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Re: 『 vs最凶の能力者を討て 』 ( No.110 )
日時: 2018/04/30 18:54
名前: たま (ID: Je/H7tvl)

 マリエッタは付近が何やら騒がしいことに気付く。

「何かあったのかしら」

 訝しみ前方から必死に走ってきた男を捕まえ事情を聞くと、ゼクトが現れ一つの街がまた崩壊され、今は王都ガルネシアにいると言った。自分はゼクトの魔の手から逃れるため、妖精族の国に助けを求めに向かうのだとも。

「そう……急いでいるのに、ありがとう。それでは、お気をつけて……え? あぁ、私は良いです」

 ゼクトのいる方角へ向かおうとするマリエッタの腕をつかみ、共に行こうと言う。が、その誘いをマリエッタはにべもなく断る。
 なおも引き下がらない男だったが、一瞬見せたマリエッタの横顔を見ておのの行こうき、手を放す。
 その横顔はまるで、何千年と追いかけてきた宿敵を見るようなドロドロとした憎しみに溢れていた。男は自身に向けられていないにもかかわらず、腰が抜けてしまいそうになった。

 そんな男の事など気にもせず、マリエッタは前を見つめる。ゼクトがいるであろう場所を。王都ガルネシアを。

「にひっ。あんがとよ、おっちゃん。助かったぜ」

 唐突に変わった口調に、驚き男はマリエッタを見る。
 そこに立っているのは美しく穢れなき少女―――であるにもかかわらず、男は活発で小憎たらしい近所の小僧を思い浮かべた。

 おかしい、そう思った次の瞬間にはマリエッタは駆けだしており、軽やかに走る彼女の後姿はあっという間に見えなくなっていた。



>>75 でしたら人の感情とかに敏感という設定をつけ足した方が良いですかね?
ふらら~さん>>すみません、王女は確か王の娘的呼び方で、王の女版は女王だったと思うのですが……あ、わざとであればすみません
今の所皆さんゼクトさん殺したい!傷つけたい!って感じじゃないんですね。実質攻撃与えられないのはうちの子だけ…なんか悲しい(´・ω・`)】