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- Re: 『中文』運命を壊して『開始』 ( No.24 )
- 日時: 2016/09/18 07:28
- 名前: 槐 (ID: ZUyffco7)
- 参照: ダーリンの文素敵すぎて
【常盤 桜 / 空の柱 最上階】
「っ!…ち、がう…、私が…っ」
名前を呼んだ相手が自分に向かって謝っている、さらには私を庇うかのように責めるなら自分をと…
(違う、違うわ…、貴方は何も悪くないの)
桜は景を責める気など全くなく首を小さく横に振りながら息苦しくとも必死で思いを声に出して伝える。
創設者がこんなに動揺して泣いてしまうなんて、景や、他の干渉者だって動揺してるし悲しいはず、それを私が支えなければ、なんとかしなければならないのに。
泣いてはいけない、苦しんでは行けない、干渉者にばかり責任を押し付けてはいけない
そう思えば思う程、さらに呼吸は苦しくなり、涙も止まらない。
本音を言ってしまうのであれば、今すぐ景に側に来てもらいたい、落ち着くまで寄り添っていて欲しい。
景の言葉で傷付いたとは全く思っていない。
そんな我が儘を言えないのは自分が狼の変化に気付けなかった事、創設者としての自分、景の負担になりたくないという思いから。
常日頃思う、景は他人にはとても甘い、自分の事は平気で犠牲にするのに。
そんな彼に甘えきってしまうのは、重荷を増やしてしまうだけ。
桜自身は彼の負担を減らしたい、もう少し楽に民や他の干渉者と関わってほしい。
そう願ってはいるが、願うだけで無力で気持ちの弱い自分には未だに何もしてあげられない。
桜は悲しいという感情だけでなく、さらに何もできない自分に対する怒りが先ほどよりも強く込み上げてくる。
(私が…狼を見殺しにしたようなもの…このままじゃいつか他の皆…景まで…)
ーー降り注いでいた雨はさらに激しくなり雷鳴が轟く
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