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Re: 【中文】幸福days 【募集中】 ( No.82 )
日時: 2016/09/25 23:50
名前: 月無 (ID: nLPrrFyW)

>>80 >>81

【初瀬 月下/演劇部の部室】

「初心だねぇ...ほんと、普通の女子はそういう反応だよね、やっぱり。」

一瞬どこか遠くを見つめれば、菓へと視線を向けてそう呟く。一体全体何を思い出したのか表情は曇ってき、「なんで僕の周りは...」と小さく不満を漏らす月下の周りは彼以上に個性が強い人ばかりなのだ。例えば男装が好きな姉とか、弟にすら容赦のない兄とか、声の出さない女性の知り合いとか。...思い出せばきりがない、とりあえず一度頭を振って思考を中断させれば御倉の問いに答えることにした。

「...例えば、悪魔に偽物の魂を埋め込まれたとか...ね。別にその辺の細かいとかは、想像とかでいいと思うよ。ウンディーネだって実在したかどうかは分からないんだから。」

足を組み、思案げな顔をしながら自分もスマホを操作する。別に何かを調べる訳では無い、舞台の貸出やら衣装のイメージ画やらを頼むためである。こういう時は身内や知り合いにそういう関係の人がいてよかったと、素直にそう思うことが出来る。これが他人であったら確実に無理だ、全て御倉に任せて自分は部室に引きこもっているはずだ。

連絡している際に聞こえてきた御倉の話に耳を傾ければ、「甘いよね」と心の中で呟いて息を吐く。捉え方は任せると言ったのだから別に構わない、ただ女の子というものはほんとに甘いなと、そう思っただけだ。苦い話は好まない、甘くて優しくて明るい話を好む。演劇とは夢を売る仕事でもあるから別にそれはそれで構わないのだろうが、「あんな家庭」で育った自分からすればそれはあまりにも甘ったるすぎた。

「ま、別にどんな解釈でもいいよ。僕はその解釈にそう台本を書くだけだから、どーぞご勝手に。」