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Re: 永劫のネクロダンス ( No.2 )
日時: 2017/07/30 20:45
名前: 比良坂 (ID: UlJE/3RE)
参照: 驚きのふんわり加減

 ―世界観のような舞台設定のような―

 時代は現代、2000年代初頭。科学技術が着実に発達してきていてスマホはないけど携帯電話はある、そんな感じの頃のヨーロッパ。
 此方の世界よりもちょーっと変なものがあって、可笑しな出来事が起きて、たまに世間を騒がせている事以外は概ね此方と変わりない。人目にはつかないところで未だ妖精やら魔女やらが潜んでいる所為だ、というのが専らの噂。多少の齟齬はあれど「暗がりに近づいちゃいけないよ、魔物が出てきてお前を知らない所へ攫ってしまうから」みたいな小さな子供に言い聞かせる系のお話が全世界に生きている。



 ―用語説明―


 「ネクロニカ・サーカス」
 ヨーロッパの街々を転々とし、夕方から夜にかけて公演を行うサーカス団。普通のサーカス団では真似できないような際どい(主に生死が)演目を盛り込んだスリリングなショーが観るものを魅了するとかで、噂になったりなってなかったり。知る人ぞ知る、というやつ。ハマる人は超ハマるのでコアな客が多い。グロテスクな演出(演出ではない)が多々あるので、耐性がある人向け。なので年齢層は様々だが幼い子供が来ることは少ないよう。
 その実態はなんと、団長がネクロマンサー、団員全員がアンデッドなとんだ死屍累々サーカス。もう死んでいるのだから、火吹き芸も綱渡りも切断芸も躊躇なく全力でやる。千切れても潰れても団長さんがすぐにちゃんと直してくれるので安心!
 おどろおどろしそうに思えるが、団長は全くの人畜無害。お客を攫ってアンデッドにしてやろう、みたいな考えは当然ない。団員達も和気藹々としている。和気藹々としながら、また時に血みどろになりながら日々練習や公演に勤しんでいるのだ。
 公演後はたまに観客達との交流会が開かれる。観客にとってはお気に入りの団員と仲良くなるチャンス、団員にとっては観客の声を直に聴くことができる貴重な機会。こうしたファンサービスも熱狂的なファンを生む要因の一つである。
予め決められた練習時間以外の時間は各々好きに使っていいことになっている。お給金もきちんと出ているので、移動先の街でショッピングや食べ歩きなんかをするのもいいだろう。


 「アンデッド」
 かつて生命体であったものが、既に生命が失われているにも関わらず活動する超自然的な存在。死にきっていない半端者。ここではネクロニカ・サーカスの団員達のこと。
各々様々な理由で生前に団長と出会い「死後、アンデッドとして甦りサーカス団に入る」ことを約束した人達。生前病弱で永く生きられなかった者、死ぬ間際やり残した事があった者、皆それぞれ明るくない過去があるようだが中にはそうでない人もいるっぽい。
 見た目は普通の人間。その身体には赤い血が収まっている(別の液体に入れ替えも可能)。理性、五感はきちんとあるが痛覚は非常に鈍い。また、一度死んでいるためか身体活動のリミッターが外れており、常人以上の力を発揮することが可能。定番というべきか、日光には弱いらしく日中の外出は日傘必須の上長時間日に晒されると外側からぼろぼろと崩れてゆく。身体からは死臭なるものが出ていて、そのままステージや人前に立とうとすると団長さんに怒られる。なので香水やらなんやらで紛らわせる必要がある。吸血鬼等ではないのでニンニクも聖水も十字架も苦手ではない。食事は基本生前と同じものをとるが、既に死んでいるため栄養や睡眠を摂取せずとも活動に支障はない。


 「ネクロマンサー」
死霊魔術や降霊術を操る術師。ここではネクロニカ・サーカスの団長のこと。
楽しいことが好きで人の笑顔が好き。眩いスポットライトと溢れんばかりの拍手喝采や笑い声が生きる活力。お前本当にネクロマンサー?と、会った同業者には必ず言われる。
しかし、こんなのでもネクロマンサー。どれだけまともに見えても死人好きで死体こそが最高の芸術作品だと思っている。動いて笑って演技する死体とかもう最高。そういうわけで、団員達のことは美しい作品として、そして大切な仲間としても愛している。



 (わりとかなりふんわり設定なので思い付き次第加筆します)
 (また、気になる点など御座いましたら質問してくだされば即興で考えさせて頂きます、はい!)