。己が情報を渡すように掛け合っていた2人も、親友も、それ以外も。まぁ...唯一可能性があればあのヤンデレ男ではあるが、あいつは最後まで生き残っていなかったため除外である。とすれば、ほかにはだれが...?

刀を下げたまま、思考をフル回転させて一人一人の特徴を思い出す。ダメだ、誰も黒とは言えない。


「ほんと、何で政府が知ってたんですかね。五年たって今でも謎ですよ。」