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- Re: 白の帝王は笑わない (お知らせ) ( No.94 )
- 日時: 2017/03/17 14:31
- 名前: 瑆 (ID: I3BHkUjK)
(四階、セレスト自室)
セレストは、今日もまた目の下に隈を作っていた。
机や、床、ベッドの上までもに、いろいろな作者が書いた、「宝石について」の本が散乱している。
そのどれもが「エレーメージェバイト」、もしくは「ジェレメジェバイト」のページで開かれていた。
「…くそっ」
セレストは拳をベッドに叩きつけた。
その衝撃は柔らかいベッドに吸収され、白い拳が赤く染まることはなかった。
しかし、ベッドの上のいくつかの本が、弧を描いて床に落ちた。
その本の開かれたページに書かれた、綺麗すぎるセレストのもう一つの名前。
ダイアモンドよりも希少価値の高い宝石の名前。
明らかに自分が名前負けしているような。
そんなきらめかしい名前なんて欲しくなかったと、セレストは痛切に感じている。
どうせならこんな名前ごと、消えてしまえばいいのに。
そう思い、ぼさぼさの髪を手で搔き混ぜた。
「……」
爽やかな朝に、セレストは目を細めた。
「風呂にでも行くか」
セレストは黒い手袋をはめた。
《や、やっと本編に参入できました……。(絡みには行けてませんが…)
風呂に行く途中でも、もしくはどんなときでも構いませんので、どうぞ絡んでくださいませ!!》
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