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　アンナ―――もとい、マリエッタは笑みを浮かべる。

「やっと、やっとここまで来たわ」

　大切な故郷をあの黒い悪魔のような男に滅ぼされてからすべてが始まった。
　一人っきりでとある劇団の団長にまで上り詰めてまで追い続けてきた。
　その男が最近この近くに出没しているという噂を耳にしたのだ。

「必ず、必ず殺してやるわ……ゼクト・ディアボロス……ッ!」

　その声にはこの世の全ての憎しみや恨みを込めたようなどす黒いものがあった。
　が、しかし。彼女は気づいていないのだろう。
　一人であるがゆえに彼女の表情は悲痛に歪み、自身の心は愛する者に手を下さねばならないという苦しみに押しつぶされそうになっているという事を。



【無駄に説明文が多くなってしまいましたが、今皆さんのいる方面へ向かっています。とりあえず投稿。

　>>59　ありがとうございます。ではマリエッタは攻撃が通じないということで。自分で作っておいてなんですが、アンナは男の趣味が悪いというか。何であんな男を好きになっちゃったんだって感じですよね…（笑）】