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Re: 白の帝王は笑わない (お知らせ) ( No.90 )
日時: 2017/03/21 15:37
名前: ふぁいら (ID: zflF3NFd)

>>89

(ニキータ=プィリネフ/廊下/4階)


子供と言う言葉に胸の奥がざらついて、ニキータは反射的にスティーリアを睨んだ。眉間に深い皺を刻んで彼女を見据えるのは、これでいったい何回目だろう。
ニキータ自身には、自分が子供である心算などこれっぽっちだってないのだ。少なくとも自分はこの宮殿にいる子供の誰より、未熟であるはずが無いと、彼は信じて疑わない。年齢こそは幼かろうと、かれこれ生まれて12年だ。子供と言われると、何も知らない小さな子供と言われているような気がして、血気盛んになってしまう。

「俺をガキ扱いするんじゃねえ……」

獣のうなり声にも似た低い声には、明らかに苛立ちが含まれていた。
ニキータがスティーリアにケチをつけたいのは、それだけではなかった。ムキになった様子で抗議を続けるスティーリアを見ていたら、意地悪な気持ちが止まらなくなって、ニキータは軽薄な笑顔を浮かべて鼻を鳴らした。

「そのまんまの意味に決まってんだろ。テメエはただの氷。ソレが人間ごっこに興じてるなんて」

ニキータはスティーリアに詰め寄りながら、湿っぽい声を出してこう言った。

「笑える話だよなぁ? 氷柱スティーリア

彼女は元来氷だ。それなのに命を持つ。彼女は彫刻だ。彫刻である癖、心を持つ。
それは人間であるニキータが得ることのできなかった豊かで穏やかな心。
魔法が作り出した奇跡にすらニキータは唾を吐きたがる。自身の彫刻を初めて作った時からそうだったのだ。こんな不気味な生き物を、素直な心で受け止めることなんて出来なかったのだ。
本当はその計り知れないほどの鋭い輝きを、もっと知りたいと思っていたのに。

「ッおい! 触んじゃねえ!!」

ニキータは反射的に手首をつかまれた方の腕を思い切り振り上げると、彼女から離れた。ゾッと鳥肌が体中、波を打つように立っていくのを感じながら、ニキータは彼女をまた睨んだのだ。ひんやりとした少女の手に捕えられた自分の手は、不本意にも震えている。
気が動転した。誰かに触れられるのは元来苦手だったけれど、その日のことなど遠い記憶の彼方なのだ。落ち着かないような、寒気立つような、得体の知れない者に遭遇した時のような怖さにも似た感覚にニキータは戸惑ったのだ。

「ふっざけんな……、お前、二度と俺に触るな!!」

苛立ちの怒声を上げたニキータは、踵を返して当てもなく足を速めるのだった。


【触られたらニキータこうなっちゃうかなと思ったので離脱になった仕舞いましたすみません;;;; お互いぼちぼちペースを気にせずやって行きましょうかb そう言って頂けて感涙で御座います。私もスティーリアちゃんの面倒見の良いところが好きでございます! むしろ手を出してくれてもいいのだ(((

 おお、やりましたね!! ばっちり完璧です!!!】


>>椎名さん


(わたしもぐふぐふとにやけています。親の子は大人な態度でダンスに付き合ってくれてもいいし面倒臭いとかいいながら付き合ってくれるツンデレでも美味しいですし妄想が広がり過ぎてにやけますすみません← 萌えますよねb
 ちなみに既にイベント開催中なので投下ばっちこいなのですよ!!)