オリジナルなりきり掲示板

Re: 白の帝王は笑わない ( No.103 )
日時: 2017/03/23 19:15
名前: ふぁいら (ID: zflF3NFd)

(プロスドキアン=ラススヴィエート/1階/エントランス)


 ―――――審判の日が近づいている。そのための準備を進めなければ。

「ふーんふっふーふーんふふーふふふふふんふーん」

 人間の情緒を揺さぶるような不気味で不安定なメロディ。男は其れを鼻歌だけで誰もいないエントランスで披露していた。ほんの退屈しのぎだ。鼻歌だけでは飽き足らずそのうちふらふら歩きまわり始めた。自分の奏でるメロディに合わせて、何処かリズムをとる様に。
 嗚呼、招集をかけてからまだ一人として此処へ辿り着いてはいない。今日はとっても面白いゲームを皆でやるって言うのに。誰か1人でも欠けたら出来ない遊びだ。遊びは大勢で楽しむものだ。残念ながらそう思ってはいない子も1人二人、それどころではないくらいに居るのだけれど。

 人工的な光沢をもつブロンドの髪をさやさや揺らし、プロスドキアンは正面の階段に腰掛けてみたり、立ち上がってみたり。落ち着きがないのはうきうきとして、興奮している証拠らしい。子供の様な表情で、去れども声は囁く様に。

「早く誰か来ないかなぁ」

 男は退屈だった。だから時々みんなで出来るゲームを考えていた。
 しかし今日ばかりは、単なる遊びではない。

 今日のゲームには、意味がある。

>>ALL


(という訳で出出しを切らせていただきました、どうもふぁいらです。こういう時だけ白の帝王を活用していくスタイルでございます。なにとぞよろしくお願いします!!
 後程、今回分のキャラリセットについてご案内したいと思います……!)