オリジナルなりきり掲示板

Re: レディーシンデレラと灰色の悪夢(募集中) ( No.22 )
日時: 2017/03/31 14:38
名前: ふぁいら (ID: zflF3NFd)

>>月無様


 集中力が途切れたのと同時に部屋を見回してみれば、汚いフローリングの上は端切れや糸くずや没となったデザイン画で見るも赫々たる姿へと変貌していて、俺は何故か思わず笑った。理由が自分でわからなくても俺は面白ければ笑う。
モスグレイ曰く真面な家具がベッドと作業机しかない俺の部屋なんて、掃除が行き届いていたら死んだ人の部屋みたいだと。その言い草は嫌いだったが寛大な俺は双子の片割れのユーモラスな暴言くらいは笑って許す。そうそう、この屋敷の連中はあいつ意外は何かと鼻につく戯言ばかりのたまう奴の集団だから、それくらいの軽口ならば差して何とも思わない。むしろ鬱陶しいほど傍に居続けている奴だからこそ、と言うのもあるかもしれないが。
 
 さて、今の今まで俺は散乱する部屋の中に姿勢よく立ち続けていた洋裁用のトルソーの周りをまわりながら、片腕に掛けた布を当てたり、待ち針で留めたり、ペンで型紙の線を書き加えたり、つまりは仕事をしていたわけだが、それにもまさかの飽きが来たらしい。ふいにため息をつくなんて自分でも吐き気がするが、それでもどうにもつまらなくなって虚しい。

 鬱屈を外に発散させるためにも思いきり伸びをして、窓辺へと近寄ってみる。
 嗚呼、今日もゆるやかに雲は空の上を滑って行く。一雨来そうな濃さの良い天気。

「……あーあ、今日の仕事つまんなすぎだよなぁ。しょうがない」

 退屈だとスランプに陥る。スランプなのも退屈に通ずる。
 どちらが先に来たって似たようなものだけれども、この状況を打破するにはいつだって俺自身が行動に移さなければならなかった。あーあ、クソ面倒臭せえ。

「取り敢えず暇そうな奴にちょっかい出しにいこーっと」

(ということで変態は部屋におります。文章的に絡みづらいとは思うのですが;; よろしければ遊んでやって下さいませです)

>>双葉様
(順番的に月無様が先にプロフ投下されていたということでお先にお返事させていただきました。後程双葉様への絡みも投下させていただきます。っというかちらりと文章を読ませていただいたのですが文章力の高さに圧倒されております(()