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- Re: 白の帝王は笑わない ( No.104 )
- 日時: 2017/03/23 22:57
- 名前: 水城 (ID: /x8osLDz)
>>103
(イヴァン/1階/エントランス)
ダイニングの方が少しばかり騒がしい気がする。
よくよく耳を澄まして、ざわめきから単語を拾い上げていくと「ゲーム」「招集」「エントランス」等々。
それらを繋ぎ合わせていけば「ゲームのために招集された」ということは容易に分かった。
とはいえ、今のイヴァンはゲームに参加するような気分ではない。
今は読書や彫刻制作室での実験、スティーリアへの質問などで興味の大半が占められていたのだ。
招集を無視するという案が一瞬だけ頭をよぎる。
しかし、この招集を無視すると後が怖いような気もする。
断ってくるのがよさそうだと、自分から話しかけたセレストの返事すら待たずにイヴァンは足早に階段を下りていった。
3階から2階、さらに1階へと歩みを進めるとエントランスで皆を待っている人物が目に入る。
この宮殿の主、ここにいる唯一の大人――のはずだが、そわそわと忙しなく動いている今の姿はイヴァンよりも幼く感じられた。
そんな彼へと階段の上から声をかけてみる。
「プロージャさん、おはよう。ゲームするって聞いたんだけど……ごめん、僕はパスで」
穏やかで静かな声だったが、がらんとしたエントランスにはよく響いた。
うきうきしている相手に断りを入れるというのにイヴァンには少しの罪悪感もないようだ。
その口調は軽く、顔には普段となにひとつ変わらない笑みが浮かんでいる。
さらに、返事を待たずに来た道を戻ろうと背を向けるのだった。
【ひとまずエントランスには向かいましたが、当のイヴァンがこの調子ですみません。自分のやりたいことしかやらない子なので反応がこれしか浮かんでこなかったといいますか……;
追記
前回のイベントの続きという時間軸で書いていたので、違う場合は後で修正しますね。】
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