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Re: 『中文』運命を壊して『開始』 ( No.28 )
日時: 2016/09/30 14:40
名前: 堕烙 (ID: 3w9Tjbf7)
参照: http://おう! 大丈夫、返しやすいから!ありがとうな←

【神凪 景/ 空の柱 最上階】

 独白にも似た俺の言葉を黙って口を挟まずに聞いてくれた事に少なからず感謝を内心でするが同時にやはり声に出すのも辛いんだろうとも思ってしまうものの、桜を見て聞いてくれているかはすぐに分かった

(俺の言葉は身勝手だと分かっている....だが、俺は主としても個としても君に仕え、支えたいんだ)

 嘘偽りもない言葉を声に出して桜に伝えるのはそうしたいからで、合わせなくても一向に構わない、俺がしたいだけだから桜が無理に声を出さなくて良い、落ち着いたら....で構わないんだ

 それなのに、いやそれでも声に出して伝え、しっかり此方を見る姿に伏し目がちになっていたのをやめ、頷いた後に立ち上がって

「ありがとうな、桜」

 桜のその一言で俺は充分だ、救われる....君だったから俺はこの国に居たいと思えるんだとそう思いながらも声に出して言ったこと、傍に居て良いと許可してくれたことに対して僅かに微笑して礼を言えば、桜のすぐ傍まで行き

 桜の手を掬うように取り、繋ぐと隣に座って再び口を開けば

「..........桜、声を無理に出さなくても大丈夫だ ...声出せそうになったらで構わない、だから....今は落ち着くまで泣いても良いんだ、それまで俺はずっと桜の傍に居る」

 ゆっくりと落ち着いた口調で優しく答えなくて良いと桜を見ながら話す

 本当は俺の代わりに泣いてほしいと....思ってしまう。俺は此処で過ごしている内にそう....麻痺したように泣けなくなっている。乾いている訳でもないはずなのに、何時の間にか出てこなくなっていたからだ

 泣き顔を見たくはない思いも確かにあった、桜は....笑った顔が見たいと云う思いもなくはないがそれでも....一人で抱えてしまう前に、自分がと責めてしまう前に僅かでも支えられればと、手をしっかり繋いで

(俺は....桜を置いて逝ったりはしない) 

 心の中でそう誓う、確証もない....不確かな言葉を紡ぐ、それがこの国に留まる理由でもあり、一種の願いだ、傍に居たい....ただそれだけで何千と月日をこの国で過ごしていられる