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- Re: 【中文】幸福days 【募集中】 ( No.94 )
- 日時: 2016/10/03 23:08
- 名前: 日比谷 (ID: P/D0CuiW)
- 参照: お一人ずつ返信します…!
>>92
【真柴 彩香/美術室】
夜桜の幻想的な美しさや夜特有の風の冷たさは1か月経った今でも鮮明に覚えている。
確かに満喫していた。いや、満喫しすぎていたとでもいうべきか。スケッチに熱中してしまい、自分から誘ったくせに紡を放ったらかしにしてしまい怒られてしまったことを思い出す。
勿論そんなかっこわるいエピソードを後輩に話せるわけもなく、祐樹には小さく笑みを返すだけだった。
抗議するような不満そうな声で返ってきた返事に、私だけというのはなんかいい響きだな、と見当違いなことを思う。
地毛だと知っているが明るい髪に細身だがガリガリすぎない丁度いい体格、それに加えて高身長。これが世にいうイケメンなのだろう。そんな彼の内面の可愛さを知っているのは自分くらいなのかと思うと、思わず笑みがこぼれる。そして、これからはもっと本人に伝えていきたいな、と祐樹にとっては迷惑そうなことを考えていると不意に耳に入ってきた可愛いという言葉に一瞬にしてフリーズしてしまう。
顔はもちろん耳まで真っ赤にして、「え、う、その……」と言葉になっていない声を零す。
お世辞をさらっと流せない自分にまた恥ずかしくなって俯いていると、突然ガタリと音を立てて椅子から立ち上がった祐樹に驚き視線をあげてしまう。
「……未知の生物って、…ふふっ。困惑しちゃう気持ちは分かるけど、先輩に憧れちゃう女の子たちの気持ちも分かるからなぁ。……んー、とりあえず祐樹くんはそのままでおったら大丈夫よ。飾ってない感じが私は好きやから。」
表現の仕方が可笑しくつい笑ってしまい、先程の恥ずかしさはだんだんと薄れていく。
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